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「雇用調整助成金不正受給」「労働裁判」「妻のがん治療」50代男の誰も得しない話!④

この会社に入ったのは
約15年半前で転職して入社した。

当時もリーマンショックで
世間はいろいろと厳しい状況ではあったが
時代とは逆行した新規事業を展開していたり
アグレッシブに動いている会社だった。
当然中心は社長でありワンマンではあったが
今とは違い柔軟なところも多々あった。

どちらかといえば中小企業というよりは
大個人商店といった感じのため
当時から社内秩序なんてなし。

社長が決めた常識的なルールも社長が破る。

300人規模の会社とは思えないほど
ルールも何もなかった。穴だらけの組織でした。

ひとつの事業や店舗・企画・商品開発など
任せられることも多く会社に愛着がなくても
職場や仕事内容などにはやりがいを
感じる従業員もたくさんいた。

社長は毎年景気のいいことを言って
「報酬を出す」と言ってはいたが
お金に関しては、とにかく「セコい」

どれだけ利益が上がろうとも
納得いく昇給や賞与はなかった。
昇給は500円の時がほとんど
賞与が出ることは殆どなかった。
出ても10万あれば奇跡。
年2回出ることなどありえない。
15年間で5回も出なかった。

こんな会社で約15年も務めたのは
仕事内容・施設への愛着や仲間に恵まれたこと。
各部門には優秀な従業員もたくさんいたが
昇給や賞与に反映されず辞めていった。

社員にはお金を与えないが
勤務実態のない妻である副社長。
朝礼や会議にも出ない
息子の専務は莫大な報酬を得ていた。

副社長は業務とは関係のないもの
プライベートで使った費用は
すべて経費にしていた。
報酬と合わせれば年間の数千万は
無駄金になっていたようだ。

このような話は真実性は不明だが
総務から駄々洩れの会社でした。

愚痴みたいになってごめんなさい。
愚痴みたいと言うよりは
完全な愚痴ですね情けない。


雇用調整助成金の不正受給への加担を
強要されたことについてですが…
こんな会社でも潰れてしまえば
元も子もないことは理解していました。

当然ながら各部門長たちも同じでした。


しかし私は自身の部門の社労士に
「不正は絶対するな」
「このような時は落ち着けば
抜き打ち査察される可能性もある」

「待遇の悪い会社なら内部告発される」

このように厳しく何度も言われてきました。
だから社長の指示には従わず
「から休業」は一切しませんでした。

綺麗ごとで言えば会社のために
社長指示とはいえ
不正の申請はしませんでした。


当時
他の部門長たちはこれが詐欺行為?
犯罪に加担していることになるとは
思っていなかったようだ。

「黙っていればわからない」
単純にそう思っていたのだろうか?


この時はのちに労働基準局から
査察が入るとは誰も考えていなかった。

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