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【美術館レポ】奥村土牛展に行ってきた@山種美術館

 本日、東京都渋谷区にある山種美術館の
特別展「奥村土牛ー山崎種二が愛した日本画の巨匠 第2弾ー」へ行ってきた。

山種美術館 外観

 ツイッターのおすすめでこちらの美術館を知り、絵画の絵柄に魅了され、ずっと伺いたいと思っていた。

山崎美術館

 入館すると、1月3日限定のプチギフトを頂いた。

プチギフト(ポストカード)

 頂けるポストカードの絵柄はランダムで、私は10:05頃に美術館に入場したが、まだプチギフトの数には余裕がありそうだった。

 プチギフトの絵柄を一瞬見たとき、
色合いから紅葉かと思ったが、
帰宅してよく見ると桜だったので、
少しびっくりした。


 展示室へ入ると、奥村土牛の言葉や
作品解説と共に、作品が展示されていた。

 特に印象に残ったのは、

①絵柄には人柄が表れる、   温かく清らかに

②何日も通って        (もしくはその場で)写生して、        その写生を元に作品を制作した

といった解説だった。

「①絵柄には人柄が表れる、
温かく清らかに」
 に関しては、私も優しくて温かい作品作りを目指しているので、大いに共感した。

 また「人柄が絵柄に乗り移る」と言語化
されていたので、自分の表現したい絵柄に
なるためには、それ相応の人徳が
必要だと感じた。

奥村土牛 「兎」 山種美術館所蔵
注意事項

「②何日もモチーフの元へ通って
(もしくはその場で)写生して、
その写生を元に作品を制作した」
といった点に関しては、土牛の努力と
フットワークの軽さに感銘を受けた。

 現代ではスマホの写真でスケッチしづらいものも後から見返すことができる。
 
 しかし、写真に頼れなかった時代には、
やはり己のスケッチが最大の記録帳なのだなと痛感した。

 また、土牛は精力的に現地に赴いて、様々なモチーフを何度も写生している
(それも楽しみながら)。

 私も、そのフットワークの軽さと、
絵に対する執念を見習いたいと思った。

 土牛の作品に関しては、
「日本画はベタ塗りで立体感が無い絵画」といった私の固定観念を打ち破った作品ばかりだった。

 薄い顔料を重ねたり、色やタッチを
工夫することによって、モチーフの質感を
美しく表現していた。
 (動物のふわふわ感、壺のツルツル感、
花びらのみずみずしさなどなど)

 その土牛の繊細な感性に触発されて、
私もこのような絵が描けるようになりたい!と強く思った。


 また、美術館にあるCafe椿にて、期間限定の和菓子「ことほぎ」を頂いた。

ことほぎ

  久しぶりに美味しいお抹茶と和菓子を頂けて、幸せなひとときを過ごせた。


 この美術展で、土牛の美しい作品に
触発され、もっと美術のことや日本画に
ついてより深く学びたいと思った。

今日描いた恵比寿様の像
白いので、難しかった…


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