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★画材★鉛筆と、色鉛筆と、万年筆インク、みんなちがって、みんないい。

先輩からの質問に熱く語ってしまったので、こちらにも共有させて頂きます。

先輩:万年筆インクは馴染みが無いけど、色彩がとても素敵だね!
ガラスペンってあの溝にインクを貯めて使うやつだよね?
綺麗だけど、とても使うのが難しそう

uzu:ありがとうございます!
つけペンなので万年筆よりも気軽ですよ!

先輩:万年筆にまず馴染みが無いなー
コピックより使いやすいかな??

uzu:画材として考えると一式そろえて3~4万くらいかかりますが、インクが消耗する事は滅多にないですね

コピックの方が使いやすいと思います。万年筆インクは肌色とか淡い色あまりないので…!でもほかの画材にはない透明感が魅力なので、描く題材にも依存すると思います!

ちなみにカラーインクは食べ物、花などは得意ですが、人物、淡い色の動物は苦手な印象です。

https://mobile.twitter.com/salty_f

私はこの方(万年筆画家のサトウヒロシ様)に影響を受けて、イラストを本格的に始めました。

この方は万年筆で描かれていますが!
※uzuはガラスペンで描いています

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画法としては、下のイラストの黄色い花びらのようにインクをたっぷりペンに含ませてインク溜まりを作って滲みや透明感を出すのがポイントで、これは一部のガラスペンにしかできない画法です(ガラスペンにも個体差かなりあるので…)。

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インク溜まりと細い線の緩急を使い分けて、イラストを描いていくイメージです!
下のイラストのたてがみや首の部分にインク溜まりを作って描き、それ以外は細い線で描いています。

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ちなみにこの馬のイラストは3色プラスホワイトのみです。

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上のイラストのような背景はパステルをカッターで削って、ティッシュで擦るだけなので、超簡単ですが、色選びにセンスが必要ですね。

ちなみに色鉛筆画は、柔らかさとノスタルジックさが魅力で、毛足の長い猫とか描くのに向きますが、めちゃくちゃ時間がかかる(いい作品を作ろうと思ったら10時間以上はザラ)のがデメリットです。

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カラーインクはその点30~60分くらいで大体仕上がるので、ちょうどいい時間感で終わるのも私には魅力です。

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鉛筆画
メリット:濃淡を調整しやすい、ノスタルジックさが出る、色彩を相手の想像に委ねられる
デメリット:色がない、色鉛筆ほどではないが、めちゃくちゃ時間がかかる(3~4時間)

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まとめ

万年筆インク:透明感とビビッドな色彩が魅力。お花や透明感のある食べ物が強い。それなりにコンスタントに描きやすい。
色鉛筆:柔らかさと儚さが魅力。多様な色彩が揃うが、それ故にいくらでも凝る事ができてしまう。
鉛筆:グラデーションを表現するならピカイチ。退廃的な雰囲気を出せる。色鉛筆ほどではないが、それなりに凝ることができる。

それぞれの画材の良さを活かしながら、最高のイラスト制作に励みたいですね!


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