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奈良・大和文華館「いぬねこ彩彩」東アジアの犬と猫の絵画


 いぬ・ねこ、いつの世も。にんげんの、あこがれとやし。奈良市・学園前の大和文華館では、特別展「いぬねこ彩彩さいさい」開催中です。11月12日(日)まで。
(1866文字)


大和文華館やまとぶんかかん

 みどりから黄金色へ。宝石箱のような高台。足を踏み出す、ここちよさ。なまこ壁も樹木のうつろい。
季節も感じる美術館です。

大和文華館(やまとぶんかかん)
奈良市学園南1-1-16
10:00~17:00
月曜定休

もより駅は……
●近鉄奈良線・学園前がくえんまえ駅…徒歩約6分

近鉄学園前駅

  ■■ 大 和 文 華 館 について ■■

昭和35年10月、近鉄創立50周年記念事業の一つとして、当時の社長佐伯勇氏の尽力により奈良市学園前に美術館を開館。日本芸術院会員吉田五十八氏設計の本館は、海鼠壁をイメージした外壁や数寄屋風を取り入れた美しい日本式建築で、周囲に広がる自然苑「文華苑」の風景に見事に調和しています。

大和文華館チラシより
引用いたしました
設計・吉田五十八 氏


いぬねこ・犬と猫

 大和文華館は、館内・展示物は撮影できません。飲食不可ですので、ご注意ください。


きょうは、晴天。わんにゃんファンで満員でした。

観光バスも停まる人気?

掛け軸の、いぬねこ。花鳥風月をバックに生き生きと、いまもむかしも、もふもふ。
動きの一瞬を、とらえる画家。繊細な動物を、紙と筆で描ききる。

画像はチラシより抜粋
構成しています

白と黒の、いぬねこ。麿呂眉まろまゆの、いぬねこ。東アジアの、いぬねこ。

人間の親愛なる友人として、いまも愛され続ける犬と猫。東アジアでは古くから絵画のモチーフとしても人気を博しました。それらは必ずしも心を憩わせる愛らしい姿だけを求められて生まれたのではなく、国を越えてモチーフを共有しながら、日々の幸福の祈り、異国への憧れ、権威の象徴、社会風刺などといった人間の様々な思いを託されることで、しばしば描かれてきたのです。
本展観では、中国、朝鮮半島、日本における12~13世紀に創作された犬図・猫図、計63点を一同に展示します。東アジアで花開いた豊かな動物画の世界を、どうぞお楽しみください。

チラシより引用いたしました

大和文華館は、高台の上にあります。タクシーで入り口まで上ってくるかたもおられます。

展示はワンフロアで、ぐるりとひとまわり。美術品の展示も多すぎず、疲れにくい内容です。年配のかたも多く来館されています。

今回は、お部屋に飾る掛け軸、いぬねこサイズの小さな作品が多かったのです。愛らしい姿を、みなさま、細部まで熱心に鑑賞されていました。


文華苑のようす

 四季彩かがやく大和文華館の
宝石箱。これから深まる、かがやく自然苑。

もみじ
紅葉は……まだまだ
蛙股池(かえるまたいけ)
対岸の中野美術館
あかちゃんの手が秋をまねく
もうすこし
梅園は1月下旬

いつきても、空の青さと調和しています。散策のさいは、土と傾斜で転ばないように、歩きやすい靴で。

シダレザクラ
3月下旬
葉が痩せてきた……
代わりに秋の桜


■春・5月の大和文華館の記事■
若いみどりのようすは?




たてもの・文華ホール

美術研究所
1909年(明治42)設計は辰野金吾
奈良ホテルのラウンジの一部
昭和60年移築
ガラスの質感むかしのものでは
ガラス窓の補強のような装飾
ステンドグラス



たのしいグッズ販売

 大和文華館の建物内の売店にて、収蔵品の絵はがき(各110円)・レターセット・マスキングテープなどを販売しています。

重要文化財
「蜀葵遊猫図」伝毛益 筆
絵はがき110円・購入

布製品では、エコバッグ・風呂敷・がま口など。Tシャツもあります。
展観のオリジナル図録は、美しい写真と解説の保存版。(お安くなっているのもあります)
ぜひ、ご覧ください。

大和文華館 所蔵
病草子 断簡
絵はがき110円・購入

病草子やまいのそうしの絵はがき、前回みて気になっていました。「針治療」らしいのですが、とてもコミカル。失礼ながら笑いをさそいます。今回もあったので購入。

次回のチラシとパンフレット
朝鮮螺鈿の美
2023年11月17日(金)~12月24日(日)
入館料 一般630円

 ■無料招待デー・関西文化の日■
 2023年11月29日(水)・30日(木)
 この機会に是非お越しください!


すこしずつ秋がゆっくりと。
11月下旬ごろ、文華苑はモミジが見ごろです。


  美術館と自然の展覧会へ。



毎週火曜日は
「フォト・イラスト」の日

いつも こころに うるおいを
水分補給も わすれずに


さいごまでお読みくださり
ありがとうございます。

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