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バロン紅葉・藤田邸跡公園

藤田男爵。ジャガイモではないです。バロンでございます。マロンじゃないですよ。マンガ家や画家でもありません。御殿の跡地の公園・藤田邸跡公園ふじたていあとこうえん。バロンの紅葉をどうぞ。お菓子じゃないです念のため。

藤田邸跡公園

関東のかたは、綱島つなしまと読んでしまうかも。網島は、「あみじま」です。
大阪市都島区網島町みやこじまくあみじまちょうにある公園「藤田邸跡公園ふじたていあとこうえん」があります。

藤田邸跡公園ふじたていあとこうえん
大阪市都島区網島町10番地
ご注意・10時~16時まで


舌を噛みそうな名前です。大阪市民でも知る人とぞ知る公園です。
大阪市の庭園、パークではなくガーデン。入場無料。
立派な門です。いかにも広大な屋敷跡というのが見てとれます。
庶民には程遠い、通称・網島御殿あみじまごてんなのでした。

詳しくは、



看板にバロン・男爵の文字

ガーデンズ・オブ・バロン・フジタ……


歴史の教科書にもあまり載らず、学校でも習ったかさだかではない。
藤田伝三郎ふじたでんざぶろう・男爵。
事業家で民間初の男爵。明治時代に活躍し、この地に邸宅を造成した。


男爵。伯爵なら「ベルばら」で読んだ、貴族だとわかる。庶民のわたしは、ジャガイモしか思い浮かばない。なんでしょうか?

男爵(だんしゃく、英:baron)は爵位のひとつである。近代日本と中国で用いられ、子爵の下位に相当する。(中略)

・実業界(18家)著名な実業家には経済発展の功により「国家二勲功アル者」として男爵位が与えられることもあった。
住友家(1911) …(中略)
藤田家(1911)

Wikipedia・男爵より


著名な実業家。聞いたことある豪商の名。そんなシステムがあったとは。そういえば、バロン西さん。ヒゲ男爵は、関係ないですね。


この藤田邸跡公園の東に2022年4月に「藤田美術館」がオープンしているのです。じわじわとメジャーになること間違いなしエリアですぞ。

藤田美術館



大阪の別世界へ

いざゆかん。藤田財閥の夢の跡。
大阪市の土地になるも、
あたりは1945年の大阪大空襲で焼失
門は貴重な歴史の語り部。
門をくぐると竹林。
メインストリートはコンクリートながら、
自然石の脇道や遺構が多く残ります。
右手に芝生広場と藤棚
赤く色づいてきました。
藤棚より
多宝塔
白い建物が藤田美術館です。
のんびりピクニック
カップルやファミリーがごろんとしています。
和歌山・高野山の光台院から
多宝塔を移築
1916年(大正5)
また青い紅葉のエリアもあります。
2022年5月撮影
雨に濡れた自然石
2022年5月撮影
メインの池
子どもたちが網を持って走り回る
ほんのすこし前の静寂
2022年3月撮影
桜がほころび大阪に春の訪れ


梅雨空と石畳
大阪の四季を映し出す



紅葉はこれから

色づいているところもあります
紅葉のグラデーション
池の回りをぐるりと巡る
「林泉回遊式庭園」
絶景と噂の築山部分は
残念ながら2018年の台風で閉鎖
2021年12月撮影
立ち入り禁止
現在も築山には入れません。
平地部分に高低差がついている庭園だけでも、散策にじゅうぶんです。
あずまやが数ヵ所
くつろぎの場
大阪城ちかくの高層ビル群は
「大阪ビジネスパーク」
もと大阪砲兵工廠。
そのため空襲の標的になり壊滅的な被害を受ける。
あかい紅い星が降る
くぼんだ地もあり陰道に
春は桜や桃が香ります
消し炭のカヌレ
2022年5月撮影
抹茶のカヌレ
大阪の紅葉の見頃
2022年は11月25日ごろ
トイレは一ヶ所あります
売店はありません、ご注意
婚礼写真の撮影に遭遇することも
白無垢 羽織袴
幸せな星がきらめく



あみじま茶屋

2021年12月撮影
黒い重厚な扉の向こうは
まだふみもみず
藤田美術館


藤田美術館併設。
都会のガラスと白木のテーブルセット。「おもてなし」の建物。
藤田美術館に来た人は、入り口の前に茶屋があるのが、わかります。
もったいなくも知らない人は通りすぎてしまいます。


お茶とだんご。抹茶・煎茶を選んでゆっくりとどうぞ。
職員さんが、こころを込めて。だんごをあぶり、お茶を点ててくださいます。


器やお盆も作家さんの作品。ぬくもりに包まれて。
 だんごは都島区の和菓子屋「冨久屋」さんではないだろうか?


JR東西線・大阪城北詰おおさかじょうきたづめ

最寄り駅です。JR東西線、なかなか乗る機会がない人も。
むかしはJR片町線といい・片町駅が近くにありました。

藤田邸跡公園
藤田美術館・あみじま茶屋
真下はJR東西線・大阪城北詰おおさかじょうきたづめ
北新地駅~大阪城北詰駅・約5分
JR大阪駅の南東に東西線があります
地下駅の大阪城北詰駅


男爵邸、バロンの紅葉。これからです。
藤田美術館・あみじま茶屋とセットで、おでかけ。
ひとりでも、ファミリーでも気持ちいいお散歩タイムを。

バロンの紅葉。



毎週日曜日は
「自由エッセイ」の日


いつも こころに うるおいを。
水分補給も わすれずに。


最後までお読みくださり、
ありがとうございます。

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