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ありがとう、だんごちゃん

こんにちは。


先日、息子(5歳)の
飼っていたダンゴムシが1匹、
残念ながら
死んでしまいました。

その後、
その1匹の後を追うように、
残りの2匹も
死んでしまいました…


息子は
とても落ち込んでいます😢


息子の作った
ダンゴムシのお部屋には、
ダンゴムシの亡骸が
そのままになっていました。



「死んじゃった
 だんごちゃんは、
 どうする?」

息子
「どうするって?」


「このまま放っておくわけにも
 いかへんやろ?
 どっかにぽいってしちゃうのか、
 お墓をつくるのか…」

息子
「おはかって?」


「お墓っていうのは…
 方法はいろいろあるんやけど、
 例えば、土に埋めるとか。
 それで
「ここがだんごちゃんのお墓です」って
 棒を立てるとか。」


息子
「うん、そうする!
 おはかつくる!」


私は、
家の庭ならどこでも
お庭を作ってよいと
息子に伝えました。

息子と私と娘(3歳)とで
お庭に行きます。


すると、

息子
「ここにする~」


息子が選んだのは、
何も植えていない
植木鉢。


お花ではなく、
亡骸を埋めるのね…😓

まぁ、いいか…💦

確かに、
埋めやすそうだ…😅


息子は、
ダンゴムシの亡骸を
植木鉢の土に埋めます…🪴


私は、
手を合わせて


「だんごちゃん、
 天国で幸せに暮らしてください。
 今まで仲良くしてくれて、
 ありがとう」


すると、
それを見ていた
息子と娘も、
小さな手を合わせて
目をつむりました。😌🙏


息子
「なんで、
 おいのりするの~?」


「死んじゃっただんごちゃんに、
 ありがとうとか、
 天国で幸せにくらしてね
 とかを伝えるためだよ」


すると、
息子はもう一度
手を合わせました。


そして、
お墓を見つめながら
ポツリと一言。

息子
「(ダンゴムシは)
 おへやが、きにいらなかったの
 かなぁ…」


そして、

息子
「ぼう、ちょうだい~」
(お墓に立てる棒のこと)


3人で家の中に入ると、
私は、割り箸を息子に
手渡しました。


息子
「なんてかくの?」


「『だんごちゃんのおはか』
 とか?
 好きなように書いていいよ。
 何か考えてみて。」

息子
「わかった!
 『だんごちゃんと、
  なかよくくらしていました。
  でも、だんごちゃんがしんでしまって、
  みんなかなしいです。
  なかよくしてくれてありがとう。
  だんごより』
  って、かく~」


長いな…😅

そんなに
書ききれるのだろうか…💦


すると、

息子
「やっぱ、
 『だんごちゃんのおはか、まる』
 ってかく~。
 ママ、かいて~」


だから、
私は紙に見本で
「だんごちゃんのおはか。」
と書きました。


息子の要望で、
なぜか「。」をつけます(笑)


息子は、
別の厚紙を用意すると、
ペンを手に、
一生懸命に厚紙に
お墓の文字を書いています。✏️


私のイメージは
割り箸に直接書くもの
でしたが、
息子は紙に書くようです。


息子
「『ん』は、むずかしすぎ~
 ママかいて~」


そうして、
息子は、なんとか
お墓の文字を
書き終えました。

それを、
割り箸にテープで
張り付けています。


なるほど。

息子は、
立て看板のような
イメージなのね🙂



1本の割り箸に
厚紙を張り付けると、
その割り箸にもう1本、
割り箸をテープで
つけ始めました。


息子
「2ほんのほうが、
 しっかりたつと
 おもうからー」



因みに、この時点で、
お風呂に入る時間を過ぎていて、
娘はすっかり
自分で服を脱いで
はだかんぼうで
待機していました(笑)


だから、


「もう、あとはできるね?
 お母さん、お風呂で待っているから、
 満足するまでできたら、
 お風呂にきてね。」


そうして、
黙々と作業を進めている
息子を残して、
私と娘は
お風呂へ向かいました。


しばらくすると、
お風呂場に
息子がやってきました。

息子
「できない~!(泣)
 ママやって~!(泣)」😫


どうやら、
割り箸がうまくつかない
ようです💦



「今、お風呂入っていて
 できひんから、
 お風呂から出たらやるから」

息子
「やだ、いま~!(泣)」😫


しばらく泣いていた
息子ですが、
またリビングへと
戻っていきました。


さらに、しばらくすると、
息子が再び
お風呂場に
戻ってきました。


息子
「できたよ~」


「できた?
 一人でよく頑張ったねぇ!
 最後まであきらめずに、
 よく頑張ったなぁ!
 偉かったよ!」


息子
「ほしでさん、なんていってた?」
(宇宙飛行士の星出さんのこと)


「失敗しても諦めない。
 チャレンジが大事」

息子
「チャレンジが
 だいじです」


「そう」

息子
「ぼく、そうしたー」


「ほんまやねぇ。
 有言実行やなぁ」

息子
「しっぱいしても、
 あきらめなかったら、
 ひもごまも、
 まわせるようになるかもって
 わけ?」


「そうやね。
 回せるようになるかもなぁ」

息子
「ぼく、そうする~」




息子の
失敗しても諦めない気持ちで
ようやく出来上がった
だんごちゃんのお墓。🪦



だんごちゃん、
息子にやさしいひとときを
どうもありがとう😌✨

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