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出前授業レポート@葛飾区立葛美中学校

CSAJプログラミング教育委員会では、これからも生徒・保護者・先生の幸せを目指し、学校教育に関する様々なサポートをしてまいります。(事務局)CSAJプログラミング教育委員会では、子供・保護者・先生たちを幸せにするようなICT教育の在り方と学校現場のDX化のための施策を議論・検討しています。

このたび、Webサイト掲載の委員会活動を見た学校から要請があり、これからの進路を考える、中学2年生を対象とした職業体験の講演依頼がありました。

様々な業種・業界から、実際に働いている人たちに仕事内容を聞くことで、職業の具体的なイメージを持ち、職業に対する興味・関心を深めるとともに、自分が就きたい職業は何か、どのような勉強が必要かを考える一助とするためのものでした。

開催当日、たくさんの業界の名札が貼りだされていました。私たちの業界は「エンジニア・クリエーター」枠に分類されてます。

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今回のハローワークでは、プログラミング教育委員会メンバー、フォーラムエイト様にご協力いただきました。

講演では、ソフトウェアがどのように社会で活用されているのか、そしてソフトウェアを開発するには、プログラミング技術だけではなく、ソフトウェアを構成する要素として、業種・業界の知識が必要であること、例えば、橋の3D図面を描く際には、物理演算が必要であることなど、現在勉強している授業が社会にどう役立っていくのか、自社製品を例にご説明いただきました。生徒からの質問では、仕事のやりがい、大変なこと、勉強しておくべき教科、必要な資格などがあげられました。

休憩をはさみ、いよいよワークショップです。クラウド上にあるVRで作られた街にアクセスして、街の景観を見てもらい、よりよい街づくりにするためには、どのようなものがあればよいか、グループで話し合ってもらう、というものでした。

まず、ブラウザを立ち上げて、指定するURLに生徒たち自身で入力してもらいます。
しかし、ここで問題が発生。入力後の生徒の画面を見ると「サポートしていない」とエラーメッセージが…
学校で日常的に使っているブラウザが、IEだったのです。

我々IT業界の人間には、すでにIEを使う人はおらず、それが当然のようにも思っていましたが、一般的にはまだIE文化が根強く残っているのだなと実感しました。
幸いにも、学校で使用しているほかのサービスでChromeを使っていたため、デスクトップ上のショートカットから、URLを入力しなおし、無事にアクセスすることができました。

生徒たちは、3D上で表現された街の景観をカーソルで移動しながら、各々操作しています。ワークショップに入って、PCに触れたとたんに、生き生きと、楽しんでいる様子が印象的でした。

ワークショップの最後には、生徒たちが考えるアイデアを発表してもらいました。「川がきれいなので、このままきれいな川が保てるように、もっとごみ箱を置いたほうが良い」、「もっと多くの観光客がくるように、食べ歩きできる飲食店を増やしたらどうか」など、より良い街にするための工夫がいくつも登場し、ソフトウェアを活用した街づくり体験で終了しました。

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葛美中学校の皆様には、このような機会をいただきましたこと、そして、フォーラムエイト様におかれましては、本ハローワークへのご協力、改めて御礼を申し上げます。誠にありがとうございました。

CSAJプログラミング教育委員会
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