シニアの運動効果:健康寿命に与える影響を解説
シニア!!
普段僕たちは”高齢者”という言葉を使います。WHO(世界保健機構)や日本老年学会・日本老年医学会で年齢が定められている言葉ですね。
僕のイメージですが、”高齢者”より”シニア”の方が元気に活動しているイメージがあります。なので、僕の記事では積極的に”シニア”という言葉を使っていこうと思います。
介護予防教室では常々「運動をしましょう!」と言っています。今回の記事では、シニア世代が運動をすることでどのような健康効果が期待できるのか、そのメリットを解説していきます。いきいきと生活するためのヒントを見つけて、より活力ある日々を過ごしましょう!
運動と健康寿命の関係性
運動は病気の発症リスクや死亡リスクを低下すると様々な研究から言われています。
日本の運動不足による死亡者数は、喫煙、高血圧に次ぐ第3位という報告もあります。
適切な強度の運動は多くのメリットがあるようですね。具体的にどのような効果が期待できるかみていきましょう。
生活習慣病の予防
生活習慣病と生活習慣は下記のようになっています。
生活習慣病
脳卒中
がん
心臓病
糖尿病 等
生活習慣
食習慣
運動習慣
休養
喫煙
飲酒 等
運動を習慣的に行うことでこれらの病気の原因となる、肥満(メタボ)、高脂血症、高血圧症、動脈硬化の予防や改善に繋がります。
骨密度の低下予防と骨折予防
骨は運動で負荷をかけると強くなり、逆に負荷をかけないと弱くなる性質があります。なので、運動をすることで骨密度をアップさせることができます。
転倒予防は転ばない体と転んでも骨折しない丈夫な骨が鍵となります!!
筋力を増やし活動度が向上する
筋力が十分にあれば余裕を持った活動をすることができます。体力も向上しますし、疲れにくくもなります。より活発に活動すれば健康増進に繋がります。
認知症の予防
認知症の中でも多い、アルツハイマー型認知症は脳に原因となる物質がたまることで起こります。運動をすることでこの物質の蓄積を減らすことができます。
さらに運動をしながら認知課題を行うことで、より効果的な予防が期待できます。
ストレス解消とうつ病予防
運動は気分転換やストレス解消につながり、メンタルヘルス(こころの健康)の改善にも効果があるといわれています。
体を動かすと気持ちが晴れてすっきりしますよね!
よい睡眠をとることができる
運動習慣がある人は不眠が少ないそう。とくに習慣的な運動が重要。1回きりの運動では効果が薄いんですね。
寝付きがよくなるのと深い睡眠を得ることができるそうです。
自信につながる
運動や筋トレをして自分が理想とする体型に近づくことで、自己肯定感が高まります。周囲からの賞賛の声も嬉しいですよね!
また、テストステロンやドーパミンといった物質が分泌されることで意欲向上やポジティブ思考になります!
まとめ
適切な運動習慣は、シニアの健康寿命を延ばすためのカギとなります。生活習慣病の予防、筋力や骨密度の維持、認知機能を保つなど、多岐にわたる健康効果が期待できます。
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