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#140字小説『定位置』/お題:カレンダーの日/Xへポスト12/3

2023年12月にX(旧Twitterと呼ばざるを得ない)へポストした
140字小説を紹介します

※改行などは、Xへポスト時点より修正している場合があります。

『定位置』

カレンダーをめくるのは彼女の仕事だったから、窓ガラスに結露ができる頃になっても、壁のB3サイズ分だけ常夏だった。
年が明けたらいっそカレンダーを飾るのをやめてしまおうかと考えたけど、空白ばかり目立つから新しいのを買ってきた。
代わりに色違いのマグカップは、今年最後の不燃物の日に捨てた。

2023年12月3日作

◆12月3日は「カレンダーの日」なので
 自主お題として創作しました。

カレンダーに関する全国組織である「全国団扇扇子カレンダー協議」と
「全国カレンダー出版協同組合連合会」が、制定したそうです。
日付は、太陰太陽暦が明治5年12月2日で打ち切られ、翌、12月3日が太陽暦
の明治6年1月1日となった明治改暦の史実にちなんでいるらしいです。
この改暦により、日本は太陽暦を採用している諸外国と外交上の足並みを
揃えられることになったといわれています。

★Xのアカウント:想田翠/140字小説・短編小説 @shitatamerusoda
 #今日は何の日 タグを付けて、投稿(ポスト)したものです。

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◆同じく、Xにポストした140字小説を紹介した記事はこちら。↓

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 300字:1分程度で読了可能だと思いますので、ぜひご一読ください。↓

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