見出し画像

#140字小説 #1月の星々 への投稿作品/5作品まとめ記事

note初回投稿の自己紹介記事
『#140字小説 と出逢い、大海へ漕ぎ出した言の葉の小舟』

でも触れましたが…

hoshiboshi (https://note.com/hoshi_boshi)さんは
月ごとに定められた文字を使った140字小説コンテストを主催しています。
月初め~末日にTwitterのハッシュタグとリツート機能を用いて
1人につき月5作応募可能です。
※詳しくは

 をご覧ください。

#1月の星々 1月の文字は「定」でした。
140字小説の投稿をスタートしたばかりの私も
5作応募させていただきました。

想田翠/140字小説・短編小説 @shitatamerusoda

#1月の星々 に投稿した作品をまとめて紹介します。

※作品の解説は時間を経てからいずれするかもしれませんが……
 まず先入観などを持たずに読んでいただきたいので、あえて書きません。
※改行などはTwitter投稿時から修正しています。

「共感よりも称賛が欲しい。そこに一定数の批判が雑じったとしても」
線香の匂いが立ち籠める部屋で見る写真の中の彼はホッとしたように笑っていた。 対比であの日の笑顔が強がりだったとわかる。
主がいなくなり初めて誹謗に対する憐みの共感が集っている。
彼の衝動は俺の人生をかけて称賛しない。

1月6日作 『共感と称賛』

究極の選択:才能と知性どっち?
大半が才能と即答。何者かになりたくてなりたくて…こんな辺鄙な美大まできたんだから。
「知性かな。家庭を持って定年まで公務員を勤め上げて…が理想」

皆の首を傾げさせた彼は今、トロフィーを胸にフラッシュに囲まれている。 よれたネクタイ姿で呆然と視聴した。

1月6日作 『究極の選択』

彼氏とはオンラインでしか会えてないの。「このご時勢ねぇ」
他の女にも愛想ふりまいてて…。「それは背信行為じゃない?」
毎週定刻の約束があるらしくお暇することに。
彼女は既に私の存在を忘れてスマホに夢中。
「推しを彼氏って呼ぶタイプ!?」

無言で配信を凝視する瞳はガラス玉のようだった。

1月7日作 『一線』

夫は不妊治療に非協力的だった。
友人の妊娠報告が連続して情緒不安定になると「これが俗に言う不妊様か」と冷笑した。
お客様は神様だと客自身が言うのはおかしいが、話が違う。

「お前に産みの苦しみはわからない!」
筆の進まぬクリエイター様が吠えた。
言うだけは容易いと帝王切開の傷跡を撫でた。

1月12日作 『言い様』

今時定例会議なんてとホワイトボードでのタスク管理に呆れつつ見れば、
チームスケジュールのはずが担当者欄は私の名ばかり。
苛立ちはEnterキーやマウスクリックに反映される。
「生活音デカ種族か?」
コソコソ話も過敏な地獄耳には届く。
私のモールス信号は誰にも届いていないのに。ー タ.ス.ケ.テ

1月18日作 『ブラック&ホワイト』

以上の5作品です。
毎月ほしおさなえ先生と星々運営スタッフさんたちによって選考され
受賞作は星々のサイトへ掲載されるそうです。
そして、優秀作〈入選〜予選通過の全作品〉は雑誌「星々」に
掲載していただけるみたいです。

入選の一席・二席・三席と佳作作品は、ほしおさなえ先生から
選評がいただけるそうで……
いつかいただけたら…うれしいですね。

1月4日から140字小説を書き始めて、今回が初めての応募でした。
まずは予選通過できることを目標に!
#2月の星々も応募しているし、他のみなさんの作品も素敵なのでhoshiboshi (https://note.com/hoshi_boshi)さんも
ぜひチェックしてみてください。

★記事を読んで、スキやフォロー、シェアなどをしていただけたら
 励みになります。

◆「#140字小説方丈杯」に投稿した140字小説を5~6作品をまとめた記事
 【シリーズ:11記事投稿】もぜひご一読いただけたら幸いです。↓

★#140字小説・短編小説など をTwitterでも投稿しているので
 覗きにきてくれたら幸いです。↓
想田翠/140字小説・短編小説 @shitatamerusoda

★Twitter投稿の方も、もし気に入ったらフォローやいいね
 リツートをしていただけたらうれしいです。
よろしくお願いします。

※Twitter投稿で  #monogatary ○月○日のお題「○○○」明記のものは
 monogatary.com さんで毎日12時に発表されるお題から着想を得て
 140字小説としてしたためたものです。

↑ 想田翠 の投稿ページもよければご覧になってみてください。
※ほぼ毎日投稿しています。
 毎回背景・フォントなども物語に合わせて選択しています。

自己紹介記事はこちら ↓

スキやフォローだけでもありがたいですが、もしサポートしていただけたら 「あなたが紡ぐ文章にも幾許かの価値はあるよ」と認めてもらえた気がして……飛び上がって喜ぶと思います! 創作活動の励みになるかな。知らんけど。 (知らんのかーい! ……ふざけてません。想像がついていないのです。)