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【メンター】意識が高くて何が悪い

古くは若手だった私も気が付けばベテラン(おじさん)社員になり、メンターとして、新入社員や中途社員の方のサポートをする機会が増えてきていました。およそ20名以上の方とメンターとして関わりました。

メンターをしていた時、若手に必ず伝えていたことがあります。

それは
「意識が高くて何が悪い」
です。

最近の若手は「あの同期は意識が高い」という言葉で、冷やかしているように感じることが多かったです。

「目立とうとしているだけ」
「実力が伴ってないくせに」
「上から目線でウザい」

私から見たら「意識が高い若手」は、高い目標を立て、積極的で、努力を惜しまない人だと思っています。
若さゆえに、周りから見たら、ウザかったり、目に余ることもあるかもしれません。

けど、それの何が悪いんですか?って感じです。

私がメンターをするとき、試してみることをお願いすることがいくつかあります。

お願いしたこと
(1)社内の勉強会などでQ&A時間になったら、最初に手を上げて質問してみてください
(2)部内で「この仕事(雑用)って誰がやる?」という話になったら、無条件に手をあげてみてください

この2つです。

それぞれ意図があります。
意図を伝えずにやってもらうことが多かったです。
(この意図を事前に伝えたほうがいいかはまだ答えが出ませんが、意図を事前に知りたがる若手は多かったです)

(1)勉強会で質問する、ということは、質問をすることを前提に説明を聞かなければなりません。
つまり質問を考えながら聞くために内容に集中する効果があります。
また、最初に質問する人は、他の人の印象に残りやすく、顔を売りやすいです。新入社員はみんなに早く顔を覚えてもらった方が仕事がスムーズにいきます。また、みんなのためを考えると次の質問をする人が気楽になります。いいことばかりです。

これを「意識が高い系の行動」と言ってしまってはダメなんです。

(2)次に、誰も手を上げないような雑用に手をあげるってとても大事です。特に若いうちにです。すぐに後輩が入ってきて、その仕事を取ってしまいます。分かりやすいのは「職場の飲み会の幹事」です。確かに超面倒ですw
日程調整、店選び、価格帯の選別、関係者への案内、乾杯など当日の段取り、お金の収集と会計、など一連の「やることリスト」が、出てきます。これをスムーズにやれるかどうか、は本業でも役に立ちます。営業職だとお客様との懇親会をセットするときです。いきなりお客様相手に本番ってのはキツイと思います。

これも「幹事に手をあげちゃって目立ちたい意思高い系だよね」って言ってしまってはダメなんです。

周りの目を意識して消極的でいる若手より、少し鼻についても意識を高く持つ若手を私は応援したいです。

ここまで書きましたが、若手に限らないかもしれません。
年齢は関係ないかもしれませんね(笑)

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