artist inの刺繍クラブ、初めての開催。
みんなで刺繍の時間を過ごしましょう
昨日は、初めての試みとなる「artist inの刺繍クラブ」を開催。
今回の趣旨を簡単に言うと、
それぞれに刺繍の材料を持ち寄って、同じテーブルで刺繍する時間を過ごしましょう!というもの。
場づくりとして私が準備したものは、古い美術本と手芸本を数冊のみ。
あとは、ほかの参加者と同じように、自分が刺繍したいものを準備しました。
ひと足先に編み物クラブを開催していたので、雰囲気をつかんでいたつもりでしたが、実際に自分がホストとして、同じテーブルで刺繍の時間を過ごしてみたら、また新しい光景が見えてきました。
普段使いの刺繍の道具を持ちよって
参加した方はアトリエに到着すると、それぞれに自分のバッグから、ごそごそと刺繍道具を取り出します。それを、テーブルに並べて、刺繍の作業空間をしつらえていく感じ。
みなさんのバッグからどんなものを出てくるか、
どんな刺繍セットが出てくるんだろう?その瞬間がとってもワクワクする。
そこで私の目を釘付けにしたのは、刺繍をするためのお道具やその入れ物でした。
刺繍枠がより使いやすいように、花柄の布が巻きつけてある枠だったり、
まち針の持ち手のところに、ものすごく小さなシールを貼ってあったり、
自作の刺繍入りのニードルブックに、丁寧に針が刺してある様子だったり、
見たこともないような1点もの、作家ものの針刺しやまち針だったり。
「この針刺しは、中国に旅行に行った時に買ったんですよ」とか、
気になるアイテムから、会話も広がっていく。
まるで、その人のお家のリビングにお邪魔したような気分になるくらい、
普段使いの刺繍道具を見ることが、その人のプライベート空間に入るような
こんなにワクワクすることだと思っていませんでした。
お道具を楽しむこと、刺繍を楽しむこと
手芸道具は、いつも目にしている見慣れたアイテムなはずなのに、どれもこれも、出会ったことのない個性的な人に出会うような。
「隣の芝生は青い」とは違うけれど、隣の刺繍道具は別世界!かもと思うくらいにバラエティあり。
刺繍が好きな人は、道具から楽しんでる、大切にしていることを感じました。
機能性が優れていればいいと思っていた私の道具まわりは、種類は豊富に揃っているけれど、かなり殺風景だったようです!唯一、自分の目が楽しめるように取り入れたのは、子供の頃から家にあったメリーチョコレートの懐かしのお菓子缶を使っていることくらい。
刺繍を楽しむって、刺繍の制作だけじゃないんだなあと、まるで、初めて刺繍の世界をのぞく人のような気分にも。
みなさんの手芸道具を見て、「刺繍を楽しむ」気持ちをいっぱいチャージさせてもらいました。
報告つづきます。
*次回の吉祥寺アトリエでの「刺繍クラブ」は3/20の予定です。
2月下旬には、スペシャルな場所での刺繍クラブの計画も進行中。
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