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初めて睡眠導入剤が処方された話<#11>
睡眠薬を飲んでいることは、わたしは全然恥ずかしいことではないと思う。
だけど、だけどさ。
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新聞記者1年目の6月末、過呼吸になり会社を早退した。
人事部から診断書を提出するように求められたため、土日を含めた4連休明けの朝、初めて心療内科を訪れた。
傷病名は「過換気症候群」。
慣れない環境で溜まったストレスや疲労があったにせよ、たった1回。たった1回、たまたま勤務中に起きてしまった過呼吸によ
記者失格なことを見抜かれていた話<#10>
2024年2月8日の朝。
朝刊の社会面を流し見していた目が止まった。
保育所で乳児死亡 遺族「うつぶせ、窒息」
警視庁捜査 東京・世田谷
私は「ああ、まただ」と思った。
14年前のいくつかの映像が思い出される。
高校から帰宅すると、母はおらず、代わりにテーブルの上にスーパーの弁当が置かれていた。白い書き置きのメモには、悪筆な母のさらに震えるような字で「はるちゃんが亡くなったので 病院に行って
「NHK取材ノート」さんに取り上げていただきました!
https://note.com/nhk_syuzai/n/n1c1fd1b53743
新聞記者を辞めるまでの日記について。
感想をいただきました。
手が震えて、心臓がバクバク鳴っています。
「自分に甘い」のは、本当にその通りです。
ただ「人間としてかっこ悪い」「元新聞記者を語る資格がない」「自分に向き合えないあなたの弱さ」は受け止めきれずにいます。
デスクからの電話で過呼吸になって救急車で運ばれた話:前編<#7>
ゆとり・ポンコツ・ヘタレな新聞記者1年目の阿鼻叫喚な日記を、数回にわたって書いてきました。
4月の入社から配属、5月のサツ回りでのハプニング。
「数年前の今頃は、こんなことしてたんだ~」と未熟な自分に思いを馳せながら、実際の時期に合わせて投稿していました。
この<#7>は6月下旬のできごと。今日は7月30日。約1ヶ月のズレ。
1ヶ月の間、この話を書く筆が進まなかった。このことを思い出す勇気がわか