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記述が苦手な家庭教師は、どのようにしてそれを克服したか笑(教材編)


お役にたって、罪滅ぼし笑


こんにちは、川畑です。
いつも、小難しいことばっかり書いているので

たまにはみなさんの役に立つことを書いて
罪滅ぼしをするか、という気持ちになってきました笑



わたしは、「詩人・SSW」という肩書にしていますが、

職業の大部分(25年くらいかな)は塾講師をやってきました。



いや、やりたくてやったわけではなくて、
ほかにできることがなかったからです笑


これが天職だったのかと気づいたのは、
定年がみえてきた50代になったあたりですね。

遅いっすよね。

遅いけど、気づけたから、いいか。

ま、
それはいいとして、

定年になるまで、
埼玉県の中学・高校受験の大手で国語を教えていて

その後は、移住した青森の個別塾で
大学受験の英語・国語を教え始めました。

もうキャリアの最後だから、

受験界で生きてきた自分の総決算をしようと思ったのです。

キャリアの総決算は、「京都大学」攻略っっっ笑


5年ほど個別塾で教えて、
最後は、独立して

4年間担当していた生徒さんたちだけを
2名、教えることとなりました。

高校受験生は、家庭まで行って教え、
大学受験生は、リモートで教えるというスタイルです。

で、今回の話は
その大学受験の生徒さんに関係しています。

彼の第一希望は、
その時点では「京都大学」でした。

(実際に進学したのは、
「東北大学」です。)

で、彼は高校2年の冬には、
センター試験の過去問平均が9割に到達していたので

難化している共通テストでも、
このあと対策していけば

8割にはなるだろうという見込みが立ちました。
(結果としては、23年1月実施の共テで9割を確保しましたが)

英語の方はもう不安がなかったので、

3年生の部活終了後は

国語を対策することにしましたが、
わたしは、私立文系(早稲田の一文)の出身です。

ややこしい
書き抜き問題が好物なのです。

国立難関の記述系を解いたことがありません。
いったい、どうやって教えたらいいのか、



いや、その前に
「オレ、東大や京大の問題、解けるのか」問題に直面しました笑

どうやったら、記述って書けるのよ


というわけで、やっとたどりつきました、

記述が苦手な家庭教師は、

どのようにしてそれを克服したか(教材編)、
です。

とりあえず、
店頭やネットなどでよさそうな本を探してみました。

しかし、買って読んではみるものの
これが実際に役立つかどうかの自信がつきません。



関西の駿台はすごいらしいという噂だったので
青本の解答と、解答方法を熟読しましたが

こんな特殊な方法で
受験生全般への普遍的な方法論になりうるのか、という

疑問が拭えません。
ということは、やはり、

第一人者に学ぶのがよかろうということで
林修先生が講習で使用したプリントというものが

メルカリにあったので
これを9千円ほどで購入しました。

林先生のプリントはやっぱりすごかった笑


人生で最も高価な教材でした笑。
しかし、これは、素晴らしかった!

なるほど、みんなが、
「東大に合格したいなら林先生の授業一択」というのも

じつに納得できる話です。
東大の過去問などを例とした

林先生の模範解答を読むことができます。
赤本や青本の解答とは違います。

納得できる、優れた模範解答が
ここにあります。

もう悩む必要はありません。

でも、林先生がお書きになった

「記述が書けるようになる本」というのは存在しません。
当然です。

秘伝をわざわざ薄利で外にだす必要はありません、
毎回ライブで実践した方が収入的に高価ですからね笑

仕方がありません、
まずは、

「林先生の高価な講習プリントをネットで買う」を
おすすめします。

効きます、
間違いありません!

赤本、青本、市販の参考書を集めても
このプリントを超えるものはありません。

塾に行ったと思って、
清水の舞台から飛び降りてください。

林先生の教え通りにやっていくと
だんだん自分の書く解答が、

模範解答に近づいていくのが実感できます。

楽しいっす笑

次は、予備校の模試の過去問!


次に準備するのは、
予備校が実施している大学別模試の過去問です。

わたしの場合は、
生徒さんが京大志望だったので

河合塾「京大入試オープン」、

駿台「京大入試実戦模試」の過去問を

それぞれメルカリやamazonで買いました。
これも高かったっすw

両方で結局、
6千円ぐらいかも。

いっときますけど、
自分の勉強のための参考書は自腹っすよ。

ほんと、
受験はいろいろとお金がかかるっす。

しかし、これも効きますw
ただし、採点基準をよく読みながら

自分の答案を冷淡に採点する必要があります。

模試を受けたあと、

記述のところをオール×にしたり、
半分くらいの△にしたりしていては、

上達しません。
ほぼ、ひとつの単語について、

1点くらいの細かいサイズでの自己採点が必要です。
練習していくと、そういうことができるようになります。

これは、林先生でも同じです。
結局、同じなんです。

最後は、赤か青!


最後に、
赤本と青本です。

最終的には20-30年分は解くことになるでしょうが、
上達するにつれて

赤本に足りない部分、
青本に足りない部分が見えてきます。

どっちかにしぼりたい人は、
青本の「入試詳解」がいいと思います。

これはamazonの中古で
2000円しないくらいだった。

この3点ですね。この3点が基本です。
「林先生の高価なプリント」笑、

「予備校の模試過去問」、
「駿台の入試詳解」。

京大については、これでオッケーです。
準備はできたということになります。

劇的すぎる結果に高笑いっっっ笑


わたしの生徒さんの場合、どうなったかというと
対策前の8月と対策後の11月の3ヶ月で

1回目と2回目の
結果の違いはこうです。

京大入試オープン
48.2→72.2(偏差値24.0アップ)、

京大入試実戦模試
41.8→72.5(偏差値30.7アップ)

いっときますけど、
校内の全員受験の進研模試じゃないっすから。

大手予備校の
ガチ勢模試っすから。

いやー、
劇的すぎる大成長じゃないすか。


よかった、よかった、


しかし、効き目ありすぎやろ、とか

二人で笑いあいましたよ、
リモートのあちらとこちらで。

まだ間に合うけど、余裕を持って!


というわけで、今回は、
京大を例にして

記述問題を解くための教材を紹介いたしました。
費用としては、

林先生プリントがほぼ9,000円、
予備校模試の過去問が二つで6,000円ぐらいだったかなあ。

青本の「入試詳解」が2000円として、
17,000円の投資ですね。

塾の1ヶ月分くらいにはなりますが、
行くよりも絶対安いっす笑

期間的には、
現代文に限れば1年はかかりませんね。

しかし、現代文は基礎学力に左右されるからなあ。
なんともいえない。

基礎学力というのは、
進研模試の偏差値が70前後あたりじゃないかなあ。

そのくらいの人だと、
半年ぐらいで得点になる記述が書けると思う。

まだ5月なので、
高校3年生でも間に合いますが

国語はあまり学年に関係がないので
高2あたりで、こういう勉強方法を始めたほうがいいっすね。

「部分ごとに配点の書いてある教材で
自分の答案を採点するという勉強法」です。

これで、
大学受験を控えている高校生、

および
その保護者の方、

および、大学受験生を抱えているが、
国語の成績が伸びなくて悩んでいるという

かつてのわたしのような
家庭教師の方にもお役にたてればうれしいっす。

教材編に続き、
次は、訓練編を書く予定です。


ではでは。







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