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拘束について

安全ベルト付けられた患者さんが居るんだ。出戻りで入院してきて、知ってる人。多分相手も顔は知ってるんじゃないかな。

それでずっとフラバ起こしてる。ずっと動悸してるし頓服はフル活用。それでも効いてこない。
イヤホンで音楽ガンガンかけて誤魔化してる。

ベルトはすごい怖くて、腰の骨折ってコルセット付けた時と同じ感覚するんだ。それだけでもフラバ起こしてたのに、足にベルトつけられて医者が患者に乗っかってベルト付けられてて(相手は男性患者)本当に怖かった。乗っかるなんて中々だよ。

しかも隣で起きた事件だったし、ベッドは置きっぱなしだから、ベルト見ただけで思考止まって逃げたくなった。夜だったから鍵かかっててよかったな。

ベッド置きっぱなしにしないでくれ。怖かったよ。


ここからは持論展開

よく「拘束反対!!」とか「人権云々」について議論されてるけど、私なりの持論を出すなら

自他問わず命を失う場合、他人を攻撃してしまう場合、妄想から抜け出せない場合に限ってはいいと思う。

精神科病院と言えば「拘束怖い」「保護室怖い」みたいな意見多いと思う。当事者からしたら

確かに怖い、でも犯罪を犯さなくて良かった

って思うんだ。基本的に拘束される人って、壁や床で自殺してしまう恐れのある人、人を攻撃しかねない人のみがされる物だから。

そんな簡単に拘束してたら法律違反になるし、訴えたら勝てるよ。そして拘束されてる人を見たら分かる。

拘束をしないと人権が守られないレベルの人にしかされないから、そこは安心して欲しいかな。

精神科病院にはもちろん会話も出来る人が大半だけど、もちろん会話が成り立たない人もいる。

でも会話が成り立たない人は、急性期の状態なだけなんだよ。症状が軽くなったら拘束も解除されるし、部屋から出れるようにもなる。

人権を守るための拘束もあるよ。って事をちょっと伝えたかった。

何度も言うけど、拘束は犯罪者にならない為の最終手段だからね。犯罪者にならないレベルの人が拘束何ヶ月もされてたら、それはブチ切れて訴えてもいいと思うけど、その時に自分の病態を正しく把握出来ないのも症状だから、難しいなぁって思う。

言ってることがわかんなくなったけどこのまま載せる

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