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【気ままな読書日記】神秘なるオクトパスの世界

タコがとても賢い生き物であるという話は聞いたことがあった。地球外生命体説も。

「真に興味深いのは、ミミック・オクトパスの行動が高度な認知によって駆動あるいは支配されていると思われること」

本文より、アレックス・シュネル比較心理学者セリフ部分

遭遇する捕食者の種類に応じ「相手が何を恐れるか」に合わせた選択を行っている疑いがある、と。(※タコの体色変化について論じておられます)

っえ~~~!!
この説が本当のことならば物凄い知性を感じます。
更に・・・・

同じぐらい重要なのは、観客は自分と全く違う視点を持っているかもしれないと理解している点だとも。「これはとてつもなく複雑なことです」と指摘する。

本文より、シュネル先生の発言の続き

こういった他者視点取得の行動学的特徴はチンパンジーやカラス科の鳥にも認められるのだそう。しかし、基本的にこういう能力ってのは「社会的な種において進化した特性」と考えられているため、「社会的知性の特徴である他者視点取得が、単独行動のタコに現れるなどということがありうるでしょうか?」と、研究者さんを混乱させているよーです。

観客は自分と全く違う視点を持っているかもしれない

これって案外、人間にだって難しいヤツじゃないかっ。頭ではわかっててもついつい忘れてウッカリをやらかしちゃうヤツだ。
そんな難しいことをーーータコたちも・・・?

タコが文字や言葉をマスターしちゃったらどーなるのでしょう。
あのウネウネと器用そうな腕の綴る文章が、万が一にも我々と大差ないことがわかっちゃったりした日には、もう二度とタコなぞ食べられなくなる。
種族を超えたおともだちになるほかありません。


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