【気ままな読書日記】G・ライル 心の概念 / 1・2章
注:こちらは解説記事ではございません。当方ド素人です。この難しい本の内容をまともに読み取れてるとは思えない。
個人的な愉しみに特化したアウトプットです。勉強用にはまっったくお勧めできませんのでご注意ください。
1章 デカルトの神話
アンチデカルト。
2章 方法を知ることと内容を知ること
アンチ主知主義。
knowing how
どうやるかを知っている
knowing that
それが何かがわかる
主知主義への批判
おそらくライル先生は『真理は理性によって得られる』という主知主義の言い分が気に入らない。
もしもそうなのだとしたら、キミらが『理性』と呼んでいるモノが『理性である』ということはどーやって判断したんですかあ〜〜??みたいなことをおっしゃりたいのだと思う(・・・のだが、違ってたらゴメンなさい)。
我々は『真理とは何か』(knowing that)を知らずとも、howを使えちゃってる(knowing how)というのがライル先生のお考え(たぶん)。
thatありきのhowじゃない。我々は『howの中に』『thatを見出している』(たぶん)。
たとえばウィット(wit)。我々はウィットの論理的な正体(=真理)を知らずとも、『上質のウィットを披露する方法』や『あるウィットへの評価・良し悪しのジャッジをくだす方法』について知っている。
ライル先生はこういった「how と that の無限背進によって生じる矛盾」を主知主義への批判としていらっしゃるよーです。
how の前に that なし!というライル先生の主張。
人類の全員がモレなく「そう」かはわかりませんが、少なし、私の場合は確かに「そう」だった。howの前にthatがこない。
ためしにライル先生の言われるところの「公的で」「目に見える」「物的世界における事件」を並べてみましょう。
事柄1 心理学への興味薄傾向
事柄2 無宗教主義
事柄3 カウンセリングとソリが合わない
(※ 以前別記事のコメントで、とあるnoterさんとお話させていただいた時はこの理由を「金の問題」と書きましたが、実はもうひとつ、これより大きな理由がある)
事柄4 領域Bへの強いこだわり(『対毒親戦争を語る会』の1コマです)
事柄5 構造主義哲学への共感
ライル先生のことを調べる過程でヴィトゲンシュタイン先生にいきあたり、飲茶先生のご著書からエッセンスをチョロっと学ぶ。
できればそのうち、構造主義もかじってみたいな!とは思うものの、読みきる自信が全くない。だってやたらめったら難しいじゃないですか、こういう本って。庶民向けにもっと短くサクっと書いてあればいーのに、といつも思う。
***
事柄1~5は、公的・物的世界での現実の行動を伴っているので、おそらく全部how分類。
ズラっと並べてみてわかったことがある。
1 5つのhowを貫くthat(=傾向)がある。
2 しかしhowの発動時は、自分自身はthatに気づいていない。
3 必ずhowが先行で、thatが後。この逆パターンの事例はひとつたりともみつからない。
ほうほう。先生、たしかに。
・・・・ってトコまでが~2章の覚書。
さて、また続きを読んでゆきましょう。
できればまだリタイアしたくない。この先なるべく長くついてゆけますよーに!
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