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【気ままな読書(前)日記】G・ライル 心の概念

ちょっと長いけど、メモ代わりに貼りつけておこう。
素人(私)にはこういう解説が必須なのであります。

ギルバート・ライル
Gilbert Ryle

1900年英国ブライトンに生まれる。オックスフォード大学で古典学を学び、1924年クライスト・チャーチ・カレッジ講師となる。1932年「系統的に誤解を招く諸表規」(邦訳、『現代哲学基本論文集II』勁草書房、所収)を発表、1949年最初の本『心の概念』刊行、1945-68年オックスフォード大学の形而上学担当のウェインフリート教授、1947-71年『マインド』誌の編集長を勤め、日常言語学派の形成と発展に指導的な役割を果たした。
ほかに著書としては、『ジレンマ』(1954、邦訳、勁草書房、1997)『思考について』(1979、邦訳みすず書房、1997)等がある。1976年歿。

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ギルバート・ライル(Gilbert Ryle、1900年8月19日 - 1976年10月6日)は、イギリス哲学者ウィトゲンシュタイン言語観に想を得たイギリスの日常言語学派の代表的人物[1]心身二元論を批判する時に用いた「機械の中の幽霊Ghost in the machine)」、「機械の中の幽霊のドグマ」という表現でもよく知られている。自身の思想の一部を「行動主義」と表現した(バラス・スキナージョン・B・ワトソン行動主義心理学と混同しないこと)。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

心理学界隈の方かと思ってましたが、ライル先生、哲学者分類なんですね。
「混同しないように」とわざわざ注意書きのあるバラス・スキナー、ジョン・B・ワトソンは心理学者(by.Wikipedia)。何が違うんだろう。

ライルの《心の概念》の刊行(1949)は、〈戦後の哲学におけるきわめて重要な事件〉(G.J.ワーノック)であった。これと前後して出版されたウィトゲンシュタインの《哲学探究》とともに、2冊の書物が20世紀後半の哲学に与えた影響ははかり知れない。
本書は、いわゆる日常言語学派の哲学的方法の確立の宣言であり、それはウィトゲンシュタインの〈言葉の意味はその使用である〉という洞察の展開ともいえよう。
ライルは、この方法によってデカルト以来の心身二元論の哲学的伝統を根底的に批判し、心にかんする新しい概念地図を提示する。ライルは、心を身体と異なる存在とする二元論を〈機械の中の幽霊のドグマ〉とよぶ。そして、それが心の概念についての根本的な誤解、〈カテゴリー・ミステイク〉にもとづくことを明らかにし、誤謬の源泉をわれわれの日常の用語法の中に見出す。たとえば、〈知る〉という表現を分析して、方法を知ることと内容を知ることの二つの知り方を指摘し、従来の知識論の図式を転換して見せるのである。
〈心の科学〉がコンピュータ・サイエンスを引きこみながら、認知科学という名称を得て、科学としての新しい展開をめざしつつあるいま、ライルの哲学はその輝きを一層ましつつある。

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今回は借りるんじゃなくて買う!と決めて探してみるものの、ライル先生の『心の概念』、Amazon、楽天ブックスともに¥6490(新品)!!
ーーーはああん!? というお値段である。たっっかー。当然買えません。
だけど、できれば自分用に手に入れてゆっくり読んだり、読み返したりしてみたい。どこかに安いやつないかなと思ってたら、メルカリで半額強の中古を発見。

「くっ・・・・これでも高いが、よし、買おう!」

ほどなくして、ぶあついハードカバーのライル先生が私の元へいらしてくださいました。どうも。はじめまして。ぜひよろしく。

難しくて読めなかったらすぐさまポイして白旗揚げようと思います。
ああ、スパイ式が・・・・まだ読み終わってないのに浮気してゴメン。


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