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円安の今だからこそ、海外旅行で地元を存分に満喫する方法。




はじめに

GWも序盤が過ぎていますが、皆さんはいかがお過ごしでしょうか?
今年はコロナが5類になったこともあり、海外旅行に行く人も増えているとニュースになっていました。良かった良かった。

一方で、同時に円安がとどまるところを知らない勢いで旅行先での出費がとんでもないことになっている、という声もSNSやニュースで多く見られます。あるニュースでは、ヨーロッパに行ってビール1杯とオムレツ?だけで3000円近くした、と嘆く人のインタビューもありました。

せっかく高い航空券を払ってやっと海外に行けるのに「これに3000円かぁ…」と悲しい気持ちになるのはもったいないですよね。

そこで、円安でも節約しつつ楽しめる方法をいくつかおすすめしたいと思います。私が行ったのはイギリスなので、今回はイギリスのお話。

地元のスーパーやデパ地下を上手に利用する

日本でもそうですけど、レストランって基本高いんですよね。
特に欧米、日本のクオリティを想定して行くとまあ相当のお値段になります。この値段出すなら日本でもっと高級なもの食べられるんじゃないの?レベルには高い。ちなみにファミレスみたいにコスパいいお店はなかなかないです。事前リサーチ必須。

私はイギリスに過去数回行きましたが、イギリスも例に漏れず高いです。
そもそも物価が高い(消費税が日本の比じゃないのもあるけど)上に、この円安は正直きっついです。

10年前に留学した時で1ポンド160~170円くらい。もう少し高かったかも。
同じく日本から来ていた若いクラスメイトが、サブウェイでよく分からないままにトッピングつけたら3000円くらい取られた!と半泣きになっていたのを覚えています。サブウェイですらこのありさま。
ランチをテイクアウトするにも約7.5ポンド前後という価格設定だったので、うかうか手を出せずにいたのを覚えています。

そんな私が最大限活用していたのは地元のスーパー
地元の人たちが普段遣いするスーパーは、比較的良心的な価格設定です。
そりゃあそこで暮らす人が普段遣いするんだから当たり前といえば当たり前ですが、これが意外と馬鹿にできない。

サンドイッチやフルーツ、一人前のサラダやお惣菜、レンチンするだけのパエリアとかパスタとか、とにかく種類が豊富。
そしてレストランよりも全然安く上がります。
ベリーの盛り合わせなんて、たっぷり入って2.5~3ポンドくらいだった気がする。日本だと倍以上するラズベリーやクランベリーがお安く、しかも美味しく食べられるのは贅沢。

スーパーも色々あって、価格帯がそれぞれ違います。
最安はTESCO、同列かちょい上がSainsbury’sで私はここをよく利用していました。
もう少しランクアップしたのがWaitrose。ちょっと良い質のものを、と思えばここ。そのさらに上がM&S(MARKS&SPENCER)です。
他にも色々あるので、地元の人になった気分で色々見て回るのも楽しいですよ。

ちなみにコロナ禍直前に母と行ったイギリス旅行では、ホテルの近くにあったWhole Foods Marketを活用していました。
他のスーパーと違うのは食材特化で、デパ地下的なコーナーがとにかく豊富なこと。量り売りのコーナーで色々な食べ物を箱に詰めて、ホテルに持ち帰ってお部屋でパーティーをしました。
「これなんだろう?魚?生?」とか「見たこと無い!試してみよ!」とかそんなノリでワイワイ言いながら選ぶのはとても楽しかったです。

初日の夜ご飯の一部。たっぷり入ってレストランより全然安い。

もちろんフィッシュ&チップスとか、レストランで出来立てを食べるに限るものであったり、アフタヌーンティーみたいにテイクアウトじゃどうにもできないようなものだったりは、ちゃんとお店でいただきました。
要は、全部を外食にする必要はないということです。
これだけは!というものはちゃんと美味しいお店で食べればいいけれど「今日の夜ご飯どうする?」くらいのテンションで適当なお店に入って「これで〇〇円もするの…」みたいな思いするんだったら、スーパーやデパ地下の方が楽しくて節約できますよ、ということです。

愛してやまないベリーの詰め合わせ。どのスーパーでも必ず売っています。


ちなみに母と行った時、私は途中で風邪をこじらせてホテルで寝込む羽目になりました。予定していた地方への小旅行もキャンセル。
地元の日本語が通じる病院に行った帰りに「意地でも楽しく過ごしたい!」と寄り道したのが先述したM&S

ありったけのおかずとスナック、飲み物を買い込んで帰りました。
ちなみに下の写真は私が留学中にどハマリしていたナチョスとナチョスソースの組み合わせ。このサワーソースで食べるナチョスのなんと美味しいことか。ホテルから出られなくてもイギリス大満喫です。

ベッドの上で寝転びながらナチョス、とかも旅行先だからできるちょっとした贅沢。


ちなみにホテルを選ぶときも、徒歩圏内にスーパーとカフェ、テイクアウトのお店が多いエリアを選びました。
おかげで私が寝込んでいた時も、母は散歩ついでに色々買い物して楽しめたようで助かりました。
徒歩圏内なら、土地勘がなく英語が話せない母でもどうにかなるものです。
最初に見送ったときは「はじめてのおつかい」の気持ちでしたが。


意外とタダで楽しめる場所は多い

これは特にイギリスに関してですが、とにかくあらゆる美術館、博物館が無料で入れます。これはかなり大きい。
あの大英博物館やナショナル・ギャラリーも無料です。無料。

日本でエジプト展とかゴッホ展に行こうと思ったら、高い入場料を払ってぎゅうぎゅうに押されながら真ん中に鎮座した絵画やミイラを見ることになるんでしょうが、現地はなんとタダです。
ロゼッタストーンやギリシャ彫刻、エジプトのミイラ、ゴッホのひまわり、モネの睡蓮…教科書で一度は見たことのあるようなお宝たちが見放題。
しかも「これゴッホですよ!」みたいな仰々しさはまるでなく、他の絵画と並んでしれっと飾られていたりする。
有名どころがありすぎてちょっと感覚はバグりますが、好きな人はこれだけで全然楽しいはずです。

そんな場所が大量にあるので、節約したいけどイギリスはエンジョイしたい!と思う人はこのあたりを見てまわると楽しいと思います。
ちなみにミュージアムショップは財布に優しくありません
まあ維持費とか色々かかるしね…


タクシーよりも地下鉄、もしくはゆったり歩いてみる

イギリスといえばブラックキャブ(タクシー)を思い浮かべる方も多いと思うんですが、まあ体験として一度乗ればあとは地下鉄移動がおすすめ。
ロンドンの地下鉄は、駅によってそれぞれ凝ったデザインが取り入れられています。
例えばベイカーストリート駅なら、タイルのデザインがシャーロック・ホームズのシルエットになっていたり。
あと、ロンドンの地下鉄は世界最古の地下鉄です。その歴史を感じることもできるし、駅によっては日本とは比べ物にならないくらい深い場所にあるので、信じられないくらい長い長いエスカレーターに延々乗ることも。あれは一種のアトラクションに近いレベルです。何分乗るんだってくらい長い。

ちなみにロンドンの地下鉄は日本の首都圏と同様に駅と駅の間隔が短いです。なのでちょっと移動するくらいなら、普通に街並みを楽しみながら歩いて移動するのもおすすめ。
イギリスの街を歩いていると、たまに建物の壁に青くて丸い看板が付いていることがあるんですが、あれは著名な人が昔そこに住んでいたという印のようなものです。

結構な頻度で見かけるので、ちょっと足を止めて見てみると意外と知っている偉人や著名人だったりするかもしれません。
ちょっとした宝探しですね。

あと、普通に街並みが綺麗なのと、至るところに緑豊かな公園が設置されているので、カフェチェーンでテイクアウトしてひと休み、とかもおすすめ。スタバもあるけど、PLETとかCOSTAとかが比較的良心価格なので飲み比べるのも楽しいです。


おわりに

以上、しろくまあんこ的節約しながら上手に海外旅行を楽しむ方法でした。
今回はイギリスの話をしましたが、他の国でもある程度応用は効くかなぁと思っています。

あと繰り返しにはなりますが、全部が全部節約する必要は全然ないです。
せっかく休みを利用して行く海外旅行です。やりたいことや食べたいものは思い切って贅沢してもいいし、そこを我慢してまで節約するのはもったいない!
要は、抑えるところは抑えて上手に満喫できたらいいよねってことです。
ぜひ楽しいGWを過ごしてくださいね~!


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