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(左手)ドケルバン病…やっと次に進めるはずだったのに…

今までの経過は
こちらをご覧いただけたら
幸いです


次のステップへ進み
今頃は
病院のベッドにいるはずだった
のに…

前日になって
病院から
手術の延期の(お願いの)電話がかかってきた
緊急の骨折患者さんのオペを優先したいので
延期してもらえますか?

エッ…?

私は優先順位を下げられた?

命に関わる病気じゃないから?

私だってもう限界です…と
一度は言ってみた
泣きそうな気持ちを
一応伝えてみた

けれども
伝えているのは看護師さん
主治医からのミッションだろう
この人を
責めるわけにはいかないし
確かに
私より
速く手術しないと
その人の人生にも
関わることなのだろうと
会ったこともない人にも
想いを馳せれば

…わかりました…と
言うしかない

電話を切りながら
でも
でも
私も
ツラいんだ…と…つい呟いてしまう

私のツラさを
わかってくれていた知人は
「それって
もっと怒ってもいいことじゃない?」
…と言ってくれるけれど

私は
生きている中で
怒りの感情を持ったことはない
それは私が他に対して
感情がないからかもしれない
人に対して
水面のうわべは優しく装っているけれど
結局は誰かに
無関心なのかもしれない
究極のわがまま

だから
今回も「怒り」はない
けれども
このどうしようも
扱いにくい感情は
何と言えば
伝わるだろう

例えば…
 
バンジージャンプを跳ぼうとして
(跳んだことはないけれど)
跳ぶぞ
いや止めよう
絶対跳ぶぞ
いや無理無理無理
いや
今度こそ跳ぶぞ
…と決心して
 寸前に
ロープの調子が悪いようなので止めてくださいと言われた時
…その時の感情
 
段ボールを運ぼうとして
手をかけた瞬間に
「それには思い辞書とかがたくさん入っていますからとても重いですよ」
と言われ
よし!と
腰も踏ん張り気合を入れなおして
持ち上げたら
中は空っぽだった時に
手が空を切り
どしんとしりもちをつくあの感じ
 
今日は約束の日だ
あの人に会える…
もう一か月ぶり
ああ
あと何時間、あと何分、あと何秒
時計をにらめっこしていたら
待っていたら
あの人は来ない…
なんと
その日は明日だった・・・ということに
気づいた瞬間の肩透かし
 
それから…それから…
どんなことがあるかな?
 
人は
予定していることに対して
その日に合わせて
心と体をセットしていく
そうでない人もいるだろうが
私は
そうする
そうしていくことで
一日いちにちが整う

それなのに
ああ…それなのに

この持て余すような
あふれる気持ちを
どう汲み取り
自分をなだめて
リセットして
もう一度
セットし直すことに
なんと
多大なエネルギーがいることか…

わかっているのに
そうです
私のことなんて
「命」の継続に関係ない
わかっているけれど

心と体は
その納得に
追いつかないのです


 


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