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点と点を繋ぐと「縁」になる…Ep3  (魂友)

ある始点は
仕事部屋の
一角

私の斜め後ろに
いつも誰かがいる
チャコールグレーの
スーツを着て
真っ白いYシャツに
紺のストライプの
ネクタイを
すっきり締めて
髪型は
かっちりの
顔の表情は
なぜか
全くわからない

スーッと立っている
・・・ような気がする

このことは
私以外の誰も
感じていないはずだった
…が…

感じてくれる点が
少し向こうに
光っていた
見つけた

その日から
私とその点が
結ぶと言うより
絡まると

不思議なことが
起こり始めた

この「縁」は
本当に
「不思議」という言葉が
よく似合う

温かい「不思議」だ

一緒にたくさんの
「不思議」を紡いできた

形に見えないモノが
私たちのまわりには
たくさんあり
そして
それこそが
尊くかけがえのないものであることに
気づく

お互いが幸せであるために
お互いが
明日を生きるために
たくさんの知恵を
生み出した気がする

きっと
この「縁」でなければ
なしえない

この「縁」こそが
不思議とわかるまで
時間(とき)は
必要だった

時間(とき)を経て
離れていても
感じている
この既視感が
私を
陶酔させる