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超絶個人的な、私がBMSGを信頼している理由。


こんにちは、しろねこです。
年末年始のドタバタに嫌気がさして、長文ポストをしたら、今までになくRTいただいたので、こちらにも残しておこうかと思います。
長いけれど、私が彼らを安心して応援できる理由。

このnoteでも散々書きましたが、彼らが心理的安全性を保って活動できることで、愛にあふれた人でいてくれるから、私は慰められています。
世の中、捨てたもんじゃないんだなって。
裏切られることもあったけど、信じられることもあったし、明日も、それでも、人生を生きていく力をもらってるなぁと思います。


私は「恋愛関係前提の人間関係」に疲れ果て田舎を出た女なので、従来のアイドル像にどうしても馴染めなくて。
好きの形は人それぞれだし、初めは応援してパフォーマンス見るだけで良かったのに、異性愛前提の言葉や応援方法を見てると、自分が「普通」じゃないと思い知らされるような、当たり前から弾き出された感覚が否めなかったんです。

コントロール欲求が滲み出てくる関係性もすごく苦手意識があったので、従来のアイドル/アーティスト対ファンの関係性に没頭できない自分もいました。
尊厳とか尊重とか大事にされたかったのに踏み躙られた何かを思い出してしんどくなっていたんです。

自分も、輝く人たちも、尊重される世界だったらいいのに。
キラキラしていた人が自死を選んだ日は一生忘れられない。

エンターテイメント大好きだから、作品ありき役者ありきで恋愛関係云々言われにくいグランドミュージカルにハマったんですけど、もっとポップでキャッチーな音楽でもフィットするものが欲しくて。
そんな時に出会ったのがBE:FIRSTだったし、SKY-HIの考えとか知ってくうちに「私の欲しいものはこれだ!」と思ったんですよね。

自分らしくありのまま、ファンの理想の自分ではいないけれど、ファンとアーティストが相互に思いやっている。

私の理想のエンターテイメントがここにある!と思いました。
「愛してる」と伝えても、性愛だと思い込まれない関係。
愛を伝えてもいい関係。
どんだけ恋愛にトラウマあるんだよ。

誰かの好きの形を否定したいわけじゃない。
性愛で応援しててもいい、恋愛感情に似た気持ちで応援していてもいい、保護者みたいに親のような気持ちでもいい。
どんな好きの形も良いから、私の好きの形も否定されないといいなと思います。
どうしてもネットの海に文字が出ると前後の文脈が途切れて、鋭さだけ目についてしまうから。

多様性が叫ばれる時代になって、色んな違いが知られるようになりました。
受容して欲しいのではなく、違いがあるのか、そっかーって結論を出さないことが大事になってきているように感じます。
受け入れなくてもいい、受け入れたくないのも、それでいい。
価値観は人それぞれだから。
ただ、自分とは違う価値観の人のことを否定しないで欲しいな、と思います。

色んな人がいるから、色んなアイドルの形があっていいと思います。
アセクシャルのアイドル、ノンバイナリーのアイドル、恋愛するアイドル、恋愛しないアイドル。
カムアウトする人、しない人。
難しいことかとしれないけれど、アイドルが1人の人間で、生きてることを忘れずに尊重して「愛してる」ってピースフルに叫べる関係性が続くといいなぁと、年始のSKY-HIの投稿読みながら思いました。

私は彼らが音楽に没頭できる環境でのびのびと過ごしていること、青春を謳歌してるところ、事務所に守られてることを、年末年始の色んなバタバタの中で感じました。
前々から言われてはいたけれど、ファンファーストではないし、従来の在り方では考えられないような対応だったかもしれません。
私のように感じている人がいるかはわからないですし、悲しんでる人がいるんだろうとも思うんだけれど、私のポストなので私の気持ちに限って綴りますが、私はその対応が嬉しかったんです。
私は書いた通り「恋愛関係前提の人間関係」に疲れ果てていたので、歳を重ねることで恋愛市場から下りれることを喜んでいたのですが、年齢を重ねてもアイドルを応援していると「年甲斐もなく発情しやがって」と揶揄されることもあったりして。
いい加減にしろよ、下半身で考えてんじゃねぇとキレそうになったことが何回か。
そうだった。だから田舎を出たんでした。

そう言うんじゃないんだけどなって私と周囲の常識のすれ違いに歯痒さを感じていた日々にサヨナラって言えた気がしたんです。
選択肢が増えた。
これが全ての正解ではないけれど、BMSGに関して言うならば、アイドル/アーティスト対ファンの関係性を、より良い音楽の提示と受け取る人たちと定義されているように感じられたので、ますます「愛してます」と言いやすくなったなって。
ビーファの音楽を愛してる。

愛してるって良い言葉。

私のように、彼らが彼ららしく過ごす姿に、救われたように感じる人はいるんじゃないかと思います。

自分が守って欲しい時に守られなかったこと。尊厳を踏み躙られた思い出。
私の色んな過去。
尊敬の気持ちから伝えた「好き」が一人歩きして恋愛沙汰になったり。
形にならない「好き」を決めつけられたり。
私の「好き」は大事にされたり、されなかったりして大人になったけれど、幼い自分が「あの時あれは嫌だった」と悲しんだままだったり。

SKY-HIはBE:FIRSTのことを優しい復讐だと表現していましたが、私にとってもアーティストファーストでありながらファンのことを思い遣ってくれる彼らの有り様は過去のトラウマからの解放に感じる時があります。
彼らが足跡を誇ること、好きを大事にしてること。
全てを嬉しく思います。
だからどうぞ、そのままで。
FCを見て、BESTYとして彼の電車に乗車できるんだ、と思いました。
幸せです。


余談
ポジティブ・ケイパビリティと、ネガティブ・ケイパビリティについて。
答えをだす必要がある時と、曖昧なままで耐えた方が良い時と。
その区別がつく人でありたいなと思います。

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