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✔︎Artist🧑‍🎨「面白きこともなき世を、おもしろく」✔︎お家で働く最適スタイルを模索中✔︎…

kahoco

✔︎Artist🧑‍🎨「面白きこともなき世を、おもしろく」✔︎お家で働く最適スタイルを模索中✔︎ホロスコープ鑑定を毎月人数限定実施中✔︎日替わり献立の夕ご飯を夫と並んで食べる生き方を選択する✔︎明日の自分への贈り物になる写真が撮りたくて、GRⅢxと幡野さんの本と修行中✔︎10月まで鮎釣り最優先🎣

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あきらめたら、「わたし」が見つかりました!

1年半ぶりに、筆をとった。 ひとしきり書いてから、紙と筆に手を合わせ謝罪した。暗くて狭いクローゼットの奥深くに、じっとりと眠らせて、ごめんね。 わたしは誰かにな…

kahoco
1か月前
82

「外したはりす」
自分が書いた文字、特に走り書きしたものが好きだ。気張ってないやつ。中でも平仮名はいっそう気が抜けていて、ああ、わたしらしいぞとホッとする。筆で引く線は「気が強い女だな」と言われる。そんな時は大概見栄をはってて、一目置かれたい時。字面にも、ペルソナがあるみたいだ。

kahoco
2時間前

自分がどう思うか、ただそれだけで世界は変わる。白い山に見えた、デニーズのアメリカンクラブサンド。
誰の目から見ても、物事の形は同じ。けれど、どの側面から見るか・何を重視して過ごしているかで捉え方は全く違うものになる。苦い思い出も世界も、陽気におもしろく見つめ直せる目でありたい。

kahoco
20時間前
9

どこで何をしても、隣に誰が居るかで思い出の画素数が変わる。そんな気がしている。2年前の京都旅行。目当てのみたらし団子はギョッとする程の行列。即座に諦め、隣のローソンで買った焼き鳥と麦酒。人の波を横目に蚊に食われながら夫と鳥居の下で、笑ったこと。何気ない瞬間が愛おしい記憶になった。

kahoco
2日前
9

本は魚だと思う時がある。棚を、人の手の中を泳いでいる。不思議な鰭をもつ生き物みたい。誰かが読んだ本が、時の波間から目の前へやってくる。わたしの元にも、幼少期に繰り返し読んだ絵本がたどり着いた。昨日出かけた喫茶店で思い出にと、購入。本はまたロマンを食べた。次はどこへ泳ぐのだろう。

kahoco
3日前
11

誰から買うか。ボタンを押すだけで、簡単にモノが買える時代だから、大切にしたいこと。お客さんからのありがとうと店主二人のありがとうで満ちた空間は、泣きそうなほど温かくて穏やかだった。今日で一つの歴史が終わり、又始まる。柔らかな飲み心地の珈琲と持ち帰りのベイクを家で頂き、噛み締める。

kahoco
4日前
15

頂き物のサボテンが今朝、我が家に来て丸2年。日記を書いていて気づく。植え替えも一度きり、水やりも月一、と手がかからない子だと思っていたけれど、違った。
引っ越して気づく。以前より日向に置いたら、一回り大きくなった。日光不足だった。人も植物も心地よい場所でこそ、豊かに成長できる。

kahoco
5日前
7

時間に頼るも調理の一つ。明日の雨に向けじっとりした昼。腰を上げ買い物に行って帰る。疲れ果てたわたしを、今朝仕込んだ食材達が温かく出迎えてくれる。豚肉と生姜の薄切りをタレ漬け、生姜たっぷりの豚丼。炊飯器にお任せ、ボーンブロススープ。時間や炊飯器に頼って、頑張りすぎず美味しい夕ご飯。

kahoco
6日前
7

「友達になりたい」本を読んで、はじめてこんな気持ちになった。くどうさんと山盛りの瓶ウニ丼を、盛岡で食べてみたい。どうしようもなく、未来が不安になった日のこと。嬉し恥ずかしちょっとヒミツなマークの話。友達にこっそり話す空気感がある彼女の言葉は、不安定な季節に揺れる心を解してくれる。

kahoco
6日前
11

第四土曜は謎の定例会。持ち回りで発表。今回のテーマは、今年から来年の星読みと心づもり。会の半数以上が研究者やSE。科学的根拠にもとづいて生きてきた人たちから「日常で触れることのない事柄について、考えることに意味がある」という言葉をもらう。真反対の感性と触れるからひらく、花がある。

kahoco
7日前
8

和装でお出かけする大人になる。その第一歩が、今日。浴衣を自分で着付ける方法を教わる。補正が美しさの80%を決める。まずは、土台を整えること。透明感のある肌も満足感のある暮らしも、納得できるnoteも。大事なことは表面を取り繕うことではなく、整えること。全て、一つの道に通じている。

kahoco
8日前
11

背徳的な楽しみ。チョコレートを纏ったビスケットを頬張るわたしを、「昨日、糖質オフマフィンを作ったワタシ」が見つめている。満月だから、仕方ないですよ、と全くよく分からない理由をつけて、満遍の笑みでいただく。背徳的って言葉が纏う空気も甘美だな、と思いながら。もう一枚に手を伸ばす、夜。

kahoco
9日前
9

レシピ本さながらに焼けたマフィン。渡す相手の喜ぶ顔を想像して、天板をオーブンに運ぶ。なんて柔らかで温かな時間なんだろう。結婚してから、「手土産を自分でつくるお義母さんの姿」に憧れていた。その理想の生活が今ここに在る。手放さずに生きていく。そのための選択をして、明日も生きていたい。

kahoco
11日前
9

茹でながら、ふと気づく。アスパラガスは、実家の匂いだ。
スーパーに並ぶ束を買ったことがない。夏に向かうにつれ、食卓には山盛り茹でられ、お弁当にはベーコンと炒めたものが常に入っていた。父母が手間暇かけて育てた野菜は甘くて味が濃い。夫と噛み締める度、畑仕事の2つの背中を思い浮かべる。

kahoco
12日前
4

ミルで豆を挽き、沸かしたてのお湯でコーヒーを淹れる朝。誰にも急かされず、自分のための300mlに集中する。湯に蒸らされ、豆のガスがぽこぽこ抜ける。豆も生きている。泡を眺めながら、分かったことが一つ。来年も再来年も、この時間を守りたい。誰にも奪われない、わたしのための心安らぐ瞬間。

kahoco
13日前
10

バードウォッチング。朝7時に森に集まった7人。朝を選ぶ人は、心も言葉も柔らかだった。
森の木々に隠れる気配を身体で探し出す。誰かが見つけた一羽を、言葉頼りに協力して見つける。聞き逃しそうなツツドリの声に、じっと耳を傾ける。五感で生き延びる野生の生きものに、わたしも戻った気がした。

kahoco
2週間前
7
あきらめたら、「わたし」が見つかりました!

あきらめたら、「わたし」が見つかりました!

1年半ぶりに、筆をとった。

ひとしきり書いてから、紙と筆に手を合わせ謝罪した。暗くて狭いクローゼットの奥深くに、じっとりと眠らせて、ごめんね。

わたしは誰かになれないもの。わたしはわたしの好きなものを、自由に書こう。他人の評価はしらん!(力強い鼻息)と前向きに振り切れたら、ふと筆をとりたくなった。きっかけは一冊の本。ライターであり、猟師であり、アロハで農業をはじめた農家である著者の言葉。

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「外したはりす」
自分が書いた文字、特に走り書きしたものが好きだ。気張ってないやつ。中でも平仮名はいっそう気が抜けていて、ああ、わたしらしいぞとホッとする。筆で引く線は「気が強い女だな」と言われる。そんな時は大概見栄をはってて、一目置かれたい時。字面にも、ペルソナがあるみたいだ。

自分がどう思うか、ただそれだけで世界は変わる。白い山に見えた、デニーズのアメリカンクラブサンド。
誰の目から見ても、物事の形は同じ。けれど、どの側面から見るか・何を重視して過ごしているかで捉え方は全く違うものになる。苦い思い出も世界も、陽気におもしろく見つめ直せる目でありたい。

どこで何をしても、隣に誰が居るかで思い出の画素数が変わる。そんな気がしている。2年前の京都旅行。目当てのみたらし団子はギョッとする程の行列。即座に諦め、隣のローソンで買った焼き鳥と麦酒。人の波を横目に蚊に食われながら夫と鳥居の下で、笑ったこと。何気ない瞬間が愛おしい記憶になった。

本は魚だと思う時がある。棚を、人の手の中を泳いでいる。不思議な鰭をもつ生き物みたい。誰かが読んだ本が、時の波間から目の前へやってくる。わたしの元にも、幼少期に繰り返し読んだ絵本がたどり着いた。昨日出かけた喫茶店で思い出にと、購入。本はまたロマンを食べた。次はどこへ泳ぐのだろう。

誰から買うか。ボタンを押すだけで、簡単にモノが買える時代だから、大切にしたいこと。お客さんからのありがとうと店主二人のありがとうで満ちた空間は、泣きそうなほど温かくて穏やかだった。今日で一つの歴史が終わり、又始まる。柔らかな飲み心地の珈琲と持ち帰りのベイクを家で頂き、噛み締める。

頂き物のサボテンが今朝、我が家に来て丸2年。日記を書いていて気づく。植え替えも一度きり、水やりも月一、と手がかからない子だと思っていたけれど、違った。
引っ越して気づく。以前より日向に置いたら、一回り大きくなった。日光不足だった。人も植物も心地よい場所でこそ、豊かに成長できる。

時間に頼るも調理の一つ。明日の雨に向けじっとりした昼。腰を上げ買い物に行って帰る。疲れ果てたわたしを、今朝仕込んだ食材達が温かく出迎えてくれる。豚肉と生姜の薄切りをタレ漬け、生姜たっぷりの豚丼。炊飯器にお任せ、ボーンブロススープ。時間や炊飯器に頼って、頑張りすぎず美味しい夕ご飯。

「友達になりたい」本を読んで、はじめてこんな気持ちになった。くどうさんと山盛りの瓶ウニ丼を、盛岡で食べてみたい。どうしようもなく、未来が不安になった日のこと。嬉し恥ずかしちょっとヒミツなマークの話。友達にこっそり話す空気感がある彼女の言葉は、不安定な季節に揺れる心を解してくれる。

第四土曜は謎の定例会。持ち回りで発表。今回のテーマは、今年から来年の星読みと心づもり。会の半数以上が研究者やSE。科学的根拠にもとづいて生きてきた人たちから「日常で触れることのない事柄について、考えることに意味がある」という言葉をもらう。真反対の感性と触れるからひらく、花がある。

和装でお出かけする大人になる。その第一歩が、今日。浴衣を自分で着付ける方法を教わる。補正が美しさの80%を決める。まずは、土台を整えること。透明感のある肌も満足感のある暮らしも、納得できるnoteも。大事なことは表面を取り繕うことではなく、整えること。全て、一つの道に通じている。

背徳的な楽しみ。チョコレートを纏ったビスケットを頬張るわたしを、「昨日、糖質オフマフィンを作ったワタシ」が見つめている。満月だから、仕方ないですよ、と全くよく分からない理由をつけて、満遍の笑みでいただく。背徳的って言葉が纏う空気も甘美だな、と思いながら。もう一枚に手を伸ばす、夜。

レシピ本さながらに焼けたマフィン。渡す相手の喜ぶ顔を想像して、天板をオーブンに運ぶ。なんて柔らかで温かな時間なんだろう。結婚してから、「手土産を自分でつくるお義母さんの姿」に憧れていた。その理想の生活が今ここに在る。手放さずに生きていく。そのための選択をして、明日も生きていたい。

茹でながら、ふと気づく。アスパラガスは、実家の匂いだ。
スーパーに並ぶ束を買ったことがない。夏に向かうにつれ、食卓には山盛り茹でられ、お弁当にはベーコンと炒めたものが常に入っていた。父母が手間暇かけて育てた野菜は甘くて味が濃い。夫と噛み締める度、畑仕事の2つの背中を思い浮かべる。

ミルで豆を挽き、沸かしたてのお湯でコーヒーを淹れる朝。誰にも急かされず、自分のための300mlに集中する。湯に蒸らされ、豆のガスがぽこぽこ抜ける。豆も生きている。泡を眺めながら、分かったことが一つ。来年も再来年も、この時間を守りたい。誰にも奪われない、わたしのための心安らぐ瞬間。

バードウォッチング。朝7時に森に集まった7人。朝を選ぶ人は、心も言葉も柔らかだった。
森の木々に隠れる気配を身体で探し出す。誰かが見つけた一羽を、言葉頼りに協力して見つける。聞き逃しそうなツツドリの声に、じっと耳を傾ける。五感で生き延びる野生の生きものに、わたしも戻った気がした。