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【品川区ラグビー協会主催セミナー】「熱心なあなたは、教えすぎていませんか」~スポーツとお受験の意外なつながり。幼少期の学びと成長のカギ~ 学び004-②

今回聞いてみて感じたのは、
「教育現場とスポーツの現場で、指導する側が大切にしなくてはいけない事!」
「失敗できる環境づくりは問い掛けから!」
と、コーチングにも深くつながる内容で、聞く前に抱いていたイメージと違い、驚きの連続のセミナーとなりました。



■その子が思う事・考えている事を引き出す方法は?

あなたが、出された問題を解いて上司やコーチに、
「正解はこれ!何で間違った??」
と毎回言われ続けたとして、
「こうこうこうだから・・・。」と毎回答える気持ちになるでしょうか?
聞き方を変えてみて、
「それ、どういう風に解こうとしたの?どう考えたの?」
だと、答えようかなと思うレベルが上がるような気がしませんか?

こぐま会では、正解でも不正解でも「プロセスを問う事」でその子がどうやってそこに行きついたかを一緒に確認するようにしているそうです。
なぜそれをそうしようとしたのか。もちろん理由があるんですよね。

こんな事を書いているから僕はちゃんと出来てるんです!

とは言えません。。。僕も息子に対して言ってしまう時があります。
「こら、なんでそんなことするん!」
「ごめんなさい・・・。」
(やばい!やってんた!と思っても。)
でも、そうなってしまったとしても、一息入れて必ず聞きます。
「何があったん?」
「これがこうでね・・・・・・。」
聞いてみると、背景にはそうしてしまうような流れがあったりする事があります。結果だけを見て判断をすると自分にも、相手にもバイアスがかかってしまい、本当の理由とは違う事で相手の事を怒ってしまったり、本当の問題が解決出来なくなってしまう事もあります。

例えば、あなたの目の前でA君が、B君を殴りました。
これだけの情報で、しかもあなたがA君の親だったら
「こら、Aなにしてんの!謝りなさい!」おそらく大半の人がこうなるんではないでしょうか?
でも、実は殴る前にB君が「A君の親の悪口」を言ってた。という背景があったら、どうでしょうか?(もちろんそれでも殴るという行為は良くない事ですが)
結果だけにフォーカスしてしまい、背景を聞かなかったとしたら。
A君が親のあなたの事が大好きで、言われた事に対して我慢出来なかった気持ちは、A君の心の底に埋もれてしまいます。もしかしたらそっちの方が取り返しがつかなくなる可能性もあります。

結論は「指導者が、まず聞こう!」なのですが、スポーツのコーチングにしても、教育にしても指導者側が『間違うのは当たり前。じゃ、まずはそのプロセスを聞こうか』くらいの余裕を持って接さなくては、理由や本心は聞けないのかもしれません。
そこの話し合いが出来て、それを積み重ねる事で信頼関係が構築され、相手が話しても良いんだという心理的安全性が働き、ようやく理由が聞ける。という段階になっていくんだと感じました。

■正直、叱る事で何とかしていた過去

こう言ったセミナーであるとか、ラグビー関連のセミナー、また最近はフラッグフットボールの指導者の勉強会にも行ってコーチングって何かを学ばさせてもらっています。結果や大筋のプロセスはほぼ同じで、小さい部分に色んなエッセンスがありとても面白いものです。
学ぶにつれて、自分の過去の指導(教えていたのは剣道)を振り返った時に、「話を聞かない・やる気がない・行儀が悪い・指導者、親に対しておらつく」子供に対して「叱る事で押さえつける」ようにしていたと感じています。
でもある日、そんな子に対して、スーッと話が通ってスムーズに進行が出来る時があったんです。考えてみるとその日は、僕がその子に話を投げかけたことが多かったんです。
「問いかけて聞く」これをつづけていく事で、今回も書いた心理的安全性構築の為の信頼が出来るんじゃないかと思うようになり、まずは自分の接し方と考え方を変えていこうと思ったのでした。
なので今は「傾聴・意欲を掻き立てる・認める」を大切にコーチングしていくようにしています。
もちろん技術・技能のブラッシュアップも大切ですが、それを伝える為のコーチングもブラッシュアップが大切だと思っています!
指導者の方々はココも見直してみると、子供達の受け取り方が大きく変わることもあるのではないでしょうか!


「熱心なあなたは、教えすぎていませんか」~スポーツとお受験の意外なつながり。幼少期の学びと成長のカギ~ 学び004-番外編 へ続く



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