果てしないトレーニング理論の研究Vol.5

マラソンを走るようなり、少しずつトレーニングに関する本を少しずつ読むようにはなっていました。

知識の吸収

2006年のランバディ立ち上げまでに勉強のため読んだ主な書籍は以下の通りです。

1981 マラソン(高橋進 講談社)
1982 ランニング㊙︎トレーニング(佐々木功・ランナーズブックス)
1989 かけっこの職人芸(小出義雄・ランナーズブックス)
1989 マラソントレーニング(ベースボールマガジン)
1993 リディアードのランニングバイブル(アーサー・リディアード 訳者小松美冬・大修館書店)
1993 HeartRate Training(外岡立人・枻出出版)
1994 ランニング辞典(ティム・ノックス 訳ランニング学会)
1994 持久力の科学(編者・石河利寛・竹宮隆 杏林書院)
1995 女性のためのマラソントレーニング(編集者豊岡示朗 出版芸術社)
2001 今日から始める実践ランニング(ランニング学会 山海堂)
2002 21世期のマラソントレーニング(編集者前河洋一 ランナーズ)

2003年4月~200年3月 関西スポーツメディカル学院夜間部1年間在籍
2003 理学療法士・作業療法士・言語聴覚士のための解剖学(廣川書店)
2003 スポーツ外傷・障害Q&A(小出清一 南江堂)
2003 スポーツ指導者のためのスポーツ外傷・障害(編者・市川宣恭)

2004    長距離走者の生理科学(平木場浩二 杏林書院) 
2004 ランニング タフ(訳/山内武・杉山喜一・前河洋一 陸上競技社)
2004 今日から始める実践ランニング読本(編・ランニング学会 山海堂)
2005 弘山晴美のマラソン術 スピードトレーニングでタイムが伸びる(弘山勉・GAKKEN SPORTS BOOKS)

ざっとこんな感じです。

勉強した。と言う意味では1年夜学に通ったりもしました。

LSD=スタミナ養成の時代

マラソンにはスタミナが必要です。         それを強く意識するようになったのはやはり以前も紹介したランニング㊙︎トレーニング(佐々木功・ランナーズブックス)です。
この本の中に出て来たLSDトレーニング。
この頃はまだその神髄を理解できてませんでしたが、スタミナ養成の決め手はとにかく長く走ること、かなり影響を受けました。

生涯月間最高走行距離

自分が生涯で一番月間走行距離を走ったのが1992年(32歳)の9月で走行距離は942km。
内容は主の週末の最低180分以上のLSD、そして早朝と夜間の2部練習。
当時まだ持続走という意識はなく、長い距離はLSDがスタミナ強化策の一番の柱でした。
距離走はペース走という考えで分けてやってました。

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この9月のLSDの走り込みの威力は絶大で、10月から10km、ハーフ、30㎞と自己新が続きました。
春先にはどうしても切れなかった10km34分が33分17、33分14秒と安定。
ハーフも1時間15分前後をうろうろしてましたが、1時間12分34秒、1時間12分08秒。
ただ一番狙っていた福知山マラソンは2時間47分台と凡走しました。                   30㎞から失速したことだけは記憶に残っています。  しかしこの後1993年4月くらいまでは距離を走った貯金が効いて最終的に3月のハーフで生涯ベストの1時間11分37秒、4月の20kmで1時間07分41秒が出ました。

スタミナだけでは解決しない部分

今の知識が当時あったらハーフは1時間10分前後まで走れていたかもしれません。
この1992年9月以降、12月までの内容を改めて見返すと、走り込んでスタミナは作りましたが、質に欠けてました。

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有酸素能力をベースに、何に働き掛けて何を伸ばすか?ということまでまだ知識を得ていない時期でした。


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