トンカツロック 昭和生まれの独り言
<白梅の芝居見物記> 5月、新橋演舞場にて、横内謙介作・演出『トンカツロック』を拝見しました。
見物した時、ちょうど古典歌舞伎の考察にどっぷりつかっていたこともあり、開演直後は昭和的小劇場的芝居空間で展開される芝居に拒否反応を示している自分に気がついて、まずその点に戸惑いを覚えました。
ただ、そこは横内氏の芝居作りのうまさに次第にその戸惑いも消えていったのですが。芝居を楽しむとともに、見物の皆さんを見ながら、私が私自身の視界に入れて来なかった「今の世の中」というものを考え