SHIRATORI SWAN

日常の風景や普通のヒトビトの中に、面白みや真実を見つけることを楽しんで生きてます。

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最近の記事

また、会えたね。

うちの毎朝のあいさつは、 「おはよー!また会えたねうれしいね」 4匹の猫とお互いとで5回。 朝からとてもしあわせな気分になる。 私たちは突然にこの世に現れた気分で生き始めるけど、もしも、この地球体験が、2回目だったら?3回目だったら? 以前も同じように、この家族で暮らしていて、めちゃくちゃ忙しい日々を送っていて、 そして、ああ、もっと遊んであげればよかった、ああ、もっと愛してる、ありがとうって言えばよかった、あの時、ああすればよかった、そんな風にしてこの世を去ったとす

    • おかん、心友を亡くす。

      おかんの親友が亡くなった。今朝のことだ。 娘同士の我々も仲良しなので、そろそろ危ないことは聞いていたが、 私はそれを聞いても、おかんに伝えることをしなかった。 聞いたとしても、施設へ会いにいくことは叶わなかったから。 この年齢で、心の友を失うことが、如何程のことか想像つかなかったから。 友達の少ないおかんにとって、きこちゃんの存在は本当に心の支えだった。夫に先立たれ、仕事と一族のイザコザだけのおかんの自称つまらない人生に、花と笑いを添えてくれていたのは、きこちゃん一家だっ

      • 決めない女、おかんの強運。

        書くお仕事している方は、本当に凄いなあと思う。私は立て続けに外出や講座がぶち込まれていると、なんもできなくなってしまう。だからどんなことがあっても書き続けられる人はその才能なんだろなあと思う。 というわけで、その才能はないけど、私には色々書きたいことはある。今日はその一つ、決めないおかんの強運について。 「なんだか調子が悪くてジム途中で帰ってきたのよね。」 と言っていたのが2月中旬。聞けば、何日も便秘で苦しんでいるという。ところが、後にかかってきた主治医からの電話の内容は

        • 遊んで楽しむ、運ころがし。

          ♪タクシーに手をあげて~ジョージの店までと~とすいません、つい歌いたくなりました。 先日、タクシーに乗ったら、おしゃべり好きの運転手さんがこんなことを話してくれたんです。 それが運についての真髄ついてたので、シェアしたいと思います。 ぼくはね、運がいいんですよ。 都内から岡山県とかね。こないだも茨城までお客さん乗せた帰りにね、インターで用を足して出てきたら、何台もタクシーが止まってるのに、なぜかぼくのところだけにお客さんがきてね、 運転手さん、これから横浜の本社にい

        また、会えたね。

          人生が晴れた日。

          振り返って数えることもなかったけど、今朝確認したら、その想いを聴いてから、もう23年も経っていた。 その日からずっと、 つらいことや、どんなにくやしいことがあっても、キレることなく、逃げることなく、腐ることなく、ただひたすらに自分を信じて夢を目指してきた。 といっても、さすがに腐りかけたことは何度かあったけど。 ひどい経験もあって、もうどうしようもないがっかりの気持ちを何度も立て直して、我らはここにきた。 23年。そのうちの15年間、つまり結婚してからずっと、夫の試

          人生が晴れた日。

          和する地球を祈って。

          3300年ほど前、王やシャーマンは神と密に連絡をとっていた。 その時に使われていたのが、古代の文字。そして、時を記すのに使われていたのが干支。 その頃の世は気候も荒れやすく、人々は風雨雷光に怖れを抱き、神の怒りとしていた。 だから、なんでも天上宇宙に問うた。 気候のこと。生まれ来る王子のこと、攻め来る敵のこと、神の怒りをおさめるにはどうしたらよいかと。 当時の血生臭い儀式は葬り去られ、現代は科学がその代わりを務めているのかもしれない。 しかし時代がどうなろうと、この

          和する地球を祈って。

          紙は神。

          私は紙は神だと思っている。 人の内面を外在化することができる「場」、 それが紙なのだ。  見えないものを見える化する場だ。 紙ができたことにより、人は記録や想いを記すことができた。そして広く世界中に、それを伝え残すことができたのだ。 そのことによってさまざまな技術の発展、進歩がなされたのだ。医療がその賜物だと思う。 我々の文明の発展に、紙は欠かせなかったのだ。 のだのだのだ。 神事を行うにしても、紙は大切な役割をもつ。呪力を言葉の代わりに閉じ込めるものとして役立

          モグラの涙。

          この夏休みに、義弟と分かち合った話がある。 私は、紙と同じ位、日本の下水道システムに敬意を抱いている。 当たり前のように、水質に怯えることなく、水道水の水を飲み、清潔に暮らし、生野菜を洗って食べたり、赤ちゃんのミルクを作ったり、水素水の風呂に浸かって美を磨けるのも、 しっかりとした、上下水道のシステムとその管理体制があるからである。 こんなことには、空がそこにあるのと同じように、朝がくるのと同じように、あまり意識をせずに暮らしている人が多いかもしれない。 地上にある

          モグラの涙。

          実家じまい記録【過去記事:雛人形どうする?】

          実家じまいで困った大物ベスト4といえば、 仏壇、2階に詰め込んだスタンドピアノ、でかい切り株、雛人形だ。 うちのは、いわゆる団地型。ガラスケースに入ったタイプなので、中のお人形さまたちもまだまだキレイ。 しかし、突然小さなマンションにおかんと同居することになり、とてもじゃないけれど置く場所がない。 周りに相談するとご供養をすすめられたけど、愛着があり、とてもじゃないけれどそんな気にならず。 処分したくないとSNSに投稿したら、なんと友人の奥方から、「ホテルのフロントロ

          実家じまい記録【過去記事:雛人形どうする?】

          おかんと病院。

          おかんについて主治医から電話があり、2つのことを告げられた。 1.触診したらお腹に赤ちゃんの頭大のしこりがある 2.認知症がかなり進んでいる 病院から薬をもらっていたらしいが、飲んでいないどころか、処方されたことも忘れている。いつから症状があるのか、具体的に答えられない。尿閉の状態で、500mlも尿が溜まっていたが自覚症状はなかった。 以上のことから認知症がかなり進んでいることと思われる。そういうことだった。 ジム通い、朝の連ドラ、土曜は寅さんのおかげで曜日感覚はある

          おかんと病院。

          残そう。

          ある時、髙間監督が「りりィ+洋士」のLIVEに出会い、これは残さねばならないと、お2人を10年追うと決意してカメラを手にしたそう。 「もっと撮りたかったんですけど、、」と監督は舞台挨拶で目を潤ませた。 この映画は確かにりりィさんが主役なのだけど、映画の中でりりィさんが語ることはない。  りりィをみんなが語る映画なのだ。 映画が終わってからも、一緒に行った友人とりりィを語った。  あんな人、今みないよね。 ♪私は泣いていますベッドの上で〜 曲がヒットしたのは197

          小銭タワー。

          引越しのときに、小袋いっぱいの一円玉が出土。 出勤ついでにちゃちゃっと換金しようと銀行へ行ったら、 『ATMだととても時間がかかります。窓口ですと、手数料がかかります。』 と言われ、 どっちも嫌です。 と言ったら、 『ではここでお客様ご自身で数えていただくことになりますがいかがされますか。』と。 えーーーーーっ!そおなの? 銀行ってそんなもんなの? なんか、機械にジャラっと入れたら、ちゃちゃっと自動で数えてくれて、ちゃちゃっと入金してくれるもんだと思ってた。

          小銭タワー。

          銭湯のある町。

          母と夫と、引っ越してはじめて地元の銭湯へ行ってきた。 うちの一家は、銭湯フアンだ。 あの「ゆ」とかかれた煙突を見ると、我々は裸になりたくなるのだ。 あの木の燃えたつ匂い。空にのぼる、黒い煙。 百円玉を数個握りしめて、小脇に洗面器を抱え、小さな石鹸カタカタ鳴らして、行くのだ。ビバ裸族! わたしは、銭湯での、濃密かつ、まさに赤裸々な裸一貫での付き合いというものに、人間の真の姿、大和庶民文化、ゆりかごから墓場まで、色んな教えが凝縮していると思っている。 被服と心理の関係は非常

          銭湯のある町。

          スワンの日常【過去記事】あのオリエンタルホテル宿泊に成功!(後編)

          おかみが去った、冷え冷えした部屋。 ジーーーーーーーゴーーーーーーーと絶え間なく音がする。なんの音なのか。それにしても笑い堪えて腹がいたい。とりあえず、お茶を飲もう。 急須をもちあげると、もうすでにお湯が入っていた。蓋をあけてみると、ねえ絶対さっきまでこれでお茶飲んでたよね?っていう感じの、出涸らしっていうのでしょうか、にわかに…言われてみればにわかに香りがのこる烏龍茶が入っていた。 ううんいいの。出涸らしでもなんでもいい。 とにかく温かなものは、手っ取り早く しあわせと

          スワンの日常【過去記事】あのオリエンタルホテル宿泊に成功!(後編)

          スワンの日常【過去記事】あのオリエンタルホテル宿泊に成功!(中編w)

          「はいはいはいはーい」 何十年もここでおかみを呼んで、無視され続けてきた私だが、でっかい声の中国人らしき男性に呼ばれたおかみは、一発で難なく!はいはーいと出てきたのだ。 やられた。もうフロントでノックアウトである。って扉あいてた!そこ、あいてた!絶対聞こえてた!!w  あの、泊まらせていただけますか2名です。 おかみはこぎれいな出立ちで、お化粧もばっちりしている。(顔白め。チークおかめ)宿泊したいという意思がわかるとニッコリと出迎えてくれた。 その後ろから白髪のおじい

          スワンの日常【過去記事】あのオリエンタルホテル宿泊に成功!(中編w)

          スワンの日常【過去記事】あのオリエンタルホテル宿泊に成功!(前編)

          「元気が出ないとき、スワンさんの日常をハッシュタグで探して読み返していますが、あの記事が見当たらないんです」「スワンのアホ記事、一気に読めるようにしてほしい」という珍人物たちがいて、ほとほと私の周りはヘンタイだらけだと確信する。 でもこのメッセージをきっかけに、目覚めた。何に?ってアホ記事をnoteにまとめようということにw。 10年ぐらい遡ってやってみようと思う。今日は、分野でいえばアドベンチャーとでもいいましょうか。 横浜中華街に、たしかに存在した【旅館オリエンタル

          スワンの日常【過去記事】あのオリエンタルホテル宿泊に成功!(前編)