見出し画像

日本の金融決済とブロックチェーン技術 可愛いリスCH(チャンネル)その2

最近、世間を賑わせている仮想通貨やブロックチェーンのニュース。それらは、金融の未来を担うものなのか?ホントは、どうなの?日本の金融決済をよく知るオジサマ(自称:可愛いリスさん)にインタビュー解説してもらいました。新しいサービスを創るスタートアップの皆さんを読者と想定しています。読めば金融の基礎知識がわかるように基本のキを解説しています。金融業界への就職を考えている学生にも必読です。

約定イコール決済だと証券会社はいらない

その1からの続き

(センターサーバープラスブロックチェーンは、証券の世界にちょっとずつ入ってきてるんでしょ。)
えっとね、証券の世界もトークンに期待してて、約定イコール決済っていうね。あの決済だっていうのは便利だみたいなこと言い出してんだけど、 あれ、ちょ、ちょっとわかってないんだと思うんだよ、僕はね。危なっかしいよね。
というのも、証券会社とかは、みんな約定で決済まで全部一遍にできたら、すごく便利だ、って思ってんだよ、普段から。
(なんか不便なことが、あるの?)
まず、今は、約定で決済する前の段階を取る。注文って形でお客さんから受けて、 だからこそ、注文だから、取引所は、Aさん注文とBさんも注文を合わせたりできるわけじゃん。
これが約定をすっとばして、振り替えの行為だったら、注文じゃなくて、決済指示でしょ?注文を受けるかどうかなんてちょっと変でしょ。
(変というか、、、)
AさんからBさんに振り替えてくださいって指図を書くって話なのに。
取引所がいろんな人は取引相手探すっていう終わった後の話になっちゃうよ。
(つまり、取引所いらなくなっちゃうってこと?)
だから、 いらなくなっちゃうっていう言い方もできるし、取引所取引ができなくて、全部相対取引になっちゃうよね。
で、しかも、相対取引をやろうとするときに、
株の保有者であるAさんがBさんに振るってとこまで決めるとしたら、証券会社もいらないんじゃない?それと、なんでBさんに売るってことを決めることができんだろ。
(じゃぁ、TOBとか問題になってるのが、すぐできちゃう?)
TOBってどうやるか知ってる?
いくらで売ってくださいって、頼むでしょ。
で、これぐらい集まったら成立、ここまで集まんなかったら、不成立って知ってる?
嘘の注文出すやつがいると困るから、一応、証券会社に証券を預けたりしてるんだよね、 実際に持ってるかどうか確認するため、TOB申し込みます。っていうのは、裏付けをとるんだ。
そういう時は証券会社が必要なんだ。
AからBに振り替える、それは証券会社に振り替えるっていうことかねぇ。今は、問屋業として証券会社は成り立ってんだよ。法的には。他のものの計算において、ものを扱うってやつなんだけどね。
(カストディ?)
それは違う。カストディっていうのは、保護預かりするだけ。
カストディって売買しちゃいけないんだ。
カストディがしちゃいけないっていうよりも、売買という行為は、 証券法とか、そういうところで、例えば証券会社だけに認めるとかね。
デリバティブの取引、売買は、こういう人だけに認めるとか、そういう規定をしてるわけ。その資格を持ってないと、やってはいけません。

ブロックチェーンの 便利さとは

(結局、ブロックチェーンプラス分散台帳、いわゆるって、どこって考えるとどこ?安価にできるから?)
どういう仕組みを安価できるのかっていうこと?
銀行預金を振り替える仕組みを安価に出来るっていう話ではないんだよね。
ブロックチェーンプラス分散台帳っていうのは、みんなが台帳を持つ形にして、 情報を共有することによって、AさんからBさんに100を振り替えましたっていうのをその記帳だけで成立させます。分散台帳のメリットは何かっていうと、 今の振替っていうのは、なんで不便があるかっていうと、 例えば、みずほ銀行の中の振り替えっていうと、みずほのサーバーの振り替えだからか、単純でお金もあんまりかかんないよね。
でも、みずほから三菱になると、例えば預金っていうのは、みずほの 負債から三菱の負債に切り替えるわけだから、みずほから三菱に100送金するってことは、 みずほの負債が100減って、三菱の負債が100増えるってことなので、そうすると、みずほから三菱に代わり、預金を向こうをプラスしてもらう。その代わりに、負債に見合うお金を渡してやらないといけない。そのために今は、日銀の口座を動かすとか、いろんなことやるわけ。それを1個ずつ動かすのは大変だから、ネット決済(※一度に決済処理すること)しましょう。とか、いろんなことやるわけね。でも、ブロックチェーンプラス分散台帳っていうのは、 世界中がその分散台帳の上で共通の情報を扱うから、仮想の巨大なセンターサーバーを作ってるような感じになる。
だから、誰かがAさんからBさんに振り替えましたよって書くと、みんながAさんからBさんに振り替えました。って書くことによって、ちょうど巨大ななんとか銀行、世界銀行みたいなところに、世界共通銀行みたいなところに、みんなが預金口座持ってるような感じにはなる。その便利さはある。でも、それは銀行預金みたいに、 その世界なんとか共同銀行っていうのが実際にはないもんだから、単なるAさんから、Bさんに100なんかを振替ましたっていう記録に過ぎなくなっちゃうんだよ。銀行預金だったら、その100は、あの預金先の銀行が現金に換えてくれっって言ったら換えますよ。ってことを、法的に約束してることになるんだけど、 そういう法的に拘束する人がいないんだよ。

担保付きのコイン

法的な拘束がないと不便だからとうことで、約束まではしないんだけど、なんか価値をつけたようにしたいなっていうのが、 いわゆるリブラみたいなやつをつくりはじめたんだけど、 ほんとにどの程度担保も管理してるのかってブラックゾーンだし。ま、単純に言って、ビットコインなんかよりその担保の足かせ、管理の分、足かせがつくから、事務コストが高くなるじゃん。
で、そもそもさ、新しく、ある銀両替商だか銀行だかに行って、100担保を渡しますから、100なんとかくださいって時に、 それセンターで管理するまで、誰がどうやって責任持ってんのかなとかね、管理めんどくさいじゃん、 コストもかかるし、めんどくさい。

中銀コインの実現度


で、その次というか、それと、なんかその延長線上で、僕は出てきたんじゃないんだかと思うんだけど、 だんだん言い出してきたのが、中銀コインってやつ。中央銀行が発行してたら、法廷通貨と同じで、担保とかなくても価値があるじゃないかみたいなこと言い出したんだけど、これは逆に、あの日銀なんかも中銀コインというのは、中銀預金です。つまり、中銀の負債であるって定義をしてるわけで、 中銀の負債をさ、中銀の外のさ、今までは中銀のクローズシステムで管理したものをさ、オープンのシステムで管理して、システムのチェックだけで、残高チェックだけで、その保有者が 勝手に振替るのを認めるかって言ったら、まあ認めない。もう銀行だって、それはやだ。
銀行預金を銀行の外のブロックチェーン上で管理して、預金者が勝手に動かせるようにします。とか言われたら、責任持てませんって言うよね、何が起こるかわかんない、止めることもできないんだ。
えっと、だから、それはどこに問題があるかっていうと、ここの中(オープンのシステム)で、残高管理をするから大変なんだよね。
じゃぁ、ここで残額管理しないと使い方って、他の使い方がないから どうやってやるのって言ってて。まず1つ目は、AさんからBさんに 振り替えるとしよう。振替人がやった時は、まあ小切手を振り出したのと全く一緒にしましょうよ。だから、ほんとに落ちるかどうかわかりません。
で、分散台帳を取引銀行が見てるわけだから、それ振り出されたら、取引銀行が 預金チェックして預金を落として、 そのAさんからBさんへの振り替えは、うちの銀行は支払い保証しますって記帳します。このペアで初めて振り替えが成立します。ということをやろうとしてるんだ。
(じゃ、小切手の振り出しが約定で、保証が決裁?)
決済じゃない。、その先で保証しています。と、そうすると保証しただけだと。じゃあ、 BさんのこうAさんの口座はみずほでBさんの口座が三菱だったりしたら、 こっちはマイナスだからいいけど、三菱の口座をプラスしてもらわなくちゃいけないじゃん。Bさんの口座を、それは今あるネット決済の仕組み使えますよ。1日1回で。バッチでドーン で。ここは絶対。このブロックチェーンプラス分散台帳の方がやりやすいですよ。今までは え、伝言ゲームみたいなことやってたんで、
(じゃ、それは、センターサーバー型?)
ううん。その方でやると。みずほ銀行がその全銀とか証券決済だったら、 日本クリアリングとかに、あの、これ、あのネット決済対象にしてください。って頼むんだけど、 相手側にもちゃんとネット決済、それやっていいですか?っていうのを確認しなくちゃいけない、
結構そこの突合にお金かけてるんだよ、小合っていう
(だから、振込手数料が高いね。)
まあ、あれはまあ色々理由があるんだけどね、
(だって、そうそう1ネット通すといくらさらにその先がいくらって)
そうそう、だから、銀行、主要銀行とか都市銀行でいくらその先の信金でいくらっていう風になってるでしょ。実際、そのネットを通すと違う
で、そこらへん、あの、全銀システムのネット決済って、すごく古く作った仕組みだから ま、色々の事情でが高いんだけど。
例えば、 東証で証券会社が株の売買やってるじゃん。
あれのdvp決済ってのはネット決済なんだけど、株のネット決済、資金のネット決済1日1回のね というやつなんだけど、1件あたり3円ぐらいのコストでできてるんだ。
一方でね、全銀ネットじゃなくて、証券の方が安いっていう話ね。
その代わり、担保とかガチガチにとってるんだよ。
(銀行のその全銀ネット使うよりも、ハードルが低いんじゃなかったっけ?)
正直言うと、ハードルは高いかもしれない。
あ、あの、今も細いことを言うようになったけど、元々はあの日銀の口座を動かさなくたって、あの 自分のところにある全銀ネットの預金にをプラスしてれば、担保金を積んだことにするみたいなこともやってたみたいでね。
最近はそれじゃあ、あのBIS基準に立ち行かなくなったんで、 色々苦労してらっしゃるようなんだけど。でも、株の方は元々、出だしから、 株の売買と国債の売買だったんで、もう日銀とか自分の口座作って保振とかに
担保差し入れは俺の口座に保振とか、日銀の口座に入れろって感じなの。現金でもあの 国債でもね。
まあそれでも株は、ほんとにすぐ売れるかどうかわかんないから。 一応大手の銀行がOD枠、あの万が一の時はローンを貼ることにしてんだけど、 ま、絶対翌日には大丈夫だよね、ぐらいの感じにはしてるんだよ。銀行が証券界を信じてなかったこともあり。正直言って全銀為替の方は全銀システムの方はまだ護送船団方式の方、 匂いが残ってた頃のやつなんでね。色々あんまりちっちゃい銀行に負担をかけたくないっていう思いも、 当局にあったのかもしれない。
(その証券の方も、その決済の仲間に入れてもらう基準で、どのくらい積まなきゃいけないの?)
えっと、上限にずっと張り付いてると、 翌翌月ぐらいに担保積み増せっていう指示が来る。自分が積んでる、保証金まで取引してると、 それ以上やるんだったら、積み増さないと積み増さないと商売させてやんないぞって言われるんだ。EPCのパクリなんで、
(epcって何?)
アメリカの。
(結構、日本のその証券の仕組みはよくできてるでしょ?)
はい。いいとこ取りしたら、あちこち1番最後だったんだ。
(シンガポールとかよりもいいよくできてるの?)
シンガポールなんかよりもよくできてるかどうかっていうと、 うん、シンガポールなんかの方が利便性が高いと思う。
(どんなところで?)
シンガポールは、担保だけみたいな発想だから。
(じゃあ、シンガポールで円で買えるの?)
うん、だから。あの、先物の日系はシンガポールで、円で買える。
円も当然扱ってます。
シンガポールは、利便性が高いんだよ。面白いなと思うのは、 日本だと中銀の日銀円決済、中銀の口座を使いましょう、と思ってるじゃん。
(投資家が?)
違う違う、金融機関の間の決済。
で、あの、このシンガポールの場合は、主要な大手銀行の外貨預金使って決済できればいいって感じ。
(日系の企業がシンガポールにいて、で、円で決済して円があるから?)
ううん、そうじゃなくて、あの日本のところが、野村証券と大和証券の お金のやり取りは、日銀使ってやりますよ、みたいなところ。
シンガポールにある各銀行のどっかの決まってんだけど、どっかの銀行の預金口座を利用て、同士でやればいい。
取引所か、その なんかの正式な口座の中でなんだけど、中銀じゃなくても、預金口座でもいいよねって感じ。
(じゃ、日本もそういう風にすれば、いいの?)
えっと、厳密に言うと、預金口座って銀行が潰れてしまえば 価値がなくなっちゃうから、やっぱり中銀でやりたい。
それから、日本はね、外貨について、銀行が未だに変な手数料取ったりする。
リフティングチャージとか言って、20分の1パーセントとったりとか、いろんなことやるんで、外貨が動かしづらいんだよ。日本の中はみんな円でやってるから不便がないんで、そんなに外貨に行きたいとも思ってないんじゃないかな。
(円が強いっていうのもあるよね。)
円が強いというかねまあ、その円が強いっていう日本語の中に含まれると思うんだけど、その 円に従属する優良な会社がいっぱいいるわけじゃない。東京マーケットに。そういう意味ではね、マーケットとして強いよね。
シンガポールのマーケット行ったら、日本のは買えます。とか、いろんなことあるけど、いろんなバラエティがあるじゃん、あの、 アメリカ並みだよね、こんだけいろんな金融もあれば、IT系もあれば、楽天とかソフトバンクみたいなのもあれば、とか、それは多様に分かれていて。
欧米人から見ると同じように多様に分かれた産業があるんのが中国。あの 間違いなく、今や日本を上回ってそうなんだけど、でも、やっぱりこう。その投資したお金に対する規制が どういうふうにかかってくるのかとか、怖いよね。ちょっと見えないところがあるって感じなんだろうね、
なんか、急に没収されたりしたら、もう目も当てられない。
まあ、そういう基本的なところもあれば、あの 決済の仕組みとか、そこらへんがどこまでBISの基準に適格かどうかっていうのは、ほんとに適合してるかも分かんないんだけれども、 ちょっとクリアにわからないっていうことも。ある。そういう点で日本の仕組みっていうのは、本当にクリアにパクってるから。ていうか、アメリカの仕組みとか、いろんないいとこ取りしたから。
説明もわかりやすいし、まさに我々カステリアもしてるわけです。そういう人たちに分かりやすい仕組みの仕組みをつくる、わかりやすい説明できる仕組みを作りましょうってことで。 だから、裏側にある法律ってのは、日本法に立脚してるんだけど、出来上がった製品としては、アメリカのdtcと全く同じ時間帯とか、同じ あの計算ロジックとかを持ってます。という、そういう感じです。
で、そういう経験からすると、やっぱりそのネット決済のロジックっていうのは、非常によくできてる。

全銀システムと証券決済の成り立ち

だから、あの全銀の方はちょっとまだ古い考え方の時に作った感じがしてね。うん、まだちょっとこう、うーんっていうところがあるんだけれども。それと、あの 全銀システムの株主っていうのは、つつうらうらの銀行全部なんで、だから、全銀協の同意が出ないと、そういう新しいことができないみたいなのもあって。
(全銀協が株主を取りまとめるの?)
どういう関係にあるか、よくわかんないところあるんだけどね。株主として直に投資してるか、全銀システムに、皆さん 各銀行は。でも、どっちにしろ、あの津々浦々のの銀行が うんと言わないと新しいことができない感じ。それに比べて、証券系の方は株式会社なんだけど、 議決権の9割以上を東証が握ってるような感じなんで、東証さえ「うん」と言えば決まる。
(オーナー企業だ。)
うん。
で、やっぱりそういう仕組みを作るときに、 津々浦々の銀行も全部生き残らせたいっていう時代とやっぱりできた時に、 その後は、中小の証券会社がいなくなったのが実態。電子化とか、そういうdvpもそうだし、あの大手の証券会社も、あの自分たちの身を守る もしくは、東京マーケットを存続させるためには、弱小の証券会社まで守って、 今まで通りのやり方ではいけないって覚悟がし始めた時代だったので、なおさらよかったのかもしれない。
バブルの崩壊があって、で、実際にはバブルの崩壊のした時は、 まだ銀行の中でも、市中銀行が保有率高かったんだよ。
いわゆる持ち合い株を持ってて。だから崩壊したんだけど、
銀行がまだ株を売れないくて持ってはいるんだけど、早晩売らないと潰れちゃいます、みたいな時期だったんで、 一生懸命、証券界も含めて、当局も含めて 新しい相手を探して、外国人の投資を促進しようとした時期で、
なんかそういう海外で望まれる。特にアメリカのようなところで、新しいリーダーシップを取る、投資家が望むような形。まあ、わかりやすく言うと、彼らが1番わかるのは、アメリカと同じ仕組みだったらわかるわけね。
一致しやすい。
同じ仕組みですよ、リスクの測り方も同じですよで、あのBIS基準っていうのはどっちかというと、ヨーロッパタイプでね。
例えば、典型的な事例として過去あったのは、株式って、あの国債って、あの グロスグロス決済。証券を1件ずつdvp決済します。
あの、お金も1件ずつ受け渡しします。リアルタイムグロスセットでも、rtgsという方式とで、 日本の株の決済は、あの証券は、1件1件決済するんだけど、 お金は1日1回。
(それが約定と決済)
そうじゃないと、証券会社としては 買って売るんだから、商売がうまくできないっていう話があって、 で、色々探したんだけど、まさしくdtcがそういう仕組みでね、アメリカの取引所なんかが、だから、あ、これパクって作ろうと思って、みんなが賛成して、それ パクって作ったんだけど、そのおかげでBISとかでいう今はなかったないんだけど、昔、 rtsに全部切り替えなくちゃいけないと、ネット決済(※通信のネットではなく、一度にやる決済)のリスクが大きいからやめましょう。みたいな話を出た時に、やっぱり日本だけがネット決済だったら、多分 何言ってんだお前って言われたんだろうと思うんだけど、アメリカが何言ってんだお前ってって、ヨーロッパを結局 説得しちゃったんだよね、ああ、ついてく人を間違えなくてよかった。
で。今や国債の決済っていうのは、日銀で決済するものは、 リアルタイムグロストリングといって、rtgsって一件一件んまで、ヨーロッパももう変わってきて、どういうことをしてるかっていうと、中銀はそうなんだけど、その外側に あのセントラルカウンターパーティー方式のネット決済をする人、クリアリングハウスを作りましょう。みたいな で、日本も日本クリアリングっていう会社ができ、その前に国際専門の会社も作ったりしたんだけど、今はそこのクリーニングgsccってとこに統一されてね。
で、あの、
だから、役場したやつに対して、決済はネット決済でいいですよね、 日銀で決済すると、あのお金とものを同時に1件ずつ決済しなくちゃいけないんだけど、ここのクリアリングハウスを通すと、いつも
1日1回のネット決済
でいいですよ。その代わり、セントラーカウンターパーティー方式のっていうのは、あの法律のやり方として、 そこに担保積まないとダメですよ。その代わりと決済してもらえる分だけ、担保は、ちゃんと積んどいてください。
(そうじゃないと、逃げちゃうから?)
潰れたら困るから。
逃げたらじゃなくて潰れると、潰れてない人みんなに迷惑がかかるでしょ、 全員の決済が止まっちゃうことになるから、ネット決済するときは、基準があって、
(1日1回のそのドンチッチするんでしょ。)
それと、ちゃんと1番でかい参加者が潰れても、その分積んであるから、それでOK
で。あの、まあ、当日の当日ですぐお金にならなくても、ならないこともあるから、 1日ぐらいのローンを張っておくんだけど、でも、やっぱり最終的には担保を売っちゃえば、ちゃんと 決済が滞りなく終わるようにしましょう。そういう仕組みになってるから、非常に安定してるんだよ。で、その安定してる証拠だと僕は思うんだけど、 株っていうのはさ、みんな約定で注文できて買いました。って言うと、もう買えた気になってるじゃん、売ることができるから。それぐらい確実になんだよ、あれ、証券会社にとっても、リスクないんだよ。
でも、その約定と決済を一緒にしたいっていう便利なんじゃないかって思ってる証券会社がいるんでしょ、
わかってないんだと思うんだー。
それぐらい、何が便利になりそうで、リアルタイムなんとかになると、
なんか、約定だけで全部が終わってくれると、自分のところの決済部門が そんな決済できません。とか、こううるさいことも言わないし、カストディ銀行にできますか。とか聞きに行かなくても くても良くて楽なんだろうな、みたいな、そういう感じじゃないかな。
でも、それは法律的に考えると、証券会社の今の基盤である あの問屋業だから、注文を取り継ぐっていうこと自体が今のブロックチェーンの考え方だと、成立してないよみたいな話には思いが至らないんだと思う。
で、それは当然なんだよ。それは当然っていうのは、彼らはもうそんなことは当たり前の話であって、 当たり前のことを前提に、いろんな新しいビジネスを考えるのが仕事なわけ。当たり前の中身を疑って、無駄な時間潰したりするっていうのは、あのコストでしかないわけだよ。
で、僕らはっていうか、保振とか、カストディ銀行みたいな決済系の人っていうのは、もともとそういう決済を終わらせる。つまり、我々の言葉で言うと、ファイナリティーをつけるってことを前提に生きてるから、 法律上、これで、どの時点でファイナルって あのもう不可逆にファイナルって言えますか。っていうのを常に意識してるわけで。

(次に続きます)

金融業界のキホンである決済について、知りたい方は、フォローしてくださいね。こんなこと知りたい!という質問も送ってください。
#金融決済
#ブロックチェーン
#金融業界に就活
#中銀コイン
#仮想通貨

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?