滋賀紀行1（2007年2月10日〜11日）

2月10日。
予定の新幹線に乗り遅れる失態。
次の自由席では立ちっぱなしで米原まで。
乗り換えて高月。
「飛び出し坊や」をかわいがり、渡岸寺観音堂（向源寺）。
十一面観音様が美しい。
周りをぐるぐると何回か流し見する。
噂通りの美しさ。
暴悪大笑面が見られるのもいい。

街並みが気になる長浜駅で降りて散策してから
宿をとっている近江八幡へ。
駅前にいくつかの喫茶店がある。
勇気が出なくて入れず、無難な「珈琲館」に入った。
外向きのカウンターに座り、行き交う人を眺めながら今日初めての水分。
始まりからバタバタしてしまったから、これまでフリスク三粒しか口にしていなかった。

降り出した雨ん中をホテルまで歩く。
チェックインし、有料チャネルのカードを購入して部屋でちょっと休憩して夕食に出かけた。
歩き回るも結局「すき家」。それもまたよかろう。
有料チャネルが待っているホテルに戻る選択肢もある。しかしまだ時間は浅い。
「珈琲館」再びも考えたが、バーに入った。信用しているサイトで調べておいた店。
ジントニックを注文。クラプトンが流れている。先客は一人だけ。静かな時間だ。もう一人入って来た。常連らしい。マスター、心なしか嬉しそうな顔をしている。何となく安心した。先にいた客が帰ったら空氣の変化を感じ、僕も会計してもらう。外に出るとまた雨だ。もう少し歩き回りたかったがホテルに戻った。大浴場でさっぱりし、床についた。