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ハノイの水不足と電力不足


ハノイには乾季なんかなくて1年中雨季だと声を大にして訴えているワタシですが、今年は過去100年で最少の雨量で、この先、極めて深刻な水不足と、水力発電の停止による電力不足が起こると予想されています。
天気予報ではご覧の通り毎日雷雨があるはずで、例年なら午後に急に暗くなって頭が洗えるくらいのハゲしい雨が降るワケですが、今年は完全に外れています。どうしたもんかいな、と。
 

ハノイの町の真ん中を流れるホン川(紅河)

ハノイは漢字で書くと河内で、文字通り大きな川が町の真ん中を流れていて、周りには湖や池や溜池がたくさんあります。水不足なんて考えたこともなかった。
川の水量は今のところ見た感じそれほど減ってなくて、水道も普通に出ます。
電気は以前は不足気味で10年前はよく停電しましたが、こっちのあるレベル以上の建物は自家発電で100%カバーしているので困ることはありません。
が、ワタシのアパートはあるレベル以下なので自家発電はありません。オフィスには小型発電機があります。
 
ワタシのこれまでの経験では12,3年前に一度電力不足が起き、計画停電がケッコウ頻繁に行われました。○○区は明日の夜何時から何時まで停電します、とか、事前に連絡が来るワケです。そういうのはココロの準備ができて、時間も許容できる長さなので耐えられます。
それが今年は過去100年で最悪ってことはいったいどうなることやら。
 
冷静に考えるとこの地では生きていけない。
アパートのトイレ、シャワーが使えなくなる。それだけでアウト。ホテルに行けばいいって言ったってカネない。スマホ、パソコンは電池がなくなればタダの板。
大使館から連絡が来てニッポン人学校とかに避難するのか。それだってスマホが使えなきゃ、、小型太陽光パネル発電機を今度の週末に買っておけばなんとかなるかも。
トイレは簡易式で、要は校庭の地面に穴掘って、シャワーは3日に一度 給水車が来て一人5分とか。
災害時の避難所生活を考えればそれくらい我慢しろって言われるかもしれないけど、無理。
 
北部が特に酷いらしいのでダナン辺りに行くか。ワタシャ、ニッポン人社会とのつながりが希薄だから泊めてくれる人いるかな?? 夏休みでニッポンに帰るからアパートを好きなように使っていいよ、みたいな人。今更だけど。
 
結論。ニッポンに一時退避。カイシャのスタッフはそれぞれ故郷とか、幅広いニンゲン関係の中でやっていけるだろう。シゴトはリモートワークでそこそこできるのはロックダウンの時に経験済み。
とは言えコロナの時より厳しい状況が予想されます。空港の混乱とか、想像しただけで血の気が引く。(ロックダウンの時、スーパーのレジの長い行列を見て血の気が引いたワタシ)
自衛隊の輸送機とか、揺れるだろうな。なんてこった、、、

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