見出し画像

アンチテジナ論 Ⅰ

 創造におけるオリジナリティとはいったい何だろうか? と、思索していたのですが、これはやはり『一般化した概念を、嫌がらせのようにぶち壊していくこと』に本質があると考えます。

 そして、こういったオリジナティな行為は『現在の安定した価値観』を共有する人々にとってみれば、『危険』と見做されます。

 ところで、一口にオリジナリティといっても、それは既存の概念を蔑ろにするということではありません。むしろ既存の概念について執着し、自分だけのものにしたいと渇望して、ストーカーのように張り付いて、その美しい顔に鉈を振り下ろすという偏執的な愛が必要です。

 そして、このような破壊的性質を持つ異端者は、停滞していた世界に進化をもたらすことがあります(本人にその自覚があるかないかは関係なく)。その異質性は種の進化をもたらし、一般化して、やがては破滅し、新しい種を残していく。もちろん進化に失敗して誰にも認識されずに破滅していくケースも多々あるでしょう。

 わたしは、現状においてテジナ界で拒絶されている反逆行為の中にこそ、進化をもたらす種があるのではないかと確信しています。

 と言っても、わたしは『手品界が発展した方が良い』などとは微塵も思っていません。

 滅びようが、発展しようが、そんなことは人間の知ったことではないからです。

#手品 #マジック #研究 #創作 #過激派 #さてはアンチだなオメー

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?