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ぜんじろうさんへの詫び状

↑2022.6.4「れいわ新選組総決起しまくり大会」ぜんじろうさんの登場(1:40:44)切り取り動画の元になった動画

私はずっとぜんじろうさんに詫びなければと思ってきた。
 
2022何6月4日池袋西口での「れいわ総決起しまくり大会」の会場に私は居た。
 
ぜんじろうさんは、水道橋博士に呼ばれてネタを披露しに来られたのだ。私は、山本太郎さんがリクエストしたネタで、その後ぜんじろうさんが、大災難に見舞われるとは思いもせずに笑っていた一人だ。
 
その騒動を知らない人の為に簡単に説明すると、太郎さんがリクエストしたネタは「飛行機に歴代首相3人が乗っていました。その飛行機が落ちました。助かったのは誰?答えは国民です」というネタだった。
 
首相部分を各国首相に入れ替えれば、どこの国でも使えるスタンダップコメディの定型文的なネタだ。独裁政権や、悪政に苦しむ国民の心を笑いで一瞬でも楽にしてくれるものだ。
 
その後、選挙期間中に元首相の狙撃事件が起ったから、ネット上で大変な騒ぎになった。事件の真相がわからない混乱の中で、切り取り動画が拡散され、ぜんじろうさんひとり火中の人となった。
 
タイトル写真は、2022年7月13日スタンダップコメディフェスティバルでの一日「笑う選挙ナイト」と題した回のものだ。出演予定の水道橋博士が選挙(7/10)後に体調を崩し、ピンチヒッターの山本太郎さんと、大石あきこさんが出演した時のものだ。私は客席の最前列に居る。
 
座談会では、ぜんじろうさんの炎上で、「日本スタンダップコメディ協会も火の粉が飛んできて大変だった」とか「れいわもあれで10万票は票が減ったね」などと笑い話しにする中で、大石さんが「でも、そもそもあれは、太郎さんがリクエストしたんですけどね」と、言ってくれたのが、せめてもだった。
 
今や、れいわ支持者と言うと、れいわ信者とか、カルトとか言われるようになった。れいわ支持者って頭が悪いとかも言われる。それから、最近ではネットに強いれいわを意識してだろう、有名どころのインフルエンサーがれいわは貧困ビジネスだと吹聴している。山本太郎は流石役者だ!上手い!貧乏で頭の悪い奴が騙されているのだ!と。れいわ支持者はよほど覚悟を決めていなければ、内部分裂を起こしたくてたまらない者たちが、いくらでも刺客を送り込んでくる。
 
ぜんじろうさんは、れいわ支持者でもない(スタンダップコメディアンとしてどこの政党も支持しないというスタンス)のに、その血祭りにあげられたというわけだ。
 
れいわなんかに関わるから、こんなことになるんだと言わんばかりに。

たった一人で燃え盛る火の中で、燃え尽きなかったぜんじろうさんを、ただただ尊敬する。Twitterで一言つぶやくだけで、百も千も石が飛んでくる中で、倒れなかったぜんじろうさんは、かっこよかった。
 
それでも、人の生き死にを笑いにすることに抵抗のある方に、もう少し話させてもらうと、口に出すことで死は遠のくと私は思うのだ。話すというのは離すことだとも言われる。心から離す。もし、死にたい人が居て、その人がその気持ちを話したら、助かる確率は上がるだろう。誰にも話さず心に秘めていたら、行動によってしか、その人の気持ちはわからない。
 
例えば、狙撃犯が、その気持ちを誰かに話していたとしたら、話す相手が居たとしたら、この事件は止められたかもしれない。言葉を奪われ口を塞がれた人が、行動するしかない状況に追い込まれるのではないか。暴力でしか表現できない気持ちを、言葉にする技術が必要だ。話しても無駄という絶望が犯行に走らせるのだろうから。
 
 
上に物申せば首を跳ねられる時代にも、笑いのヒーローが居た。私の故郷大分には吉四六(きっちょむ)さんという農民のヒーローが居た。涙も出ないような悲惨な暮らしの中からも笑いを産み出す天才だ。
 
沖縄に行った時に、てるりんさんというコメディアンの舞台を見たことがある。りんけんバンドのりんけんさんのお父さんだ。てるりんさんは、4人に1人が亡くなった沖縄戦の後、「4人に3人は助かったんだから」とお笑いを届けてきた方だ。てるりんさんは、私が幼い子どもを連れているのを見て、演題を変えて、自分の子育ての話をしてくださった。りんけんさんを育てる時に、赤ん坊だからっていきなりおむつを替えてはびっくりするだろうと、おむつのテーマソング、ごはんのテーマソング、お着替えのテーマソングを作って、身体に触る前に、三線を弾いたそうだ。大人の中には、いきなり子どもを高い高いする人が居るけれど、あんなの子どもに失礼だと、笑わせてくれた。
 
 
笑いとは、人と人が争わない為に、人が人を殺さない為に、無くてはならないものだと思う。
 
ぜんじろうさん、笑いを諦めないでいてくださって、ありがとうございます。
 
それから、私が障害者の息子と2人分のチケット代が払えないと正直に話したときに、「息子さんの分はいただかなくて大丈夫です」と言っていただいたお礼も言いたい。料金は主催者が決めることだから、演者の預かり知らぬことだけど、ぜんじろうさんが主催をするステージにお誘いいただいた時に、私は初めて、これまで胸に止め置いた気持ちを伝えた。
これまで2人分のチケット代がかかるために、参加したくても出来ないイベントのなんと多かったことか?主催者は、まるでこの世界に障害者とその家族など居ないかのような企画を立てる。障害者家族は来なくていいと言われている気がしていた。だれもどうやったら来れますか?とは聞いてくれなかった。
 
そんな積年の思いを、さわやかに「いいですよ~」と言ってくださったぜんじろうさんは、いい人だと、私は声を大きくして言いたい。
 
会場の問題もあるけれど、私が過去に、イベントを主催してきた肌感覚でいうと、障害者と付き添いを2人で1人分として料金設定すると、割引なしの開催よりも、集客2割増しの売上げ1割増しになる経験をしてきた。障害者ってこんなに居るの?ってくらい来て下さる。
 
東京などのキャパに制限のある中での企画では、難しいかもしれないけれど、いつの日か、障害者割引(もしくは付き添い無料)が当たり前になることを夢に見ている。
 
その先駆けとも言うべき、ぜんじろうさんの対応に感謝している。
 
そんなぜんじろうさんからのお誘いは、出来る限り行く!と決めているけれど、先日(12/3)は先約があり行けなくて、でも、「行けません」という連絡ほど、テンションが下がる連絡はないと思っているものだから、返信出来ず、今日、こんな長いブログを書くに至った(なんじゃそりゃ!w)
 
大丈夫かな?ここまで読んでいただけたかな?長いわ!スタンダップコメディでこの長さはないわ!とあきれられているかもしれない。そして、はたしてこれは詫び状になったのだろうか?
いろいろすいませんでした<(_ _)>

 
こんな私もスタンダップコメディ・オープンマイクで5分で話しているので、よかったら、見てほしい。笑い少なめの分、伸びしろ多めってことで、よろしくお願いしたい。
 
しらいわよしこのスタンダップコメディはここで見れます↓

11月14日下北沢Gakuya・オープンマイクにて「パターナリズム=温情主義=善意のマウントについて」

最後に宣伝です!

なんと!しらいわよしこが、ぜんじろうさん出演の日本橋コメディクラブで、オープンニングアクト勤めます!

2023.4.30(日)15時から!日本橋にて!
ぜんじろうさんがコロナ後のヨーロッパ12カ国ツアーから帰ってきての、採れたて出来たてネタを披露してくだいます。果たして、世界は何を面白がっているのか?日本はまだ大丈夫なのか?w楽しみです!どうぞ、ここでしか聞けない話し聞きに来てください!

日本橋コメディクラブ3は大盛況でした!ありがとうございました!

次は2023.5.5.二子玉川にて、ぜんじろうさんのライブありますー。見なきゃ孫さん(笑)いや、見なきゃそんそんってわけで、私は2公演とも見に行きますー!

どうぞ、よろしく!!


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