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「笑いは世界を救う!かもしれない?(笑)ぜんじろうショー」めっちゃ楽しかったです~!

2024年4月13日(土)14時~16時 立川市にて

チラシを受け取ってくださった方、チラシを置いてくださったお店ありがとうございました!
当日の出演者(左からぜんじろうさん、クリスタルボウル奏者新井悠生(ゆうき)さん、オープニングアクトの次郎、しらいわよしこ)

イベントを支えて手伝ってくださった皆さん本当にありがとうございました!お客様35名(うち障害※①のある方7名・18歳以下2名)出演者4名(うち障害のある方2名)記録・音響スタッフ2名で、楽しい時間を過ごさせていただきました。(※①障害は社会の持ち物)

なにより誇らしいのは、障害者率の高さ!(笑) 行政だけでなく、民間事業者にも合理的配慮※②が義務化されたこの4月。(※②合理的配慮というのは、ひとりひとりの事情を聴いて出来ることを話し合って配慮すること)
社会に出ることに障害だらけの方にたくさん来ていただけたことが、何よりも嬉しいことでした。そして、その方々に何度も「来てよかった」と言っていただけたことが、本当に本当に嬉しいことでした!たくさんの障害を乗り越えて来て下さり本当にありがとうございました。

オープニングアクトは次郎


そして、オープニングアクトを飾る次郎の登場です。次郎は言葉をしゃべれません。そこで「おそらく世界初、しゃべらないスタンダップコメディアン次郎です」と紹介したところ、世界にはしゃべれないスタンダップコメディアンがいらっしゃるとぜんじろうさんに教えていただきました(この話、大感激なので後でします)

それにしても、次郎、何を言い出すのか?ママ(しらいわよしこ)が通訳として座っています。打ち合わせなしでドキドキです。以前は事前にネタ(たとえば、「ボクはモテます。モテる秘訣は余計なことを言わないことです(笑)」とか)を作っていたのですが、それでは次郎のコミュニケーション方法がわかりません。それで最近フリートークにしました。いきなりなにを言い出すのか?ママにもわからないこともあります。次郎の言うことをママ以外の方がわかってくださったら嬉しいなーという思いもありました。

そして、その時は来ました。次郎のジェスチャーがわからない!

え?なになに?わからない

その時です。客席から声が!

そうそれ!!!正解!

そう、次郎のジェスチャーをママよりも早くわかってくださった方が客席に居たのです。次郎の福祉就労の職場の方でしたけれど、職場を離れて福祉を離れて、次郎の世界が広がったと実感した瞬間でした。ママである私は、次郎の生きてゆく世界は福祉の中にしかないのか?と長年悩んできましたから、私の背負ってきた荷物が軽くなった瞬間です。

その貴重な瞬間を捉えて写真に撮っていただいたのが、これまた客席にいらしたお客様でした。ミラクルの連鎖に素敵な予感しかしません。ありがとうございました!!

もうひとりのオープニングアクト・しらいわよしこ(私)です

夢の中でも練習したネタ披露

「面白かった」と言ってもらえると10歳若返ります(笑) 私はスタンダップコメディに出会って、ぜんじろうさんに出会って救われましたという話は心に留めて、これまで経験した悲惨な話しを笑いに変えてゆきます!どうか、笑ってやってください!

そして、お待ちかねぜんじろうさん登場です!!前半の始まり~

ヨーロッパツアーから帰ったばかりのぜんじろうさん

オープニングアクトに登場した次郎がしゃべれないことに触れ、イギリスでは視線で文字入力するスタンダップコメディアンが居ることを教えてくださいました。わずかしか動かない身体で登場し観客が固唾をのんで待つ中、視線入力で文字を打ち出だすファーストジョークが「おい!ちゃんと聞けよ!こらボケ!」で、それを観客が『いいぞいいぞーがんばれよ!』と反応するということ。
「日本ではそんなポジションの方は謙虚で『こんな自分がしゃべっていいんだろうか?』といった感じになるけれど、ぜんぜんいいです。むしろスタンダップコメディとしてはプラスです。その時点で勝ってるんです」とおっしゃいました。「マイノリティが堂々と生きてゆくために武器を持った、それがスタンダップコメディでもあるんです。」と。(私、大感激!もっと堂々とやろう!)

そして、今回のテーマが『ユーモアスピーチ講座・プレイベント』ということで、このイベントに来てくださった方が、自分もしゃべりたくなるような、いろんなお話しをしてくださいました。

スタンダップコメディで大事なことは、差別をしないということ、弱い立場の人を揶揄しない。弱い者いじめをしないということ。それ以外は、人を楽しませようとしてしゃべることは自由、フリーだということ。

ただ、自分が話すということは、人の話も聞く姿勢が大事ということ。社会的に自由に発言できる場所があることは大事。そして、パーソナル的にも、自分を客観視してしゃべるということは、精神的にもすごくいい。ユーモアを乗っけてしゃべる、そして聞く、そして笑うということが、健康にも精神にもどれだけいいことか。というお話し。

それから、政治風刺ネタ、爆笑に次ぐ爆笑のスタンダップコメディを見せていただきました。初めて来られた車いすの方が、何度も「来てよかったー」と言っているのを聞いて、本当によかったと思いました。

休憩 新井悠生さんのクリスタルボウル

クリスタルボウル演奏 新井悠生さん

新井悠生さんは、今回初めてご自身で自己紹介してくださいました。
「新井悠生です。僕、障害を持っていまして、難治性てんかんと、高次脳機能障害を持っております。それで仕事もなく何も出来ず困っていた時に、このクリスタルボウルというものに出会いました。聞いたときに、いつも悩んでいたというかフラフラしていた頭がとても気持ちよくなり、これだー!と思ったのでクリスタルボウルを始めました。脳が気持ちよくなったので、この音を皆さんに聞いていただきたいと思い、今からやろうと思います。これの音は音楽ではなくて、曲じゃなく波動っていう感じのものなので、耳で聞くじゃなくて、身体で感じるかんじです。出来るだけ楽な姿勢で、出来るだけ雑音を立てないでいただきたいです。身体全体で音を浴びてください。リラックスしてお聞きください。」

そうして始まった悠生さんの音にすっかりみなさん癒されていました。

後半 再びぜんじろうさん登場です!

兵庫県の小さな町・太子町でのお笑いフェスティバルのお話から、太子高校にユーモアスピーチを教えにいったお話でした。これぞエデュケーションバリュウ・教育的価値のある笑いながら為になるお話し。このお話は、アンケートでも、たくさんの高校でもやってほしいと書かれていました。

そして、なんと『高校生みんなに受けてほしい』と評判だった授業を、一般の私たちも受けられます。立川市の一般社団法人シビルさんの主催で以下の全3回の講座をしていただけることになりました。全3回となると参加出来るか心配と思われると思うのですが、欠席の場合にはアーカイブをお送りします。東京在住でなくても、3回のどれかに参加する予定で受講申し込みしてくださってもよいです(その場合はシビルでなく、私・しらいわよしこにお申し付けください)。

~笑いは優しさだと思う~ぜんじろうのユーモアスピーチ講座始まります


おまけの写真

バックステージで、出番が終わりホッとしておにぎりを食べている二人


ステージ袖で終了を待つ主催者;楽し過ぎて終わりたくないと思っているところ


ここまでお読みくださりありがとうございます!!

最後にもう少し宣伝させてください

私・しらいわよしこもオープニングアクトを勤めるぜんじろうライブのお知らせです!!私がオープニングアクトを勤めると言っても、ぜんじろうさんに頼まれたわけじゃないですよ。押しかけるんです(笑)とんでもないことをしていることに最近気づきました(笑)
ぜんじろうさんに、私から「友だちに出るって言っていいですか?」ってメッセージして、ぜんじろうさんから「はい!」って返信がありました。そんな会話で出演逆オファーしているとんでもない私にぜんじろうさん優しいんです。さすが笑いは優しさです(笑)

私はともかく!ぜんじろうさんのスタンダップコメディは面白過ぎるので、ぜひぜひ、来てください!!!!!

4/26(金)19時~二子玉川にて ぜんじろうさんのヨーロッパツアー日記~大災難~です!

東京の方は4月26日19時からです!

東京以外の方は、こちらをチェックしてみてくださいね。

全国の皆さん、この機会をお見逃しなく!!


長くなりましたが、マイノリティだからこそ笑いを武器に、堂々と生きていきたいと改めて思います。もうすでに体形が堂々としている(笑)しらいわよしこでした。

どうぞ、これからも、ますますよろしくお願いします!!


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