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相模原障害者施設殺傷事件を忘れないために

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なにも解決しないまま裁判が終わった。彼を生み出した社会を変えなければ。
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#次郎

2020年1月8日

相模原障害者施設殺傷事件の裁判が始まった

2020年1月8日 相模原障害者施設殺傷事件の裁判が始まった

実は、いろいろな人がこの事件を考え、語り、今日ばかりは、報道もいろいろとあったことから、私は、今日この日感じたことを、書いておこうとは思っていなかった。裁判が始まろうと、その内容がどうであろうと、私のすることは決まっている。障がい者と健常者の間にある壁をぶち壊し続けることだけだ。

お風呂に入って、湯冷めしない間に寝なければ!という今になって、ふつふつと湧いてくる感情があった。怒りだ。口に手をあて

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『相模原津久井やまゆり園事件』から7年、私たちはスタンダップコメディアンになった!(笑)

『相模原津久井やまゆり園事件』から7年、私たちはスタンダップコメディアンになった!(笑)

何度も言うけれど、うちの次郎があの日『相模原津久井やまゆり園』に居たら刺されていた。次郎は自分の名前を言えないからだ。

これは、次郎が殺されるかもしれない問題なのだ。

現に、その後も、あちこちで知的障害者は、支援者に殺され、親に殺され、そして、小さな記事で、加害者に信じられないくらい軽い刑罰が下ったことを知る。

京都で重度の知的障害のある息子を手に掛けた事件では、加害者の母親に執行猶予

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詩「遺書」

詩「遺書」

今、『伊藤比呂美の言葉が鍛えられる教室』に通っています。月一回全6回です。第一回目の授業では、詩はフィクションであること、対話であることを教わりました。なので客観的に書くことや、自分で結論付けしないなどのポイントも教わりました。そして書く時に最も大事なことはジェンダー意識であると、これは口をすっぱくして何度も言われました。

伊藤比呂美さんには、敏感な差別意識センサーが付いていて、人を大切にしない

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