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次郎に教えてもらったことシリーズ

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IQ18次郎と暮らす中で教えてもらったことのエピソードを綴っていきます
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#海老原宏美

ママがボクになりすまし日記?!

ママがボクになりすまし日記?!

1.自己紹介ボクの名前は次郎。1994年生まれの25才。知的障害者だ。よくわからないけれど、いやな呼ばれ方だ。ボクはボク。次郎だ。そこのところ、よろしく!!
 ボクの最新(2014年)の診断は、「MA(精神年齢)3才 IQ18 SA(社会生活年齢)2才7月 身辺自立2才10月 移動2才4月 作業2才9月 意思交換1才8月 集団参加3才7月 自己統制2才2月」となっている。
この結果を言うと、ボクを

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今日は海老原宏美さんの話をしたいのにケアラーがコロナになった話しになった

今日は海老原宏美さんの話をしたいのにケアラーがコロナになった話しになった

12月24日は海老原宏美さんが旅立った日だ。もう一年経つ。聡明で明るくて優しかった海老原さんを失って、今も惜しむ声は大きい。海老原さんの意思を継ごうという方も多いしその仕事を応援もしたい。けれど、海老原さん、やはりあなたは唯一無二の人でした。

この一年で私は何度、天を仰いで海老原さんの名前を呼んだだろう。困り事がある度に。

正直に言うと今もそう。

12月21日次郎が39.2度の熱を出し、歩い

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100の出来ない理由を考えるより、たったひとつの出来る道を探すこと~海老原宏美さんが繋いでくれた縁~

100の出来ない理由を考えるより、たったひとつの出来る道を探すこと~海老原宏美さんが繋いでくれた縁~

タイトル写真は、2014年の51歳の誕生日のポートレートを亀山ののこさんに撮ってもらったものだ。私が誕生日プレゼントに欲しかったのは、ずっと”ひとりの時間”だった。この日も、次郎にはショートステイに行ってもらって、”ひとりの時間”を確保した。

そうやって、自分にプレゼントした”ひとりの時間”に読んだ本の題名も覚えている。「バリアフリーのその先へ!車いすの3.11」朝霧裕著<岩波書店>だ。著者が震

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