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次郎に教えてもらったことシリーズ

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IQ18次郎と暮らす中で教えてもらったことのエピソードを綴っていきます
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#障がい者

ママがボクになりすまし日記?!

ママがボクになりすまし日記?!

1.自己紹介ボクの名前は次郎。1994年生まれの25才。知的障害者だ。よくわからないけれど、いやな呼ばれ方だ。ボクはボク。次郎だ。そこのところ、よろしく!!
 ボクの最新(2014年)の診断は、「MA(精神年齢)3才 IQ18 SA(社会生活年齢)2才7月 身辺自立2才10月 移動2才4月 作業2才9月 意思交換1才8月 集団参加3才7月 自己統制2才2月」となっている。
この結果を言うと、ボクを

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お正月なんてなけりゃいいのに!?~正月早々うんちの話し??~

お正月なんてなけりゃいいのに!?~正月早々うんちの話し??~

10年日誌を付けている。現在2冊目になるのだけれど、1月1日の日記が、「お正月くらい休みたい。」と10年ほど続けて書いていることに気づいたある年、「もうお正月くらい休みたいなんて思わないことにする」と書いて、次の日には、「お正月くらい休みたいと思わないことにすることを止めることにする」と書いている。お正月はなかなかに悩ましいのだ。

次郎との日常は、お正月が来ようが、矢が降ろうが、はたまた運よく海

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インクルーシブ教育を目指すとか目指さないとか?!

インクルーシブ教育を目指すとか目指さないとか?!

「じろうちゃんっち、なんさい?」

「3さいなんよ~」

「えっ、ぼくも3さいなんで。じろうちゃんのことあかちゃんかとおもった。ぼくといっしょなん。わーうれしいなぁ。」

次郎が3歳で初めて保育園に行った時のことだ。その時、次郎はハイハイをして、おむつをして、言葉は「あー」しか言えなかった。その次郎を見て、3歳の男の子が話しかけてきた時の会話だ。

その子は、次郎が3歳とわかってとても嬉しそうに笑

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書いてるうちに、インクルーシブ教育に行きついた!?

書いてるうちに、インクルーシブ教育に行きついた!?

全国の小学生の怒られる理由の多くが、夕方には「宿題をしなさい」で、朝は「遅刻するから早くしなさい」ではないだろうか?朝、宿題が終わってなかったりしようものなら、Wで激しく怒られているかもしれない。

御多分にもれず、近所の小学生もそんなパターンで怒られることが多く、願わくば学校に行ってまでも先生に怒られてたりしませんように!と祈るような気持ちになる。

その小学生は次郎には挨拶をしてくれたり、私が

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コロナとか差別とか差別とか・・・

コロナとか差別とか差別とか・・・

「いろいろ」
そういうオモシに、私は「たとえば、どんなことがあった?」と聞いたのだけど、
もう一度「いろいろ」とオモシはそう言ったきりだった。
これは、私の「日本に来てから、嫌なことあった?」という質問に対するオモシの答えだ。

最近、私には嫌なことばかり起こる。

例えば、お店に行っただけで、クレームが来たとか。
子どもを見ていただけで、不審がられたとか。

これはこのところ次郎に起こっているこ

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