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秋、はじまりの朝日

なんだか前の更新からいつのまにか日が経ってしまっていた。

夏も終わり、すでに秋は始まっている。
「日本には四季がある国だからね、そういうの、大事にしなきゃね。」こんなことを高校時代、お付き合いをしていた彼と話したのを覚えている。

「あぁ、季節が変わる。」
そう感じるたびに、いつだってこの会話を思い出す。
その感情に浸ったかと思えば、もう早くも季節のど真ん中にいたりする。
「夏だねぇ〜。」
今年もこの言葉を何回、いや何十回と呟いただろう。
そこからさらに日は経ち、肌がカサつき始めてるなぁなんてふくれっ面して、その“夏特有の呟き”が減っていけば、またあの言葉に戻る。
いつだって世界はわたしを置いて早々と過ぎ去っていく。もう秋だからね!お知らせしておくよ!なんて誰も言わないもんだから、季節の変わり目は体調を崩すんだ。

でも大丈夫。日本の四季を大事にしようと心にそっと語りかければ、曇り空の心も一気に晴れわたる。

さて、今年の秋は何をしよう。
秋を彩るもみじのように、無色の葉を私なりの思い出で色づけていくよ。
またあの言葉が戻ってくるまで。



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