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note始めたついでにNサロンに入会してみました。 【所信表明】

はじめまして、岸 志帆莉(しおり)と申します。

2020年5月からnoteを始めたずぶの初心者ですが、勢いづいて日経新聞 x noteがコラボする学びの場「Nサロン」に入会してみました。

「Nサロンって何?」という所については既に多くの方が説明されているのでここでは詳しく触れませんが、一言で説明するならば、日経新聞の「ビジネス」とnoteの「クリエイティブ」という両者の強みを掛け合わせ、「毎日をもっとクリエイティブに!」をテーマに様々な活動を展開していく実践的な学びの場です。

noteすら初心者の私にとって、このようなオンラインサロンは正直敷居が高いものでした。そもそもnote自体まだ右も左もわからないし、入会を決めた時はまだ最初の記事すらアップしていない状態でした。そんな私でも、「エイヤッ」と敷居を乗り越えたくなるような魅力がNサロン第3期にはありました。今日はそんなNサロンの魅力に触れつつ、私が今後Nサロン第3期でやっていきたいこと、さらにはここnoteという場で今後実験していきたいことについての所信を表明したいと思います。

Nサロンの魅力① 完全にオンラインで学べ、交流できる

Nサロン第3期では全ての講座がオンラインで提供されます。また、受講者間のコミュニケーションや講師とのコミュニケーションも、基本的に全てオンラインで行われます。

私は過去にオンラインで大学院を修了した経験があります。当時を振り返ってみると、そこで得られた学びは膨大なものでした。2年かけてオンラインの大学院を修了した後、今度は別の分野で通学型の大学院に入り直し再び修士号を取りましたが、両方の経験を振り返ってみて思うのは、オンライン大学院での学びは従来型の大学院での学びに比べて全く遜色のないものでした。むしろ、知的により実りが多かったのはオンライン型の方であったといっても過言ではありません。そう思う理由はいくつかありますが、詳しくは別の記事に譲るとして、ここでは主な理由を二つだけ挙げます。

1)一つ一つの課題にじっくり取り組めるから、学びがより深まる
オンライン学習はオフラインに比べて、学習時間がよりゆったりと設計されていることが特徴として挙げられます。時差や場所を超えてアクセスしてくる受講者が無理なく学べるよう、多くのオンラインコースは「いつでも、どこからでも学びにアクセスできる」ことを強みにしています。このような時間的余裕がもたらすメリットは、単に「家事や仕事とも両立しやすいわ」ということに留まりません。もちろんそれらも素晴らしいメリットですが、知的観点から見た最大のメリットは、各課題にじっくり時間をかけて取り組めることにより学びが圧倒的に深まるという点にあります。

例えば一時間弱の授業内で仲間とディスカッションをした場合と、同じテーマについて仲間と何日もかけてじっくりディスカッションを重ねた場合とでは、学びの深まりという点においては後者に軍配が上がるでしょう。また仲間の発言を時間をかけて吟味したり、自分の発言について後々深く内省したりすることによって、それまで思いもよらなかったような気付きが得られることがしばしばあります。そのようなプロセスを経て深まった気づきは、真の意味で力になりますし、そう簡単に消え去っていくものではありません。
今回完全オンラインで開催されるNサロン第3期でも、そういった学びが展開されていくことを期待して申し込みました。

2)自分の思考を整理し、正しく伝える術が身に着く
オンラインでのコミュニケーションは言うまでもなく、様々な面において対面のコミュニケーションとは勝手が異なります。現在はCovid-19の影響でリモートワークをされている方が多いので、多くの方が日々実感されていると思いますが、最も大きな違いは使用できる武器が圧倒的に少なくなることでしょう。直接会えば空気で何となく伝えられそうなことでも、オンラインの場合そうはいきません。ましてやメールやテキストなど、活字のみに頼らざるを得ない場合、文字で表現された内容が全てといっても過言ではありません。

その結果、嫌でも自分の思考ととことん向き合わざるを得なくなります。自分の意図や考えを誤解なく相手に伝えるためには、自分の思考をとことん突き詰めて再構築し、分かりやすくまとめてアウトプットするという作業が必要になります。その過程において、思考を整理する力や、物事を正しく伝えるスキルが磨かれます。

また動画や文字で伝えられる情報が全てという環境においては、発する言葉にもいちいち気を遣います。メールやチャットの場合、語尾や「てにをは」にまで細かく気を遣うことになります。骨の折れるプロセスですが、そのようにして学びながらコミュニケーション能力をも磨いていけるのが、オンライン学習の大きなメリットです。とりわけ書くことや発信についての学びを柱に据えているNサロンにおいては、コミュニケーションに関する学びも相乗効果を得てさらに加速していくであろうことは想像に難くありません。

Nサロンの魅力② 書いて発信するということについてとことん学べる

私はこれまでにブログや他の媒体で文章を発表するということをコンスタントに行ってきました。しかし、書くに留まらず「発信する」ということについてフォーマルに学んだことはこれまでほとんどありませんでした。書くことについて学ぶ機会は大学や社会に出てからも少なからずありましたが、「発信すること」についてきちんと学んだことはなかったと思います。文章やライティングに関する講座は世の中に数えきれないほどありますが、果たして発信するという行為にここまで特化した講座はどれほど存在するでしょうか。しかも日経新聞とnoteという強力なタッグによって支えられたNサロンのような場は、とても希少な機会だと思います。

Nサロンの魅力③ リモートコミュニケーションの時代に必要とされるスキルが学べる

Nサロン第3期では、3つの力を磨くことを目標としています。「考える」「伝える」「巻き込む」力です。withコロナ時代と言われる今後の社会において、これら3つの力は最も必要とされるスキルの一つになるだろうと個人的に思います。コロナ禍以前から、副業解禁の流れや、ポートフォリオワーカーと呼ばれる人達の台頭はすでに始まっていました。この流れは今後もさらに加速していくことでしょう。そのような時代において、自分の考えを自らの力で整理し(=考える)、正しく伝え(=伝える)、人を巻き込みながら仕事を作っていける(=巻き込む)人は強みを発揮していけるはずです。Nサロン第3期では、そのような将来を見据えた学びの機会がふんだんに用意されています。

Nサロンでやりたいこと

前置きが長くなりましたが、そんなNサロン第3期で私が取り組みたいテーマがあります。それは「書く」x「課題解決」という二つのテーマを掛け合わせることです。

Covid-19の発生以来、日々目にするニュースは暗いネガティブなものばかりです。「何ができない」「どこへ行けない」など、悲観的な論調のニュースが紙面やテレビ画面を埋め尽くしています。コロナウイルスは確かに私たちの生活を一時的に不便にしています。そしてまさに今現在もウイルスとの戦いに苦しんでおられる方々がおられることは事実です。しかし一方で、コロナ禍の日常でも日々工夫を重ねながら前向きに暮らしている人もいます。そして、まさにこのNサロンがそうであるように、様々な制約を乗り越えようとする工夫から新たな文化やムーブメントがオンライン空間を中心に起こり始めていることも事実です。

物事のネガティブな側面ばかりでなく、ポジティブな側面に光を当てて報道するジャーナリズムのジャンルに「ソリューションジャーナリズム」というものがあります。日本では「課題解決型ジャーナリズム」と呼ばれることもあります。これは、物事のネガティブな面や問題のみに焦点を当てて社会のウォッチドッグ的な役割を果たす従来型のジャーナリズムと一線を画し、物事のポジティブな面と課題の両方を議論し、社会一般の人々が参考にできそうな知見を広く共有することを目的としたジャーナリズムです。

私はいわゆるジャーナリストではありませんが、なぜこのような分野に興味を持つのかというと、現在のような混沌とした社会だからこそ活字にできることがあると信じているからです。私は子供のころから本が大好きで、将来は書き手になりたいというおぼろげな夢を持っていました。結局今は出版社で書き手とは異なる仕事をしていますが、今でも書くことへの想いは潰えていません。しかし、自分が所謂ジャーナリズムの担い手になるというイメージを抱いたことはありませんでした。現在のジャーナリズムはネガティブな論調の報道が主流で、元来ポジティブ(楽観的?)な性格の自分には務まらないだろうと思っていました。そのため新卒の就職活動でも新聞社や雑誌社を受験することはなく、学術出版の道を歩むことになりました。

しかし時代は変わり、SNSなどの普及により誰もが自由に情報を発信できるようになりました。その波を受けて報道の在り方も多様化してきました。そんな中でここ数年認知を広げているのがソリューションジャーナリズムという報道の在り方です。報道によって課題解決を試みるという、当初多くのジャーナリストたちから邪道として受け止められたアプローチについて知った時、私の中に胸騒ぎが起こりました。このような視点でなら、私も書き手としてのキャリアを追及できるのではないか、そして何か少しでも社会にとって「実際に役に立つ」発信ができるのではないかと思うようになりました。

今回Nサロン第3期では、「書く」x「課題解決」という」二つのテーマを掛け合わせて、様々な実験をしていきます。多様なテーマについて執筆していきたいと思っていますが、根底にはいつも課題解決という視点を持って書いていくつもりです。

ちなみに先ほどからジャーナリズムを頻繁に例として取り上げていますが、ジャーナリズムというジャンルそのものについて追求していくことは特に私のやりたい事ではありません。私がやりたいことはあくまで、書くという行為に課題解決の視点を持ち込んでみたらどうなるかという実験をすることです。そのため、ジャンルもテーマも様々なものについて扱っていきたいと思っています。しかしどのようなジャンルやテーマであっても、根底には「課題解決」という視点が流れているようにしたいと思います。

以上が私のNサロン第3期開幕にあたっての所信(初心)表明です。これからどんな学びに巡り合えるのか、心からワクワクしています。ここまでお読み頂きありがとうございました。

どうぞよろしくお願いします。

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