今願うこと

能登半島地震により被災された皆様に
心からお見舞いを申し上げますとともに
お亡くなりになられた方々のご冥福を
心からお祈り申し上げます。
被災された皆様と
命がけで救出活動をされている方々の安全と
被災地の一日も早い復興をお祈りいたします。

続く大きな余震にどれだけの恐怖を感じているだろうかと速報を目にする度に胸が痛みます。
次々と入ってくる現地の惨状に対し
今すぐにでも力になりたいという想いが募る一方、
現時点で自分に出来ること(募金や必要としている方々に正確な情報が届くようにお手伝いすることなど)が限られていて己の非力さから憤りに近いような言語化し難い感情に包まれています。

自分が持ちうる最大限の想像力を持って言葉を選んだとしても、どんなに現地の方々を慮って綴ったとしても自分の言葉は誰かにとっては軽佻浮薄に感じられるのではないかと思い言葉を紡ぐことがしばらく出来ずにいました。

今もまだ100%言語化しきれていないのですが
とにかく今被災されている地域の方々のことを
時間が経過して報道が少なくなったとしても
ずっと忘れずに想い続けること。
そしてどんなに距離が離れていても
同じ気持ちで一緒に乗り越えていく覚悟を
言葉で行動で伝え続けたいと思っています。


実は昨年の秋田県の豪雨災害を受け
自分自身の中でアナウンサーとしてより一層
いざという時に正確に迅速に
人の命を守れるアナウンスが出来るよう
人々の不安を和らげられる言葉が届けられるように
なりたいという思いが強くなり

仕事の合間に防災と救急救命について学び直し
防災士の資格を取得してきました。

災害時のアナウンサーの必死の呼びかけに対し
賛否両論あると思いますが、
防災や今までの災害について学びを深めていくと
"もしこの言葉が届いていたらこの人の命を守れたかもしれない"そんな心苦しくなるような事例に沢山直面します。

今回の能登半島地震で秋田にも
津波注意報が出ました。
秋田県に出た津波予想は1m。
"なんだ、たった1mなら大丈夫か。"
そう誤った判断をされて大切な命が失われてしまうことがないように
・津波はほんの数十センチでも人の命を奪ってしまう危険性があること
・何度でも繰り返しやってくること
・予想よりも遥かに高い波が来る恐れがあること
・とにかく命第一優先で高いところに逃げる必要があることを
冷静に迅速に正確にお伝えしなければならないと改めてその責任の重大さを感じています。

今私が被災地支援の他に出来ることは
今回のニュースに関して他人事とは思わずに
自分自身の地域でも起こり得ることだと
しっかりと受け止めて、
防災士としてアナウンサーとして地域の防災活動に真摯に取り組んでいくことだと思っています。

いざという時に自分の命だけでなく
1人でも多くの命を守れるように
そして人々の疲弊した心を和らげられるような言葉を届けられるアナウンサーになれるよう
もっともっと学びを深めていく必要性を感じています。

長くなりましたが、もしこの投稿を最後まで読んでいただけましたらご自身のご家庭や企業でハザードマップの確認や避難訓練、飲料水(少なくとも3日分)の確保など改めて防災について考えていただけますと有難いです。

言葉で傷つけ合ったり、揚げ足取りをする世の中ではなく言葉で助け合ったり、幸せを分け合える世の中であってほしいと思いながらこのブログを綴りました。

どうか1人でも多くの方に
穏やかな日常が戻ってきますように。


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