流れが悪くなったら即、タイムアウトを要求。スポーツ人生も同じ。
『配球も人生も、
大事なのは「緩急」』
元プロ野球選手で
名監督と呼ばれた
故野村克也氏の言葉です。
エースと呼ばれた投手はみんな
『不真面目な優等生だった』
と語っています。
すべてのボールを
全力で投げようとするのが
『真面目な優等生』
常に全力投球ばかりしていたら、
どんなに体力がある人でも
やがて生きること自体に疲れてしまう。
ボクシングではパンチが当たる
瞬間というのはチカラが必要なんですが、
その途中は力を抜かないと
どうしてもパンチのスピードが出ない。
常にチカラを込めたパンチは
当たらない、きかないパンチなんだそうです。
強いパンチを打つにはいかに、
『チカラのいれどころ』
『チカラの抜きどころ』
を知るかが勝負。
サッカーやバスケットの試合でも
ハーフタイムはしっかりと
カラダを休めて、
後半はどうやって戦っていくかを
考える大事な時間。
それを休んではいられないと
ハーフタイムもグラウンドを
走り回っていたら、後半、
チカラを発揮出来るわけがない。
サッカーやバスケットの試合を
見るたびにハーフタイムの
大切さをものすごく感じます。
そんな当たり前のことを
日常生活の中ではついつい、
忘れてしまいがちになります。
何かに夢中になっている時ほど
その傾向が強い。
ハーフタイム中も
ずっと全力で走り続けている
選手がいたら誰だって、
必死でとめに入りますよね?(笑)
僕が好きなバスケットボールでは
試合の流れが悪くなると
監督が即、タイムアウトを要求して、
流れの悪さを断ち切ろうとします。
そして、選手たちを落ち着かせて、
適切なアドバイスを送ります。
当然、冷静になる時間であり、
対応方法を考える時間であり、
カラダを休める時間でもあります。
すると、タイムアウトあけに
今までの悪い流れが嘘のように
自分たちのペースで試合が
進んでいくようになったりします。
いろんな分野で
活躍している人を見ていると
『チカラの入れどころ』
『チカラの抜きどころ』
を良く知っているのが
良く分かります。
常に全力投球な人って、
つい、他人にもそれを
強く求めてしまう傾向があります。
『ハーフタイムも休むんじゃない』
と言ってしまいがちです(笑)
『大事なのはやっぱり緩急』
『チカラの入れどころ』
『チカラの抜きどころ』
を知るということ。
流れが悪くなったら、
それを断ち切るために
即、タイムアウトを要求。
スポーツと人生って何か似ています。
スポーツと違うところは
人生はいつでも、何度でも
タイムアウトを要求できるということ。
流れが悪くなったら
即、タイムアウト要求です。
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