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『自分と同じものを提供できる人はいない』世界一の半導体企業『TSMC』が個人レベルでも参考になる理由

熊本県に巨大な新工場を
建設して話題となっている
世界一の半導体企業『TSMC』
台湾の会社です。

主な取引き先はアップルで、
同社の下請け会社です。

下請け会社は立場が弱い
というこれまでの
僕のイメージを大きく
覆した会社の一つです。

TSMCは下請け会社ですが、
世界のどの会社も真似出来ない
唯一無二の高い技術力を備えている。

だから、あのアップルでさえも、
他社に乗り換えることが出来ない。

TSMCが供給する
半導体の数によって、
iPhoneの製造可能数が決まる。
依存しているのは
むしろ、アップルの方です。

通常、ビジネスをする上で、
買い手の方が立場が
上である事が多い。
ところが、TSMCの場合、
完全に売り手市場です。

実際、他社の見積もりを
引き合いにした
アップルの値引き交渉を
拒否しています。
それでも、アップルは
他社に乗り換える事が出来い。


『知名度では会社の優劣は測れない。
相手が持っていないモノを持ち、
顧客を自分に依存させること』

TSMCの創業者、
張忠謀(モリス・チャン)氏の言葉です。

TSMCと同じものを
提供できる会社は
この世に存在しない。

それがTSMCの圧倒的な
競争力の強さの源。

規模は違えど、
僕ら個人にも同じことが
言えると思います。

TSMCと同じようなことを
意識した方がいい、
意識するべきなんだと
思っています。

『自分と同じものを提供できる人は
この世に存在しない』

僕がずっと、
意識し続けていること、
追い求め続けている事です。

以前、SNSの
ダイレクトメッセージから
『文章の書き方をコンサル
して頂けませんか?』

とある女性からご連絡を
頂いたことがあります。

当時の僕はこう返信しました。

『僕は文章のプロではないし、
文章を教える仕事もしていない。
文章を書くプロの方、教えるのが
ものすごい上手い方は世の中に
たくさんいます。
そんな方にお願いした方が
いいと思いますよ』

そう言って、
お断りしたんです。

そして、彼女の返信はこうでした。

『文章が上手いとか下手とかは
関係ないんです。いつも、
投稿を読ませて頂いて
こういう文章が書きたい、
こういう思考を自分の中に
取り入れたい。自分が心から
読みたい。そう思わせて
くれているからこそ
教えて頂きたいんです。
新里さんじゃなきゃ駄目なんです』

ちょっと泣きそうになりました。

人は何かを人にお願いする時に、
その人の能力の高さだけで
選んでいるのではないことを
あらためて知りました。

『新里さんの思考を
 自分の中に取り入れたい』

僕の中で一生、
忘れられないフレーズとなりました。

ただ、人はそれぞれ、
誰でも必ず、自分にしか
出来ないことを
兼ね備えて生まれてくると
思っています。

この世にその人と同じ人間は
存在しない訳ですからね。
人は生まれながらに
すでに唯一無二の存在です。

小さくてもいい、
少なくてもいい、
どんなに弱くてもいい。

『ある特定の人にとって
代わりのきかない人間になる』

『自分と同じものを提供できる人は
この世に存在しない』


これからも
ずっとそれを目指して
いこうと思っています。

ただ、人は誰でも必ず、
自分にしか出来ないことを
兼ね備えて生まれてくるものです。

そう考えると、もうすでに、

『ある特定の人にとって
代わりのきかない人間』

『自分と同じものを
提供できる人はこの世に存在しない』


そんな状態なんだと思います。

僕がTSMCのように
工場を建設することは
絶対にないと思いますが、
自分は生まれながらに
唯一無二の存在であり、
ある特定の人にとって
代わりのきかない人間である。
心の底からそう思える人を
増産していく工場のような
存在になりたいとは思っています。

小さな小さな、目立たない、
誰も知らないような
ひっそりと裏の方で稼働している
無名の工場でいい。

僕は団体行動が苦手だから
しょうがない。

ただ、僕のことを
『代わりのきかない人間』
そう思ってくれている人のためなら
何だってやりますよ。

それが僕にとっての
人生の成功の形なんです。

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