ナビカのこと

奈比賀=ナビカは、高知県安芸市を流れる伊尾木川流域の"風の谷"。主…

ナビカのこと

奈比賀=ナビカは、高知県安芸市を流れる伊尾木川流域の"風の谷"。主な産業は柚子の栽培や米づくり。90名ほどが暮らしています。道で会うと笑顔で声を掛けあう明るい集落です。”ナビカの日常”を住民有志で、ごとごとお伝えしていきます。

最近の記事

絵馬灯籠、今年もやります

去年、7年ぶりに絵馬灯篭が復活しました。 私は豊作を祈願する言葉とイモリではしゃぐ姪とその友達を絵馬にしました。 今年は 「見た人が笑顔になれますように」 という願いをこめて絵馬描きました。 姉も数十年ぶりに、姪は初めて描きました。 お手伝いに来てくれる学生さん達も絵馬を描いてるみたいです。 6/15が楽しみ。 (キョウコ)

    • カシライレのアイテム

      去年、カシライレを何十年ぶりに見させてもらいました。 獅子担いで、ザイというポンポンみたいなやつを持って。 犬に吠えられながら一軒一軒回ってカツカツ。 先日、1979年のカシライレの写真を見つけました。 シンバル! そんなアイテムもあったのか。 言われてみれば獅子舞の時は太鼓だけじゃなくシンバルも使ってたような。 シンバル… 持つのも軽いし、家でカシライレを待つ人も分かりやすくて良いアイテムだろうけど… より一層、犬に吠えられるだろうな🤣 (キョウコ)

      • 木6竹8塀10郎

        きろくたけはちへいじゅうろう という諺を去年、新聞配達中のMちゃんが教えてくれました。 竹細工を作るには旧暦8月=9月以降に切ると虫が来なくて良いという事です。 9月まで待とうか悩みましたが、自分が竹を欲しいタイミングで1本切りました。 竹細工が欲しかったから。 細工というか切るだけやけど。 花瓶、ストレッチポール、椅子、流しそうめん 色々作れそうでワクワクしてます。 いつかベテラン衆に竹ザルとか竹籠尾とか、ザ竹細工の作り方を教わりたい。 居合わせたばっかりに竹の切り出し

        • 米袋バッグ

          30キロのお米が入るこの袋、 来年も使えればいいんですが、使い回しているといつか破れます。 お米が満タン入った状態で破れると悲劇です。 (コイン精米所で知らないオジサンにガムテで助けてもらった経験有) そういうわけで米袋は基本使い捨てなんですが、もったいないと思ってました。 なので米袋でバッグ作ってみました。 米袋バッグは色々作り方があるようですが、 私は面倒くさがりなのでホッチキスとボンドだけで作りました。 取っ手の耐久性に一抹の不安はありますが、エコバッグとして使って

        絵馬灯籠、今年もやります

          梅シロップ

          仕込みました。 今年は不作で30〜40分かけて、探して探してやっとこの量。 そういえば梅の花を見てない。 剪定しすぎたのかもしれません。 シロップ完成したら梅サイダーにして暑い日に飲むつもりです。 シロップ作った後の実はジャムにしてみよっかな。 (キョウコ)

          沖縄でいうところの晴明祭

          先祖宮というご先祖様を祀っている小さな祠があって、我が家は毎年5月に先祖祀りをしています。 神官さんに祝詞をあげてもらって、玉串を供えて、直会(なおらい)という名の食事会をする。 これが先祖祀りの流れです。 家庭により違いますが、我が家はその場で直会をします。 まぁ見ようによっちゃピクニックです。 以前、秘密のケンミンショーで沖縄の晴明祭を見ましたが、イメージとしては近いものがあります。 高知市民に先祖祀りと言っても全然伝わりません。 伝わらないランキング上位です。 沖

          沖縄でいうところの晴明祭

          負けられない戦い

          うちの田んぼは民家が近いおかげか今まで鹿は来ませんでした。 ですが、とうとうヤツは来ました。 I男さんちの苗は踏まれました。 モグラも元気にやってらっしゃるようで。 素人畦塗りは脆かったようで、穴開通しました。 裏山に来る猿もそれはそれは元気です。 威嚇しようと思って師匠のひ孫にモデルガン借りました。 鼻息荒く朝7時にスタンバイしましたが、そんな日は猿は来ない。 ちっくしょー! (キョウコ)

          負けられない戦い

          (閲覧注意)イモリ噴きます

          私の田んぼはイモリが噴きます。 去年は姪が友達とイモリ捕まえて大はしゃぎしてました。 いい顔だったので、その様子を絵馬にしました。 姪を喜ばせたイモリの写真を載せます。 素人写真なので鮮明ではないですが、無理な方はここで見るの辞めて下さい。 ではどうぞ 田んぼの水門を開けると筒から噴きます。 すぐに戻ってくるので何度でも噴きます。 去年何度も姪に遊ばれて嫌気がさして引越してるんじゃないかと思ってましたが… イモリ様、今年も健在です。 イモリと遊ぶのが田植えの日のお楽し

          (閲覧注意)イモリ噴きます

          奈比Café

          4月の奈比Caféの500円ランチ。 写真はデザートについてたフルーツたっぷり寒天ゼリー!おいしすぎる。 料理上手のMさんはチャッチャと、こういう美味しいものを作ってしまいます。料理才能ゼロのわたくし、毎度感動しております… 「簡単なことしかしてないです~」とおっしゃいますが、それが、なかなか出来ないんでございますよw メインディッシュは魚のパン粉焼き。 油で揚げないからヘルシーだけど、サクサク♡ 公民館で食べないで、お持ち帰り希望の方にはお弁当につめてくれます。 今回、

          異品種田植え

          仕上げの代掻きをして1日置いて奈比賀語で言うところの「土が黙った」ので田植えをしました。 品種は「ヒノヒカリ」です。 ですが、今年は初の試みで少しだけ「にこまる」も植えました。 田んぼは一枚なのでヒノヒカリとにこまるが混ざります。 JAに卸さないので混ざろうが関係ありません。 自由に挑戦させてもらえるって楽しい。 機械を使って1時間半ほどで田植えできます。 機械で植えた後に端っこを手植えしました。 夕方に田植え終了の報告と豊作祈願をしに天満宮と三宝様へ行きました。 神

          異品種田植え

          念願の渋バーベキュー

          私がずっっっとしたかった事の1つ 「奈比賀に泊まる日の夜、七輪でイカ炙って、日本酒飲んで、八代亜紀聞きたい」 七輪買って イカが無かったから他を適当に買って もらった手作りこんにゃく切って 師匠の娘さんに火のおこし方を教わって 八代亜紀を準備して。 1人渋バーベキュー✨ 日本酒飲みながらアテを七輪で育てるの最高。 念願叶いました! やったーやったー! (キョウコ)

          念願の渋バーベキュー

          たたいてシメて黙らせる

          穏やかではないタイトルですが、田んぼの話です。 奈比賀語では トラクターで耕す田起こしを「たたく」 水を入れて耕す代掻きを「しめる」 代掻きで濁った水を落ち着かせる事を「黙らせる」 と言います。 理解するのに時間がかかりました。 我が家は田起こしと代掻きを2回ずつします。 今日は2回目の代掻きでした。 いかに平らに仕上げるか勝負の日。 うちの田んぼは緩い勾配があるので最大20センチ水深が違います。 苗は12センチくらいで植えます。 という事は水没する所があるという事。 水

          たたいてシメて黙らせる

          奈比賀語

          1つ前に高知市で見ない物の話を書きましたが、 今日は高知市では聞かない言葉の話を。 写真は先日の高知新聞です。 「いい」に近い言葉を話す人、奈比賀にいます。 師匠の奥様Tさんは「うん」を「いん」って言います。 ある日の会話。 私「あの畑を譲った時の事を覚えちゅう?」 Tさん「いん。あてがねぇ、ふたせまちそそりよったところがねぇ」 (訳:うん。私が2区画の畑を草引きしていたら) 高知市から車で1時間半で奈比賀に着きますが、言葉や文化がどこかを境目に変わるようで、ちょっとし

          昭和ですがなにか

          高知市では見ない昭和ノスタルジーな物が奈比賀には沢山あります。 ①羽釜 ②味がありすぎる椅子 ③ちゃぶ台 ④ハエ叩き 物だけ見たら昭和か更に昔みたいですが、今は令和です。 そして持ち主の皆さんは昭和ノスタルジーなんておそらく1ミリも思っていません。 昭和から使ってますがなにか? みたいな顔でフツーに使われています。 日本昔ばなしの世界観を醸し出す奈比賀の物の紹介でした。 (キョウコ)

          昭和ですがなにか

          蘇る記憶

          小さなチューリップ祭の野菜販売で芋詰め放題をした時の写真です。 左の女性は長年、奈比賀小学校の用務員さんをしていたKさんです。 奈比賀小学校は小さな学校で私が入学した時、全校生徒は12人でした。 給食は無くお弁当持参。 体育や音楽の授業は全校生徒で。 そんな学校だったためか、割と色んなこと事が自由でした。 自由な事の1つに 「牛乳を飲むタイミング」 があります。 通常は給食時に飲むと思いますが(←給食を経験してないから知らない) 奈比賀小学校では生徒の飲みたいタイミングで

          大きな数珠まわし

          4月24日(水)は、聖徳寺(公民館横)で地蔵祭でした。参加者はお堂で円座になり、長さ5~6mほどの大きな数珠を回しながら、一緒に般若心経を3回唱えます。 京都など近畿地方ではよく見られる”数珠回し”ですが、高知県内ではあまり行われていないようで、高知市土佐山の”数珠回し”は、2004年に高知市の民俗文化財に指定されています。 奈比賀の数珠回しも文化財にになってほしいなぁ… お祭りの数日前には、女性陣がお地蔵さまの衣装を新調していました。

          大きな数珠まわし