459: Johnny Cash / Folsom Prison Blues

またまた「ブルース」つながりです。
カントリーの大御所、ジョニー・キャッシュが1968年にリリースした『アット・フォーサム・プリズン』(US13位)は、その名の通り、フォーサム刑務所でのコンサートを収録したライヴ・アルバム。
そのオープニングを飾ったのが、刑務所の名前がそのまま入ったこの曲でした。
彼のコンサートは、「ハロー、アイム・ジョニー・キャッシュ」の挨拶の後、この曲で始まるのが定番だったようです。
歌詞はというと、「リノでは男を撃った、そいつが死ぬのを見たかっただけ」という強烈な内容で、それをあの凄みのある低音で歌われると、ちょっと寒気がします。
そして、それを聴いている刑務所の囚人たちが熱狂しているというのも、スゴイ世界ではあります。
2003年に71歳で亡くなるまで、カントリーの枠を超えて精力的に活動し続けた、偉大なるシンガーでした。

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