(第21回)視覚障害者としての生活を安定するために、できる系財的安定のためのやれる事

・前置き

こんにちは
今回は第14回でお話しした障害者としての生活基盤を整えるための方策の一つで、お金や経済的安定の獲得について焦点を当てて説明したいと思います。
障害年金や障害手帳の各種助成制度を活用したり、障害者による減免サービスが受けられる制度や、投資の買う等などについてお話ししたいと思います。

・障害年金の受給

毎月の定期的な収入は心理的にも大きな安心感を生みます。
障害年金の等級にもよりますが大体年間60万円から180万円程度の収入が得られます。
できれば最優先で受給をしておきたいものです。
障害年金受給の基準に立つしてるかどうかは、年金機構のリーフレッを眼科に見せて該当してるかどうか聞くと教えてくれます。
障害年金の申請方法については社労士さんにお願いするか、過去に投稿した第8回を参考にしてください。

・障害手帳所持者を対象とした各種優遇制度を活用する。

障害手帳の取得方法や認定基準については過去に投稿した記事を参考にしてください。
どのような優遇が受けられるかというと
・障害者の所得控除制度(一定の所得がある人は障害等急雨に応じて、年末調整か確定申告で27万円か40万円の所得控除が受けられる。税率にもよるが1万3000円から8万円くらいが毎年戻ってくる。)
・障害者医療費助成制度(自治体にもよるが、病院代が安くなる。)
・日常生活用具支援給付制度(拡大読書器や白杖などが1割負担か無償で給付を受けられる。)
・タクシー券支給(自治体によっては実施していない場所もある。)
・新幹線や長距離の鉄道代金の割引が受けられる。(おおむね半額)
・バス代が半額
・NHK受信料の減免(所得に応じて半額か無償)
その他、特別障害手当等色々な制度があります。これらにつても後日記事で詳しく話してみたいと思います。

・iDeCoの活用

iDeCoは、国民年金や厚生年金とは別に、個人でお金を積み立てる制度です。
積み立てたお金は定期預金や投資信託などの金融商品で運用を行います。
iDeCoには以下のようなメリットがあります。
・積み立てた金額の20%が所得控除を受ける事ができます。つまり年末調整や確定申告でいくらかお金が戻ってきます。所得控除を受けることで所得も減るので、その分住民税の金額も減ります。
・iDeCoでは積み立てたお金を定期預金や投資信託などの投資商品で運用する事ができます。その運用益に対して税金がかかりません。(通常の株式投資などは運用益に対して20%程度の税金がかかります。)
上記のようなメリットもありますがデメリットもあります。
・積み立てたお金は原則60歳まで引き出しができない。
・投資商品の運用なので元本割れのリスクがある(損する可能性はある)
・取り扱い金融機関によって手数料がかかる場合がある。
というところでしょうか
加入方法は金融機関などで加入申請を行うのがおもですが、ネットだとSBI証券や楽天証券などでもネットから申し込みが可能です。
SBI証券や楽天証券は手数料が無料とも聞くので、そちらで加入するのがいいかもしれません。

・格安SIM

スマートフォンの契約先を任意の会社のプランで契約することで毎月の固定費が抑えられます。
場合によっては毎月1000円以下で利用することも可能です。
いろんな会社がいろんなプランを出しているので調べるのが手間だとは思います。
最近は、日本通信という会社の「合理的30GBプラン」というプランが安いことで話題です。
毎月2000円程度でデータ容量は30GBまで使用可能で、通話は5分までかけ放題か、70分分無料が選べます。
どの格安SIMにしたらいいかわからない場合はこれでいいと思います。
難点は、契約手続きなどを自分で全て完了させないといけないこと。
ネットから申し込みをして、携帯会社から送られてくるSIMカードを自分でスマホに差し込んでから、スマホの設定画面で設定を行ったりと慣れない作業を強いられます。
物理的なSIMカードを差し込まないて、ネットからSIMカードのデータをダウンロードするesimというのもありますが、これもやはり慣れない設定作業が必須です。
携帯会社のサイトに詳しい設定方法などは載っていますが、慣れない作業という部分が導入にあたり一つの壁となるかもしれません。


・新nisaの活用

2024年1月から始まった少額投資の非課税制度です。
通常は株などを買って、売った時に利益が出たらその利益から20%くらいが税金として持ってかれます。
新nisaはその20%の税金を永遠に無くしますよという制度です。
ただし、いくらでも非課税になりますよというわけではなくて、上限があります。
一年間で360万円まで新nisaで投資ができて、最大で1800万円までの投資枠が設けられています。
さらに細かく言うと、絵年間で投資できる360万円には、二つの区分が設けられています。
成長投資枠というのが240万円で積立投資枠というのが120万円で合計360万円が一年間に投資できますよということです。
成長投資枠と積立投資枠の何が違うのかという話ですが、それぞれの枠で買える投資商品が異なりますということなのですが、大体はどちらの枠でも同じ投資商品が買えます。あまり気にしないでいい部分だと思います。

全くのゼロから始める場合は、インターネット証券のサイトから口座開設をするところから始めます。
サイトで口座開設の項目があるのでそこからサイトの指示に従って、口座を新nisaとして使用するというような項目を選択して個人情報を入力すれば終わります。
後日、口座開設完了のお知らせが来ます。
あとは、開設した証券口座にお金を入金して、証券会社のサイトで買いたい株や投資信託の商品を選んで購入します。
証券口座への入金は、証券会社のサイトに口座へ入金すると言うリンクがありますので、そこから振り込み元の金融機関と口座番号や金額などを入力して、パスワードを入れるといった感じです。
口座開設や口座への入金方法は証券会社によって細かい部分は異なりますので詳しくは各サイトをチェックしてみてください。
どこの証券会社がいいの?という話ですが、SBI証券と楽天証券でいいと思います。
この二つの会社が大手で、手数料も無料で提携してるクレジットカードなどを連携すればポイントももらえます。

どんな投資商品を買えばいいのかという話ですが、投資は上がったり下がったりするものなので、これがいい!というのはないのが実情です。
投資は自己責任という言葉もあるので断言はできないのですが、2024年2月時点での動向をお伝えします。

毎月一定額を投資信託の商品であるe-maxis slim全世界株式(オールカントリー)を購入し続ける。
というのが私の提案です。私もこれを実践しています。
全世界株式じゃなくてアメリカ株式を対象としたS&P500とか、日本株式が対象のTOPIXでもいいと思います。
ドルコスト平均法を言われる方法です。要は一定額を毎月毎月積み立てる。
株価が上がっても下がってもとにかく毎月買い続ける。
株は上がったり下がったりしながら、長期的には右肩上がりになるので、結果として最終的には儲かります。という理論です。
15年から20年運用していれば大体利益になると言われています。
詳しくは新nisaという単語と、ドルコスト平均法という単語でYouTubeで検索すると色々勉強になると思います。

あとがき:色々ややこしい制度はあるけどやれることはなんでもやっておこう

お金に関するいろいろなことを書いてきました。
知ってる人からすれば当たり前だよ、というような内容ばかりかもしれません。
こういうものは、学校とかじゃ教えてくれないので自分から調べていかないと損をするというのがなんともモヤモヤするところです。
できることは頑張ってやっておくと、それだけリターンも多いですし、早ければ早いほどメリットが大きいです。
このメリットを早目の段階から活かせるようになると後に後にじわじわ大きく効いてきます。
ここは一つ踏ん張って一個ずつ頑張ってやれるところからやっていきましょう。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?