〜強迫症の理解に役立った編〜
こんばんは🌆強迫症のボクです。
今日は強迫症という病気を理解する上で役に立った本があるので、紹介したいと思います。
その本はこちらです。
この本はボクが今まで読んできた中で、強迫症について一番詳しく書かれていると思います。
強迫症の本は治療法や強迫症の概念を説明している本は多くあるのですが、この本は強迫症二関連した症状や強迫症の種類を細分化し事細かに説明しており、強迫症がどのような状態なのかをわかりやすく具体例を用いて説明してあります。
具体的には、
第一章 強迫症の疾患概念
第二章 強迫症の精神病理
第三章 強迫症の治療戦略
第四章 強迫症の実際
第五章 その他の強迫症例
第六章 強迫症の背景
第七章 患者と家族のための指南
といった感じです。
この本は第七章に家族のための指南も書かれており強迫症を患っている方だけではなく、その家族の方にも役に立つ知識がかなり記載されてあります。
また、著者の一人である亀井氏も元々強迫症を患っていた経験があり精神科医の視点だけでなく強迫症患者の視点からも書かれており、強迫症の人にとってはかなり納得のいく話も多いです。
またこの本は強迫症患者がどのような苦しみを抱いているのかというのを、すごく上手い比喩表現で記載されており強迫症じゃない方にとっても強迫症の苦しみが理解しやすいのではないかと思います。
『いま10回建のビルの屋上の端に立っていて、自分には向こう側に空が見えている目の前の柵を飛び越える場合を想像してください。しかし、ここで天から本当は空ではなくて目の前には地面があるから大丈夫だと言われその柵を飛び越えられるでしょうか?』
作者は強迫症はこの状態に近いと説明しています。ボクなら絶対に飛び越えられないです。毎日そんな恐怖と隣り合わせなのだなと考えると、ボクが強迫症に疲れてしまうのも当然だなと思いました。
一方で強迫症の治療は早期治療が大事で、適切な治療を受けることが必要だということも述べられていました。特にCBT(詳細は本で読んでください。)が重要だということが書かれていました。
ボクはいま心療内科で強迫症を治療中ですがこの本を参考にしつつ、治療を頑張っていきたいと思います。
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