ねえ、月!

こんばんは。昨夜は満月でした。
今夜の月もかなり満ち満ちています。

私は月が大好きです。月が好きなので夜が好きです。もちろん朝の月も好きですが、朝の主役は太陽ですから。月が静かに、かつ強かに存在を主張することのできる夜の方が私は好きです。
月光も闇の中でこそ輝きます。

 月の土地を購入することができるそうです。ご存知でしたか?私は最近知りました(浅い知識なので真偽は分かりませんが)。月の一部が自分の財産になるなんて、そんな素敵なことはそうないでしょう。
今私を見守る月の幾許かの欠片は既に誰かのものということ。それが私には寂しくて仕方ありません。私のものだった月。
しかし、あなたと私は同じ月を見ているのでしょうか。
私だけの月を、まだ誰にも見せたことがないというのに。

 小学生の頃に買ってもらった心理テストの本に載っていた、月にお祈りする方法。今では忘れてしまいました。確か「今から私は眠るので、どうか見守っていてください。」なんてことを心の中で3回祈ってから眠る、だったと思います。毎日実行していた時期がありました。
いつでも月と目が合うのに、おかしなお願いですね。

月の祈りも聞いてみたいです。きっといつも祈られる側でしょうから、たくさんあるはずです。

 月、きっと涼やかな味がしますよね。果物みたいな。枇杷の味がしたらいいなあ
月はなるべく満ちているときに食べたいです。可食部は多い方が良いですから。

地球はあんまり美味しそうじゃありませんよね。

去年の夏に見た満月、とても印象的でした。
あんなに近くて大きな月。その日は祭りがあったので、少しばかりのぞいてみたくなったのかもしれません。

たまに見える赤い月も素敵です。なにも冷静なだけじゃない。

 そういえば、私は月をさまざまな捉え方で見てみようとしています。例えば、月は入口である。とか。
空は壁で、一歩向こうへ行くとそこは天界で。その入り口が月だということです。空の壁の穴から天界の光が漏れている、なんておもしろくありませんか。そしてその入り口は、少しずつ閉じていきます。丁度月が欠けるように。
あの美しい月光が怖いと思っていた時期に考えたことです。その日周辺の月は嫌に輝いていて、まるで神様でも降りなさるのかと思いました。あの輝き方はただ反射しているのでは納得いきませんでした。空すらも輝いていました。強い光が漏れているのだと思うことにしました。
たまに見せる恐ろしさもまた、美学とでも言いましょうか。

こんなことを書いている間に、先ほどまで私の左側に見えていた月が、右側へと移動してしまいました。月は私を追うように、私も月を追います。私は月が好きなので月を追います。なのできっと、月も私のことが好きだから私を追うのだと思います。

天の川に釣りに行くついでに、ミルキーウェイを散歩するついでに、月のうさぎのついたお餅をいただきに行きましょう。私の月も見せて差し上げます。あなたの月も是非。
銀河ツアーなんて、素敵じゃないですか。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?