エモいについて

エモい、ってここ数年よく聞く言葉ですよね。喜怒哀楽でも感動でもない、形容しがたい、どこかノスタルジックな感情を広くエモいというのだと思います。

パターン化されたエモは気持ち悪いらしいです。これを言う人はおそらく、エモの黎明期にエモを好んでいたけれど、エモの全盛期に大衆の新たな趣味として消費され始めたのが気に入らなかったのでしょうか。
喫茶店でクリームソーダを喫するのも、誰もいない夜に公園を散歩するのも最早使い古されたものでしょうか。

エモい=懐古趣味や青春になっている人、います。
もちろん悪いことではありません。
しかし私はどうしようもない、どちらかといえばマイナスな心情と儚さを持ち合わせた感情がエモだと認識しているので、どうもこの2つをエモいと言える気がしません。(私の意見なのでどうでも良いですが)

レトロが可愛いのはよく分かります。どこか古びていて、しかしデザインや色使いは当時の流行を機敏に捉えていて、まるでその時代にタイムスリップでもしたかのような感覚に陥ることができます。あと単純に好みとか。(かくいう私も大正浪漫や昭和レトロが大好き)

しかしその時代に生まれればよかったと思うでしょうか。人はないものをねだります。その時代に生まれていればきっと、今が羨ましいことでしょう。

結局エモいとはなんでしょうか。
これを書く前はある程度自分の中で定義があって、しかしそれがSNSで見るのとはギャップがあったので、私の意見も書きたくなったはずですが。考えていたら、わからなくなりました。

人それぞれにエモがあります。
つまり、エモいと言ったもん勝ちです

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