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【DX推進アドバイザー認定試験】合格までの道のりと学習方法

私は現在52歳の会社員。昨年から1年間で5つのIT系資格を習得しました。
資格習得に至るまでの体験と学習方法等を書いていますが、

今回は
「DX推進アドバイザー認定試験」
について書いていきたいと思います。

また今まで獲得した資格試験の体験記や学習方法をブログにしていますので
合わせて観ていただけると幸いです。


DX推進アドバイザー認定

DX推進アドバイザー認定試験とは

DX推進アドバイザー認定試験は、一般財団法人 全日本情報学習振興協会が主催する試験です。

この財団のDX系資格としてこの他にDXパスポート試験、DXオフィサー認定試験があり、それぞれDXに関する試験ですが、問う知識の目的が異なりますので、自分にあったものを受験してください。

難易度としてはDXパスポート<DX推進アドバイザー認定<DXオフィサー認定となっているようです。


検定概要

DX推進アドバイザー認定試験はその名の通り、DXを推進するための知識、DXに関するデジタル技術の基礎知識などを学ぶための試験です。

公式HPでは、
(1)DXの現状を知り、
(2)企業やビジネスを変えるための様々なデジタル技術を学び、
(3)トランスフォーメーションを推進するにはどのような人材と方法論が必要となるかについて
の3つについて学び、適切なアドバイスや議論ができる人材を要請することを目的にしています。

認定期間は2年間。更新時は2年間2回の更新講習を受講する必要があります。詳しくは公式サイトを参照ください。


試験概要

試験は90分100問。

受験方法は会場試験、オンライン試験、CBT試験の3種類。

  • 会場試験は全国各地に設置した試験会場で受験します。試験方法はマークシート式で、筆記用具が必須となります。

  • オンライン試験はネット環境とPCがあればどこでも受験が可能ですが、360度全方位カメラが必須です。カメラは無料レンタル可能です。

  • CBT試験は会場のPCを使って受験します。会場試験とは別の場所になっていることもあるようです。

自分は今回マークシート式の会場試験を受験しました。事前に受験票用に写真を用意するのと、当日は筆記用具と受験票は必ず持参しなければなりません。

合格点は正答率70%以上。ただし試験問題の難易度により調整が入ることがあり、70%以下でも合格になることがあるそうです。

受験料は 一般 11,000円(税込)
    学割 8,800円(税込)
全情協資格者部会会員 8,800円(税込)

合否は約1ヶ月後、公式サイトに掲載されます。
試験日の1週間後には試験の回答速報が掲載されます。

合格者には認定書と認定カードが送付されます。
またロゴマークの使用が許可されます。

試験は年4回ほど行われており、近々だと2024年6月23日に第12回が予定されており、現在5/16まで申し込みしています。

資格受験に至る経緯

私の会社では、デジタル人材を育成するために社外資格の補助制度が始まりました。
この制度を利用して、今回5つのIT資格を取得することができました。
その中には、DX推進アドバイザー認定試験も含まれていました。

DX系の資格に関しては、以前にDX検定を取得済みでした。
しかし、社内認定制度の要件に従い、DX推進アドバイザー認定試験も受ける必要がありました。
さらに、PL-900AWS クラウドプラクティショナーの学習も並行して行っていたため、DX検定の知識があることから、追加の学習時間は最小限に抑えられると予測し、受験を決意しました。

学習方法

DX検定を通じて、DXに関する基本的な知識は既に身につけていました。
そのため、DX推進アドバイザー認定試験に必要な知識のみを特に学習しました。
DX検定の受験から半年以上が経過していたので、復習を兼ねて、以前の学習方法を用いて効率的に学習を進めました。

試験範囲については公式サイトにシラバスが掲載されていますのでそちらを参照ください。

DX白書

DX推進アドバイザー認定試験は、DXを推進する上で必要な知識を評価する試験です。
この試験では、日本のDXの最新動向に精通していることが求められます。
DX白書は、情報処理推進機構(IPA)が公開するDXに関する重要な資料であり、試験に頻出する内容が多く含まれています。
そのため、DX白書の熟読が推奨されます。
DX白書はIPAの公式ウェブサイトから無料でPDF形式でダウンロード可能です。また、電子書籍や紙の書籍としても購入できます。

テキスト

公式サイトでは、参考書籍の紹介に加えて、試験申込者限定のDX学習テキストも販売されています。
DX系資格の学習用テキストは少なく、DXが現在進行形であるため、資格用のテキスト作成は困難です。そのため、申込者限定のDX学習テキストは非常に貴重です。
このテキストは、DX推進アドバイザーやDXオフィサーの申込者を対象としており、DXの基本知識、デジタル知識、DX白書に基づく現状の把握、日本政府のDX認定制度など、シラバスに沿った内容が含まれています。一冊持っていると大変役立ちます。

私自身は利用しませんでしたが、SMART合格講座という試験対策講座もあります。DX学習の方法がわからない方には、この講座を利用することをお勧めします。

動画

DX推進アドバイザー認定試験では、シラバスに記載されている範囲内のデジタル技術に関する問題が出題されます。そのため、DX検定で扱われる最新のDX技術に関する問題は少なく、基本的なDX技術の知識があれば対応可能です。
DX学習テキストにも詳細が記載されているため、それを利用して学習することをお勧めします。また、動画教材の活用も非常に効果的です。
以前にDX検定の際にもご紹介した通り、YouTubeにはDX検定専用のチャンネルがあり、そこにアップロードされている動画を活用することや、経済産業省が公開しているDX関連の動画を見ることも有効です。

https://www.youtube.com/@DX_MASTER/featured

https://www.youtube.com/watch?v=rNIteo1pNFU&list=PLcRmz7bR5W3lGaRiTTEGNs3BmliHgYdAB


まとめ

DX推進アドバイザー認定試験は、DXの基本知識に加え、DXを推進するための知識を習得できる資格です。

今後の日本にとって不可欠なDXをどのように推進していくかは、重要な課題となっています。DXを成功させるためには、技術的な側面だけでなく、プロセスの進め方も非常に重要です。

この検定を受験し、DXを推進する能力を身につけ、貢献できる人材になることをお勧めします。


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