日本一周#5登別〜温泉のデパート〜
2024年 3月5日
昨日ふて寝したけど、朝色々考えた結果、西進することにした。温泉宿に泊まるからね。
いつもよりひんやりしてて、-5°cくらいいったのかなーと思ってたら
今日も特急に乗る。
シャーベット状に凍った川を眺めながら、列車は朝日と共に進む。
南千歳で乗り換えて、苫小牧駅に到着。
ここで朝食。
名物、札幌ラーメンを食べたってことで。
言い忘れてたけど、なるべく名物縛りのつもりでやってるつもりです。
駅に戻る。
ハスカップっていう、苫小牧でしか取れない果実があるらしい。ブルーベリーに似てて、少し酸味を強くした感じの味。美味しい。
恐らく、旅行開始後初めてのお菓子。甘い食べ物に、思わずにっこり。
笑顔を取り戻したところで、またまた特急。
白老駅に下車。
あんま有名じゃないかもだけど、ここは楽しみにしてた。
ウポポイという国立民俗博物館。
ここで面白いと思ったのは、第1言語がアイヌ語になってるとこだ。
中に入ると、「イランカラプテ!」と係の人たちが挨拶してくる。
ディズニーじゃないけど、アイヌの世界観を大切にしてる姿勢が好き。
自分が入った時、大量の高校生と被った。社会科見学かな?みんな展示に興味なさそう。分かる、自分も昔興味なかったもん。旅行が趣味になってから、展示で「ここ行ったことある!」と場所が増えて面白く感じ始めたから。
あと大学で勉強が楽しいってことに気付いてからかな。知るって楽しいよ、高校生。勉強=受験ってシステムが終わってからまた来て欲しいな。
展示は、ゴールデンカムイ読んでる人なら見覚えあるものがいっぱいある。
カムイの解説が面白かった。
カムイ(神)は、動植物、自然、人間の作った道具にも魂が宿るって考えがあるみたい。
繁殖じゃなくて、鮭を送り出すカムイ、キツネを送り出すカムイってのがいて
こうやって循環してるみたい。
雷は、「人間がカムイへの感謝を忘れないようにするカムイ」らしい。
この宗教観興味深い。
負の歴史の展示もあった。
松前藩によって、
男は昼夜問わず働かされ、結婚できず
女は16,17歳で国後に送られる
それに限界を感じて1789年にクナシリ・メナシの戦いが起きた。
有名なシャクシャインの戦いとかも書いてあった。
同化政策でアイヌは
・アイヌ語
・アイヌの服
・サケ漁
・狩の時の毒矢
等々を禁止されている。
歴史を知るたびに、今自由に北海道旅行できるのが、当たり前じゃないことを気付かせてくれる。
思ったより展示少ないなぁと感じた。でも面白かった。
そして、今日のお目当て登別に向かう。本日3度目の特急に乗り登別駅で下車。
駅前のゲストハウスでチェックイン。
今日早めに宿に来たのは、もちろん温泉に行くため。登別駅から温泉街まで7km離れてるから、しぶしぶバスに乗る。
登別温泉の特徴は、「温泉のデパート」と呼ばれるように、泉質が9種類もあるところ。世界的にも珍しいみたい。
だから今日は敢えて温泉街には泊まらず、日帰り温泉で色んなとこに入ろうってプラン。
1つ目はさぎり湯という銭湯。
登別温泉、唯一のミョウバン泉。ぬるめのジェット風呂で20分くらいボーッとした。銭湯なのにかなり広くて良かった。また来よう。
2つ目はホテルゆもと登別。
1400円という、日帰り温泉にしては高く迷ったけど、入って正解だった。
50人くらい入れそうな巨大浴槽が2つある。硫黄、食塩、酸性鉄、混合泉など色んな泉質もあって、すごく良かった。
乗ること15分、宿に到着。
温泉のおかげで、すぐ就寝。
おやすみなさい。
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