日本一周#12十文字〜巨大藁人形〜
2024年 3月12日
横手駅から出発。
青春18きっぷなので、駅員さんに見せて改札に通るのだが、おじいさんが駅員さんに文句を言ってて3分待った。
しかも時間通りに発車した電車に文句言ってた。
こういうこともあるのね、ギリギリを攻めないようにしよう。
10分だけ乗って、十文字駅に到着。
これこれ、こういう駅が好き。
久慈から旅のスタイルが変わった。久慈で観光地じゃない場所の魅力を知ってしまった。何もない、がある場所の魅力を。
十文字は、前回の記事で紹介した、『ふしぎの国のバード』で紙の街として出てくるのと、『ざつ旅』で出てきた鹿島様を見たくて下車。
鹿島様とは、民間信仰の神様。
村境に置いて、災厄や疫病が入ってこないように、ということらしい。
実際に行った場所も村境にあった。
川が境になってるのあるあるだよね。
歩くこと30分、少し迷ったけど神社ので発見。
いや、こわ。
これ、4mあるからね。
しかも神社の奥に安置されてる。
下から覗けば顔が見られるらしいけど、気圧されてこれ以上近付けない。
駅に行くまでにももう一体いた。
駅に到着。
昼前だし駅前でご飯買おうと思ったけど
駅前にコンビニなんて無かった。
久慈で頂いたかりんとうで凌ごう。
11:50 下湯沢から奥羽本線に乗り、新庄へ。そこで陸羽西線に乗り換えるのだが、トンネルを作ってるから2年間代行バスらしい。今年で完成予定。
最上川沿いだから、車窓楽しそう。
余目で乗り換えて、酒田に到着。あっという間に山形県。
駅前に観光案内所があり、無料レンタサイクルを借りようと思ったが、雨だから貸りられず。
徒歩だと1時間半の乗り換えの間の観光きついか...、と思ってると、観光案内所のおじさんおばさんが一緒にルート考えてくれた。
優劣とかじゃなくて、十文字駅との差よ。都会来たなぁ。
この街灯に書いてある「公益のまち」って何?って調べたら結構面白かった。
酒田は最上川で栄えた重要な港。
山形の酒田は、大阪の堺と同じ関係。
庄内平野のお米を、北前船(日本海で大活躍した海運船)に乗せて大阪、江戸に運んだ。
日本海運の中心とも呼ばれたくらい、重要な港だったみたい。
そこで莫大な利益を上げた商人たちは、ここで公共事業を行った。
つまり、“交易”と“公益”をかけて、公益の町として売り出してるみたい。
駅から徒歩20分くらい歩いて、その過去の繁栄ぶりを見られる場所へ。
米が、10000t収容できるらしい。
写真左のケヤキ並木と二重屋根で、倉庫内を温度を保つ工夫が施されてる。
ケヤキも意味あるんだね。新緑の時期が素晴らしく綺麗らしい。
映えとかじゃなくて、知識で楽しめたし大満足。
ここでようやく朝ご飯。
酒田といえば、ラーメン。去年のご当地ラーメン総選挙1位。そもそも山形はラーメンの消費量1位だもんね。でも、知名度低くて結構厳しいみたい。喜多方とか博多とかはやっぱ宣伝上手い。知名度と味は関係ないけどね。
駅に戻って来た。
観光案内所の方々にお礼に水を渡すと、笑顔で受け取ってくれた。
16:09 酒田駅で羽越本線に乗る。
村上駅で乗り換えて、新潟駅に到着。
本当なら新潟からフェリーに乗って佐渡島に行きたかったが、冬だからか欠航してた。
新潟駅はつい先月来たが、今日来たら駅が完成してた。ここまでの都会は、札幌振りじゃないか。
東京育ちなのに、ビルの高さに驚いてしまう。
夜景の綺麗な萬代橋を渡って、宿に到着。
ここは、選択とタオルも無料で、シャワーは24時間、チェックアウトは12時と、かなり良い宿だった。
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